和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

:革心1/小説「新・人間革命」

2015年04月29日 06時44分06秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 4月28日(火)より転載】



【革心1)

 歴史は動く。時代は変わる。

 それを成し遂げていくのは、人間の一念であり、行動である。

 一九七八年(昭和五十三年)八月十二日、日本と中国の間で「日中平和友好条約」が調印され、今、“日中新時代”の幕が開かれようとしていた。

 九月十一日午後零時半(現地時間)、中日友好協会の招聘を受けた、山本伸一を団長とする第四次訪中団二十二人は、上海虹橋国際空港に到着した。伸一の訪中は、三年五カ月ぶりである。

 タラップに立つと、さわやかな風が〓をなでた。秋の気配を感じさせる風であった。彼方に見える、木々の深緑がまばゆかった。

 伸一がタラップを下りると、中日友好協会の孫平化秘書長らの笑顔が迎えてくれた。

 「山本先生! ようこそ! ようこそ、おいでくださいました」

 孫秘書長の差し出した手を、伸一は、ぎゅっと握り締めながら言った。

 「お招きいただき、ありがとうございます。わざわざお出迎えいただき、恐縮です」

 「私も三十分ほど前に北京から到着したばかりなんです」

 孫平化は、第一次訪中以来、誼を結ぶ、既に「老朋友」(古くからの友人)である。

 このころ、日中間の友好ムードは急速に高まり、それにともない、中日友好協会の秘書長である彼は、多忙を極めていたにちがいない。そのなかを、上海まで来てくれたのである。伸一は、その信義に応える意味からも、今回の訪中を、日中間にとって実りあるものにしていかなければならないと思った。

 訪中団一行は、中国側が用意してくれた十六台の車に分乗し、宿舎となる錦江飯店に向かった。人びとが行き交う街路を見ながら、伸一は思った。

 “あの日中国交正常化提言から、ちょうど十年か……。歴史の歯車は、大きく回り始めた。社会制度は違っても平和を願う同じ人間同士である。必ず万代の友好を築くのだ!”


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しどみの花/今日の俳句 ≪第.1757号≫

2015年04月29日 06時11分18秒 | 今日の俳句



◇<2015年(平成27年4月29日(水)>◇




◆イタリア・トリノ県ヴェッルア・サボイア市で核兵器廃絶への挑戦展◆



 イタリア北西部のトリノ県ヴェッルア・サボイア市内で、SGI(創価学会インタナショナル)制作の「核兵器廃絶への挑戦」展が開催されている(4月18日~5月3日)。

 オープニング式典が18日、同市内で盛大に行われ、同市のパオラ・モスコローニ市長をはじめ多数の来賓が出席した。

 トリノ県の東部に位置するヴェッルア・サボイア市は、人口1500人に満たない〝小さな街〟だが、見晴らしの良い高台にあり、古来、堅牢な城塞が築かれた要衝である。中世から第2次世界大戦下の抵抗運動に至るまで、戦火の歴史が刻まれている。

 同展を主催するイタリアSGIピエモンテ州東方面のパオラ・ガルバリーノ婦人部長は、力を込める。

 「今回の展示会は、〝戦争の砦〟を擁する地域での開催となりました。私たちは、一人でも多くの人々の心に〝平和の砦〟〝希望の砦〟を築く機会にしていきたいと強く願っています」

 オープニング式典で登壇したモスコローニ市長は語った。

 「わが市が、この展示会に協力した理由はSGIの信念と行動に共感したからです。長きにわたり、戦乱に苦しんだこの地から、核兵器廃絶への潮流を広げる意義は極めて大きいのです」


【聖教新聞:2015年4月28日(火)付】
http://www.seikyoonline.jp/index.html




     ※今日の俳句※



  土ふかくしどみは花をちりばめぬ
       軽部鳥頭子



  花しどみ田毎の畦はつくろはず
       能村登四郎



  しどみ野にまぎれてゐたり出羽の国
       岡井省二

       


※ しどみの花・草木瓜
 山野に自生する三〇~六〇センチのバラ科の落葉小低木。草木瓜のこと。四ー五月ごろ朱紅色の木瓜に似た五弁の花を開く。果実は夏に黄色に熟し、食べると酸味がある。
→志多見の身(秋)

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】




     ※わが友に贈る※


  朝晩の勤行・唱題から

  規則正しい

  生活のリズムを!

