和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

大道44/小説「新・人間革命」

2015年04月02日 07時36分03秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 4月2日(木)より転載】


【大道44】


 荒川文化会館での東京支部長会に引き続き、山本伸一は東京の代表幹部と懇談した。

 彼は、皆の報告に耳を傾けながら、会館の整備など、東京の未来構想について語っていった。皆の胸に、希望が大きく広がった。

 懇談が終わりに近づいたころ、伸一は、東京の首脳に視線を注いで言った。

 「学会本部のある東京は、広宣流布の電源の地です。東京は、今の何倍も強くなってほしいし、十分にその力をもっています。

 しかし、今のままでは、力は発揮されずに終わってしまう。そうならないために、私は、あえて言っておきます。

 東京には、幹部の数が実に多い。そのせいか、幹部同士に遠慮があり、自ら先頭に立って戦おうとするのではなく、皆が他人任せになっている傾向がある。『私が一切の責任をもちます』という気概が感じられません。

 強い組織というのは、すべての幹部が責任者の自覚で戦っています。そして、緻密に連携し合いながら、中心者をもり立てている。

 東京を見ていると、中心者をもり立てようとするのではなく、『我関せず』といった態度の人が多い。つまり団結できずにいる。その克服が最大のテーマです。

 また、東京は、大きな組織だけに、当然、各区・圏が、それぞれ責任をもって、活動を進めていかなければならない。と同時に、皆が“東京は一つである”との自覚で、何かあれば、飛んで行って守り、協力、応援し合っていくことが重要です。

 関西創価学会の場合、大阪、京都、滋賀、福井、兵庫、奈良、和歌山と、二府五県に及ぶ広大な地域です。しかし、関西の友には、自分たちは“栄誉ある常勝関西の同志である”との、強い誇りがある。

 たとえば、私が滋賀に行っても、他府県の同志が、『会長が関西に来た!』と言って、喜んでくださる。だから関西は強いんです」

 「われわれの偉大な力は数にあるのではなく、団結にある」(注)とは、アメリカ独立革命の思想家トマス・ペインの叫びである。

■ 小説『新・人間革命』の引用文献
 注 トーマス・ペイン著『コモン・センス』小松春雄訳、岩波書店




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牡丹の芽/今日の俳句 ≪第.1730号≫

2015年04月02日 07時16分39秒 | 今日の俳句
牡丹の芽/今日の俳句 ≪第.1730号≫

■<2015年(平成27年4月2日(木)>■



◆【主張】地方鉄道の再生 輸送と線路管理の経営分離で◆

【公明新聞:2015年4月1日(水)付】
https://www.komei.or.jp/news/detail/20150401_16609


地方の鉄道会社が抱える課題は、共通しているといえよう。利用客の減少で採算は悪化。半面、公共交通機関の立場を担うことから地域住民の移動手段を守らねばならない。相反するような課題を解消するには、会社が経営効率化と輸送サービスの改善に専念できる環境が必要である。

京都府と兵庫県の北部地域を走る京都丹後鉄道(旧北近畿タンゴ鉄道)が、きょう1日から「上下分離方式」による鉄道経営に切り替わる。線路を走る電車の運行業務と、線路の維持管理を別会社が経営する。

鉄道会社は線路の敷設や保守点検と輸送サービスを一体的に提供するのが通例だが、経営が悪化する地方の鉄道会社にとって一体的運営は負担が重い。上下分離で線路の維持・点検費用を削減できれば、運行業務を担う会社は余力を輸送サービスの改善に振り向けることができる。

“日本一のローカル線”の構築を掲げ、サービスの多様化で収益改善につなげている「わかやま電鉄貴志川線」(和歌山県)は、上下分離方式の成功例だ。こうした取り組みの成果もあり、兵庫県内を走る神戸電鉄をはじめ、全国各地で公明議員が上下分離方式の導入を提案している。超低床路面電車(LRT)の整備を進める栃木県宇都宮市でも導入の検討が始まった。上下分離方式は、地域の移動手段を守りつつ、鉄道経営を再生に導く地に足の着いた方法であろう。

上下分離方式を鉄道経営の改善に結び付けるには、政策的な支援も必要である。地方鉄道の利用客の大半は、地域で暮らす住民だ。地域住民の意向を十分に踏まえれば、地方であっても利用客の増加は期待できるのではないか。

公明党は高齢化社会の進展をにらんで中山間地域で、商店や診療所など生活に必要不可欠な施設を一カ所に集約する「小さな拠点」の整備を後押ししている。さらに、周辺の中山間地域同士を結び付ける役目として公共交通機関の活用を掲げている。中山間地域が小さな拠点を起点に鉄道で結ばれれば、ヒトとモノの交流が活発化し輸送サービスの需要も増加するだろう。

地方の暮らしを支えるための鉄道再生が望まれる。





     ※今日の俳句※



  隠国の風まだ荒し牡丹の芽
       高瀬哲夫



  誰が触るることも宥(ゆる)さず牡丹の芽
       安住 敦



  牡丹の芽ふくらみそめぬ穴太(あのう)積
       佐野美智



※ 牡丹の芽
 牡丹は寒気に強いために、他の植物に比べ春に発芽するのが早い。枯れた枝の先に、燃えるようなあるいは炎のような若芽が吹き出すのは、独特の感興を呼ぶ。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】




     ※わが友に贈る※


  不可能を可能に!

  それが法華経の兵法だ。

  世界が仰ぐ常勝関西よ

  不屈の信心で立て!

  師弟不二の大道を進め!


       4月2日



【聖教新聞:2015年4月2日(木)付】





     ※名字の言※


決意を込めて、ぎゅっと拳を握る。親愛の情を込めて握手する。相手の方をぽんとたたいて励ます。小さな孫の頭をなでるーーそれぞれの「手」には、それぞれの「思い」がこもっている



思想家の柳宗悦氏の言葉を借りれば、「手はただ動くのではなく、いつも奥に心が控えていて、これがものを創らせたり、働きに悦びを与えたり」する、ということだろう(『手仕事の日本』岩波文庫)。「手」は、その人の「心」でもある



ある婦人部員から手紙が届いた。かつて、がんを患った。局部麻酔で受けた手術の途中、我慢できずに訴えた。「手が冷たいんです」。すると、女性の看護師が優しく手を包み、さすってくれた。あの時の温かい真心が忘れられない、という



彼女は術後6年目に入り、経過は順調とのこと。今や、病に悩む友がいると聞けば、同苦の思いを伝える手紙やメールを送り、無事を祈りながら千羽鶴を折る。病気の経験のおかげで、あの手この手で人を励ます自分になれた、と感謝をつづっていた



心は心を動かす。しかし、言葉や行動にしなければ、心は届かない。照れくさがらず、臆病にならず、言葉にする勇気、ちょっと手を差し伸べる勇気。そこに温かい友情が通い、「励まし社会」の扉が開かれていく。(白)
                                   




【聖教新聞:2015年(平成27年)4月2日(木)付】



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4月1日(水)のつぶやき

2015年04月02日 01時45分06秒 | 日本

名古屋市名東区の有料老人ホームで93歳女性に暴行 職員3人逮捕(フジテレビ系(FNN)) - Yahoo!ニュース headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?…