和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

大道47/小説「新・人間革命」

2015年04月06日 09時37分35秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 4月6日(月)より転載】


【大道47】

 第三代会長となった山本伸一は、戸田城聖と仙台の青葉城址に立った日から七年後の一九六一年(昭和三十六年)十一月二十一日、再び、この地を訪問し、一首を詠んだ。

  「人材の 城を築けと 決意ます

     恩師の去りし 青葉に立つれば」

 この時、東北の同志は、人材城建設の誓いを新たにしたのである。

 また、伸一は、東北の青森の同志に、青森の「青」とは「青年」を意味し、「森」とは「人材の森」を意味すると訴えてきた。

 人材とは、いかなる人物をいうのか――。

 社会的に立派な地位や肩書、技能、財力などがあれば人材かというと、決して、そうではない。

 どんなに高い地位や優れた能力等があっても、それが、他人を見下したり、利己的な欲望を満たしたりするためのものであれば、人びとの幸福のために寄与する力とはならないからだ。

 人材とは、どこまでも広宣流布の誓願に生き抜く、信心の人である。広宣流布に生きるとは、自他共の幸福のため、社会の繁栄と平和のために生きるということである。この人生の根本目的が確立されることによって、自身のもっている知識も、才能も生かされ、大きく開花していくのである。

 人間の一切の力、可能性を引き出していくカギは、ひとえに信心にある。「信心」の二字には、すべてが納まっているのだ。ゆえに、人材の根本要件は、一言すれば、強盛な信心に立つことに尽きるのである。

 伸一は、東北の全同志が、広宣流布の大誓願に生き抜いてほしいとの思いを託して、「東北の歌」の制作に取り組んでいった。

 時刻は、既に正午を回っていた。

 彼は、とりあえず、東北女子部の勤行会を担当する女子部の幹部に伝言を託した。

 「皆さんに、次のように伝えてください。

 ――私は今、『東北の歌』を作っています。最初に、女子部の皆さんに聴いていただくために、会合が終了するまでに完成させます」



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紫荊(はなずおう)/今日の俳句 ≪第.1734号≫

2015年04月06日 06時45分17秒 | 今日の俳句

■<2015年(平成27年4月6日(月)>■



◆台湾・建国科技大学、池田大作SGI会長に感謝状◆


 台湾の名門・建国科技大学から池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長に「感謝状」が贈られた。

 SGI会長の傑出した教育・芸術貢献を讃えるものである。

 台湾中西部の彰化市に立つ同大学。工学、デザイン、管理などの学部を擁し、専門的な知識・技術をもつ有為な人材を育成する。豊かな人間性の開拓を目指し、芸術教育や国際交流にも力を注ぐ。

 同大学は台湾SGIと協力し、これまで環境問題や核兵器廃絶への意識を啓発する各種展示会を開催。学生が世界に目を開き、世界市民の自覚をもって社会に雄飛できるよう尽力してきた。さらに、同大学では、民主音楽協会の派遣講演も実施されている。3月19日の公演では、アルゼンチン・タンゴの楽団「ラ・フアン・ダリエンソ」とダンサーたちが華麗なステージを披露。学生へのタンゴのレッスンも行われた。

 陳繁興楽長は感謝状の授与にあたり、SGI会長の平和・文化・教育運動のリーダーシップを賛嘆し、次のように語った。「学生たちは、芸術からほとばしる歓喜の力を体感できます。また、確固たる国際観を育むとともに、芸術・文化への新たな視野を開くことができるのです。心から感謝の意を表したい」





     ※今日の俳句※



  紫荊枝の元末余すなく
       西山泊雲



  花紫荊帰化陶工の寄せ墓に
       奥村喜代子



  いとしめば紅よどむ蘇芳かな
       松根東洋城




※ 紫荊(はなずはう)・すはうばな・花蘇枋・花蘇芳
 中国原産のマメ科の落葉低木。日本へは江戸時代に伝わった。春、葉に先立ち枝のあちこちに紅紫色の小さな蝶形の花をつける。和名の紫荊は花の色が染料の蘇枋の色に似ていることからつけられたといわれる。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】




     ※今週のことば※


  勇気をもって語る。

  友を心から励ます。

  「声仏事を為す」だ。

  一日一日の勝利を重ね

  大勝利の5月3日を!


