和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

大道66/小説「新・人間革命」

2015年04月28日 07時40分47秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 4月28日(火)より転載】



【大道66)


 長野県の記念幹部会の最後に、山本伸一は、力を込めて訴えた。

 「御仏意のままに進む信心の世界には、いっさい、無駄というものはない。いかなることも、不屈なる闘魂と歓喜の信心がある限り、すべて、新しい価値創造の源泉となり、大福運となることを確信していただきたい。

 私は、『“新生・長野”万歳!』と、声を大にして叫びたいのであります」

 幹部会が終わると、彼は県の幹部に言った。

 「今日の幹部会に参加できなかった方のために、明日二十四日に記念勤行会を開きましょう。希望者が多ければ、何度でも行います。皆さんを励ましたいんです」

 八月二十四日は、伸一の入会三十一周年の記念日である。記念勤行会は、午後二時から行われた。会場の松本平和会館は、次々と集って来る参加者であふれた。

 この席で彼は、入会の日を回想しながら、自身の心境を語った。

 「あの日以来、広宣流布に一人立たれた戸田先生に仕え、自らも未曾有の大願に生きることを定めた激闘の人生でした。元来、病弱であった私は、八月二十四日がめぐり来るたびに、“今年も、よくぞ生き抜いてこれたな”との実感をいだいていました。

 その私が、こうして元気に広宣流布の指揮を執ることができる。広布に生きるならば、己心の仏の大生命を開くことができるんです。これが、仏法の御本尊の力なんです!。」

 午後四時には、二回目の勤行会が開催され、ここにも、多くの同志が詰めかけた。

 伸一は、その後、近隣の学会員の激励などに回り、午後八時過ぎに松本平和会館に戻ると、また、たくさんの同志(とも)が待っていた。

 三回目の勤行会で、彼は呼びかけた。

 「どうか、自分を大切に、家族を大切にーーそして、和楽の家庭を築いてください。私は、皆さんを守るために走り続けます!」

 この日、彼は万感の思いを句に詠んだ。

 「忘れ得ぬ この日は信濃で 指揮とれり」

                                                           (この章おわり)



☆彡------☆★☆★☆*------彡☆o☆:*:.♪☆★☆*------☆彡


金縷梅(まんさく)/今日の俳句 ≪第.1756号≫

2015年04月28日 07時33分22秒 | 今日の俳句


◇<2015年(平成27年4月28日(火)>◇



     ◆未来部機関紙が完成◆

 未来部機関紙の5月号が完成した。小学生向けの「少年少女きぼう新聞」で池田大作名誉会長がつづる「希望の虹」の第14回は「医学者 野口英世 エンジン全開! さあ、やってみよう!」。
 中学・高校生向けの「未来ジャーナル」で連載する名誉会長の「未来の翼」の第14回は「イタリアの『花の都』 『負けじ魂』光る 努力の天才たれ!」。今号には、高等部・中等部の各種人材グループの募集要項を掲載している。
 両紙ともに月刊、オールカラー12ページ。定価54円(税込み)。

【聖教新聞:2015年4月27日(月)付】
http://www.seikyoonline.jp/index.html




     ※今日の俳句※



  雪撓ひしてゐて金縷梅咲きにけり
       加藤知世子



  金縷梅や帽を目深に中学生
       川崎展宏



  まんさくの花びら縒を解きたる
       仁尾正文

       


※ 金縷梅・満作・まんさくの花
 マンサク科の落葉低木あるいは小高木で、春を告げる花。山谷に自生するが、観賞用としても珍重される。
 金縷梅(満作)の名は早春、他に先駆けて「まず咲く」ことから転じたとも、紐状の黄色い四弁花が稲の豊年満作思わせるからともいわれる。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】




     ※わが友に贈る※


  広布の会場提供者や

  ご家族に御礼の言葉を!

  多くの方の支えで

  広布は堂々の前進。

  新たな峰へ共に出発だ!


        4月28日




     ※☆*寸 鉄*☆


「立宗の日」。創価の三代ありて立正安国の魂は現代に。いざ次の峰へ躍進

     ◇

会長(SGI)の信頼に呼応した青年の手で未来は創られるー博士(インド)。社会の柱たれ!

     ◇

「二人・三人・百人と」御書。縁した一人を大切に。妙法流布はそこから

     ◇

公明党よ支持者の真心に行動と結果で応えよ。総力挙げて地方創生の舵を

     ◇

日本語指導が必要な外国籍の子供が過去最多と。共生の心育む教育も急務


【聖教新聞:2015年4月28日(火)付】





     ※名字の言※


レスリングの女王・吉田沙保里選手の自室に、一つのメダルがあるという。7年前、国別対抗戦のW杯で、自身が負けてチームが3位に終わった時の“銅メダル”だ



外国人選手に初めて敗戦を喫し、自らの連勝記録も119でストップ。ショックで打ちひしがれたが、悔しい気持ちを力に変え、五輪3連覇、世界選手権12連覇へとつなげた



自分を強くしてくれた悔しさを忘れない。メダルは、そのためのもの。吉田選手はつづっている。“どん底に叩き落されたって、また這い上がればいい。上を目指せば、何度でも頂点に立つことができる”と(『明日へのタックル!』集英社)



「顰像」といわれる徳川家康の正三ががある。三方ヶ原の戦い(1572年)で、武田信玄の軍略にはまり、戦いに城を出て大敗を喫したとき、家康が描かせたとされる、家康は、その苦虫をかみつぶしたような自身の姿を見て、終生、戒めにしたというが、吉田選手の話は、それをほうふつさせる



誰であれ、人生、いつも思い通りということはない。挫折は必ずある。新年度がスタートして1ヶ月。新たな舞台で奮闘する友らに、「負けじ魂で進め」とエールを送りたい。勝利は、何があっても諦めなかった人。負けなかった人に必ず訪れる。     (馨)



【聖教新聞:2015年(平成27年)4月28日(火)付】



彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡



4月27日(月)のつぶやき

2015年04月28日 01時46分24秒 | 日本