和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

大道61/小説「新・人間革命」

2015年04月22日 09時39分14秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 4月22日(水)より転載】



【大道61)

 団結――その言葉を口にする時、山本伸一の目は厳しい輝きを放った。
 戸田城聖は、「学会は、人材をもって城となすのだ!」と語ったが、団結がなければ、創価城の人材の石垣も崩れてしまうからだ。
 伸一は、さらに訴えた。
 「『北陸の歌』の四番の三行目は、『誓願の北陸』としました。広宣流布の大誓願に生きる時に、歓喜あふれる地涌の菩薩の大生命がみなぎる。何ものをも恐れず、いかなる困難も乗り越えていける、無限の勇気と智慧と力が脈動します。大誓願に生きることが、最も人生を輝かせていける道なんです。
 北陸は、〝広布の誓願〟に生き抜かれた戸田先生の、ご生誕の地です。どうか、恩師の、その精神を受け継ぐ闘将の皆さんであってください」
 彼は、北海道の代表に視線を注いだ。
 「これから北海道の歌も作っていきます。
 どんどん各地の歌を作ります。方面ではなく、千葉や神奈川のように、県の歌を作って、お贈りすることもあります。
 今年は、新しい支部制がスタートした。その新しい前進を歌い上げていきたいんです。 戸田先生は、牢から出られて、学会再建に立ち上がられた時、獄中で自ら作詞した歌を歌われながら戦いを開始された。そして、『学会は、何があっても、堂々と歌を歌いながら、広宣流布を進めるんだ!』と言われた。
 私たちは、威風堂々と、歓喜の歌声を響かせ、前進していこうではありませんか!」
 県長会議のこの日、神奈川の歌「ああ陽は昇る」と北陸の歌「ああ誓願の歌」に曲がつけられた。作曲を担当したのは、いずれも、「東京の歌」を手がけた小学校の音楽教諭の青年である。作業は、創価文化会館内の金舞会館にあるピアノを使って行われた。
 伸一は、県長会議終了後、神奈川、北陸のメンバーと金舞会館に足を運び、曲のイメージを語り、アドバイスを重ねた。
 二日後の十日、この二曲の歌詞と楽譜が「聖教新聞」に発表された。感動が走った。




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:木蓮/今日の俳句 ≪第.1750号≫

2015年04月22日 07時10分02秒 | 今日の俳句
◇<2015年(平成27年4月22日(水)>◇

◆ブラジル全土で教学試験 1万1200人が受験◆

 ブラジルSGIの教学試験が3月29日、全土355会場で一斉に行われた。
 1級試験と2級試験が実施され、合わせて1万1259人が受験。船やバスを乗り継ぎ、会場に足を運んだメンバーや、アマゾンの森林地帯を通って、試験に臨んだ同志など、教学で立つ友の求道の志が輝いた。
 試験は、「四恩抄」「法華初心成仏抄」「諸法実相抄」「教学の基礎」「創価学会の歴史」等から出題。
 同SGIのコウサカ理事長は、サンパウロ市内の会場を訪れ、受験者の挑戦を心からたたえた(写真)。
 試験終了後、各会場では、研鑽の成果を発揮したメンバーの充実の笑顔が広がった。
 「何度も御書を読んで、心に刻み、信心を深めることができました」(男子部のダニロ・ヌネス・ダバンソさん)


【聖教新聞:2015年4月21日(火)付】
http://www.seikyoonline.jp/index.html




     ※今日の俳句※



  木蓮のため無傷なる空となる
       細見綾子



  白木蓮咲きしを閨のあかりとす
       井上 雪



  はくれんのとどく二階の子のうまゐ
       小原俊一




※ 木蓮・紫木蓮・白木蓮・白れん・木蓮華
 中国原産のモクレン科の落葉低木。三ー四月に葉に先がけて紫色の花を開く。花は六弁で、長さは、一〇センチ前後。日本に伝わったのは古いと思われる。
 木蓮には白色花はなく、白れんとは同属の白木蓮のこと。ともに庭木として好まれる。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】




     ※わが友に贈る※


  人と会い 語ることが

  広宣流布だ。

  先入観にとらわれるな。

  心を開いた対話で

  地域に友情の沃野を!


        4月22日




     ※☆*寸 鉄*☆※


牧口先生の選集が中国で発刊。偉大な人間教育の思想と実践。世界が絶賛

     ◇

茨城の水戸・古河・龍ヶ崎市よ豪快に攻め上がれ!共に肩組み勝利の凱旋を

     ◇

福岡の春日市・田川市よここからが正念場!炎の負けじ魂で断固押し勝て

     ◇

「真剣でなくては悔いが残るぞ」恩師。一瞬一瞬真剣勝負!黄金史を残せ

     ◇

公明は人知れず悩む弱者に寄り添う政党ー識者。立党の精神胸に堂々戦え

【聖教新聞:2015年4月22日(水)付】





     ※名字の言※


生垣などに使われるベニカナメモチの若葉は、燃えるように鮮やかだ。赤く見えるのは、葉の中のアントシアニンという色素であり、一説では、紫外線から葉緑体を守る働きをしているという。葉緑体の機能が発達して守る必要がなくなれば、葉は赤から緑に。ここでも、環境との応戦はやむことがない。



米(アメリカ)の詩人ホイットマンの研究家であるカービナー博士が、興味深い話をしていた(19日付)。詩集『草の葉』が、版を重ねるたびに手直しされたことは有名だが、さらに表紙の色も、著者の意向で、初版は緑、第3版は赤茶、最終版は褐色に変えられた



緑は30代半ばの著者自身の力強い生命を、赤茶は迫りくる南北戦争で流されるであろう兵士の血を、褐色は晩年の心を映し出していたという。常に時代を敏感に察知し、生涯をかけて民衆の心に語り続けた詩人の真骨頂を見る思いだ。



先日の日曜朝の集い。ある青年は、池田名誉会長が青年部に贈った『草の葉』の一節を暗証して一日をスタートした。「さあ、出発しよう!悪戦苦闘をつき抜けて!決められた決勝点は取り消すことができないのだ」(富田砕花訳)



行く手には雨の日も嵐の日もある。しかし民衆の大地にがっちり根を張った創価の雑草魂ほど朗らかで強いものはない。     (進)



【聖教新聞:2015年(平成27年)4月22日(水)付】



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