       4月6日


     ※☆*寸 鉄*☆※


創価大学で「周桜」観桜会。友好育む真心の交流を継承。金の橋を万代へ

     ◇

札幌市白石・厚別・中央区が栄光の春へ!師子の声轟かせ断じて勝ち取れ

     ◇

京都の山科・中京・下京。北区が怒涛の大行軍。楽土建設へ逆転勝利を!

     ◇

「時と潮流は人を待たない」詩人。立正安国へ前進の時。大充実の日々に

     ◇

新入学の未来部員おめでとう。学会の宝を皆で祝福。励ましで若芽は育つ


【聖教新聞:2015年4月6日(月)付】



     ※名字の言※


地区の集まりで、「夜間中学」の話がでた。第2次大戦前夜の混乱や貧困、学校でのいじめや病気により、十分な学校教育を受けられず、読み書きができない人が、日本に少なからずいる。その人たちのために、「夜間中学」の仕組みがある。ユネスコなど、世界から高い評価を受けている。この仕組みを守ろうという動きが、最近広がってきている



話の途中。70代の壮年が「僕が、まさにそうやねん」と。小学校も満足に行けなかった、という。子ども時代、傘を買うお金もなく、雨が降ったら学校を休んだ。「雨で休む貧乏人」といじめられ、学校に行けなくなった。もちろん、休むのには金銭的理由もあった



壮年は日雇い仕事で生きてきた。学会の先輩がやってきて、よく御書を教えてくれた。「任用試験を受けよう」と決めた。仏法用語は難しい。でも諦めなかった



ノートの1ページ目に「日」の字をぴっしり書く。「蓮」の字で次のページは埋まった。つぎに「大」の字、つぎに「聖」、「人」。そうして、文字一つ一つを覚え、ついに試験に合格した



「学会員やなかったら、今の僕はあらへんのちゃうかな。いや、絶対そうや」。壮年の話を聞いていた全員の顔が、紅潮した。皆の笑顔は、学会員である誇りに輝いていた。     (哉)



【聖教新聞:2015年(平成27年)4月6日(月)付】



彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡




紫荊(はなずおう)/今日の俳句 ≪第.1734号≫

2015年04月06日 06時44分42秒 | 今日の俳句

■<2015年(平成27年4月6日(月)>■



◆台湾・建国科技大学、池田大作SGI会長に感謝状◆


 台湾の名門・建国科技大学から池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長に「感謝状」が贈られた。

 SGI会長の傑出した教育・芸術貢献を讃えるものである。

 台湾中西部の彰化市に立つ同大学。工学、デザイン、管理などの学部を擁し、専門的な知識・技術をもつ有為な人材を育成する。豊かな人間性の開拓を目指し、芸術教育や国際交流にも力を注ぐ。

 同大学は台湾SGIと協力し、これまで環境問題や核兵器廃絶への意識を啓発する各種展示会を開催。学生が世界に目を開き、世界市民の自覚をもって社会に雄飛できるよう尽力してきた。さらに、同大学では、民主音楽協会の派遣講演も実施されている。3月19日の公演では、アルゼンチン・タンゴの楽団「ラ・フアン・ダリエンソ」とダンサーたちが華麗なステージを披露。学生へのタンゴのレッスンも行われた。

 陳繁興楽長は感謝状の授与にあたり、SGI会長の平和・文化・教育運動のリーダーシップを賛嘆し、次のように語った。「学生たちは、芸術からほとばしる歓喜の力を体感できます。また、確固たる国際観を育むとともに、芸術・文化への新たな視野を開くことができるのです。心から感謝の意を表したい」





     ※今日の俳句※



  紫荊枝の元末余すなく
       西山泊雲



  花紫荊帰化陶工の寄せ墓に
       奥村喜代子



  いとしめば紅よどむ蘇芳かな
       松根東洋城




※ 紫荊(はなずはう)・すはうばな・花蘇枋・花蘇芳
 中国原産のマメ科の落葉低木。日本へは江戸時代に伝わった。春、葉に先立ち枝のあちこちに紅紫色の小さな蝶形の花をつける。和名の紫荊は花の色が染料の蘇枋の色に似ていることからつけられたといわれる。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】




     ※今週のことば※


  勇気をもって語る。

  友を心から励ます。

  「声仏事を為す」だ。

  一日一日の勝利を重ね

  大勝利の5月3日を!


       4月6日


     ※☆*寸 鉄*☆※


創価大学で「周桜」観桜会。友好育む真心の交流を継承。金の橋を万代へ

     ◇

札幌市白石・厚別・中央区が栄光の春へ!師子の声轟かせ断じて勝ち取れ

     ◇

京都の山科・中京・下京。北区が怒涛の大行軍。楽土建設へ逆転勝利を!

     ◇

「時と潮流は人を待たない」詩人。立正安国へ前進の時。大充実の日々に

     ◇

新入学の未来部員おめでとう。学会の宝を皆で祝福。励ましで若芽は育つ


【聖教新聞:2015年4月6日(月)付】



     ※名字の言※


地区の集まりで、「夜間中学」の話がでた。第2次大戦前夜の混乱や貧困、学校でのいじめや病気により、十分な学校教育を受けられず、読み書きができない人が、日本に少なからずいる。その人たちのために、「夜間中学」の仕組みがある。ユネスコなど、世界から高い評価を受けている。この仕組みを守ろうという動きが、最近広がってきている



話の途中。70代の壮年が「僕が、まさにそうやねん」と。小学校も満足に行けなかった、という。子ども時代、傘を買うお金もなく、雨が降ったら学校を休んだ。「雨で休む貧乏人」といじめられ、学校に行けなくなった。もちろん、休むのには金銭的理由もあった



壮年は日雇い仕事で生きてきた。学会の先輩がやってきて、よく御書を教えてくれた。「任用試験を受けよう」と決めた。仏法用語は難しい。でも諦めなかった



ノートの1ページ目に「日」の字をぴっしり書く。「蓮」の字で次のページは埋まった。つぎに「大」の字、つぎに「聖」、「人」。そうして、文字一つ一つを覚え、ついに試験に合格した



「学会員やなかったら、今の僕はあらへんのちゃうかな。いや、絶対そうや」。壮年の話を聞いていた全員の顔が、紅潮した。皆の笑顔は、学会員である誇りに輝いていた。     (哉)



【聖教新聞:2015年(平成27年)4月6日(月)付】



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“プレゼン術”なる説得の技法が世に花盛りだが、技巧を凝らしても空疎な話もあれば、難しい表現は何もないのに、心を打つ話もある



テレビの映画番組で長く解説者を努めた水野晴郎さん。名作「シェーン」に感動して、思わず口にした「いやあ、映画って本当にいいもんですね」。思いをそのまま表したこの言葉が視聴者を引きつけ、水野さんの決めゼリフになった



台本をもとに演じる役者にも、似たことがいえる。名優・笠智衆さんの、淡々としながら、人の心に染み入る演技について、同じ俳優の小林薫さんが言っていた。「言葉になる以前のところは、無理にドラマチックに演じようと考えなくても、そこに自分が身を置けば自ずと出てくるんですよね」(「パンプキン」2月号)



人の心を動かすために、最も大事なのは言葉の巧みさではない。混じり気のない、本心からの言葉であるかどうか。評論家の加藤周一さんの言にこうあった。「ほんとうに信じていることと、信じていると信じようとしていることとは違う」と(『羊の歌』岩波新書)



その意味で、対話の名手とは確信の人であり、学会には、そうした言論の英雄が大勢おられる。言葉は、心を映す鏡。心を一段と磨き、相手の心に届く言葉を紡いでいきたい。     (江)





【聖教新聞:2015年(平成27年)4月6日(月)付】



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