  満々たる生命力で

  充実の一日一日に!


        4月29日




     ※☆*寸 鉄*※


会長(SGI)の詩には生命の開花促す精神の鼓動がー博士(アメリカ。世界を励ます桂冠詩人と

     ◇

東京・大田の日。地域に友情と信頼のスクラム!師弟源流の誇り胸に前進

     ◇

「善き友を持つことが、仏道修行のすべて」仏典。学会は尊き善知識の集い

     ◇

中小企業での育児休業の取得を支援ー厚労省。親と子を守れば未来が輝く

     ◇

フットワークとネットワークが公明議員の持ち味ー識者。これからが本番




【聖教新聞:2015年4月29日(水)付】





     ※名字の言※


大病で入院した多宝会の壮年は生気を失い、ふさぎ込んでいた。ある日、妻が小箱を持ってきた。中に一輪の花。壮年が自宅の庭で、咲く直前まで丹精込めた花を、病院の許可を得て見せてあげたのだ



以後、驚くほど回復し、元気に退院した壮年が、あの日のことを語った。「花が“また来年も割かせてね”と語り掛けてきたよ。俺の人生、このまま枯れて終われるかって奮起した」。育てた花が、育て親の壮年に生命力を吹き込んだ



今月25日、建設が進む新・「東北文化会館」の敷地内の花壇に、未来部員たちが「ど根性ひまわり」の種をまいた。この種は東日本大震災が起きた年の夏、宮城県石巻市で、がれきの中に咲いたヒマワリの子孫で、5世代目にあたる



61年前の昭和29年4月25日、池田名誉会長と恩師・戸田第2代会長は、地元青年部らと青葉城址に上った。そこで恩師は「学会は人材をもって城と成す」と指針を残した。その精神を受け継ごうと、種をまく日を選んだのだ



「花はその主の心の色に咲く」ともいう。種をまき、育てた人の心根を映すように、花は咲く。花を見て人は、自らの心にある負けじ魂を思い出し、決意を新たにする。花は心。百花咲き薫る春を、誓いの季節にしたい。     (代)





【聖教新聞:2015年(平成27年)4月29日(水)付】



彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡



しどみの花/今日の俳句 ≪第.1757号≫

2015年04月29日 06時09分46秒 | 今日の俳句



◇<2015年(平成27年4月29日(水)>◇




◆イタリア・トリノ県ヴェッルア・サボイア市で核兵器廃絶への挑戦展◆



 イタリア北西部のトリノ県ヴェッルア・サボイア市内で、SGI(創価学会インタナショナル)制作の「核兵器廃絶への挑戦」展が開催されている(4月18日~5月3日)。

 オープニング式典が18日、同市内で盛大に行われ、同市のパオラ・モスコローニ市長をはじめ多数の来賓が出席した。

 トリノ県の東部に位置するヴェッルア・サボイア市は、人口1500人に満たない〝小さな街〟だが、見晴らしの良い高台にあり、古来、堅牢な城塞が築かれた要衝である。中世から第2次世界大戦下の抵抗運動に至るまで、戦火の歴史が刻まれている。

 同展を主催するイタリアSGIピエモンテ州東方面のパオラ・ガルバリーノ婦人部長は、力を込める。

 「今回の展示会は、〝戦争の砦〟を擁する地域での開催となりました。私たちは、一人でも多くの人々の心に〝平和の砦〟〝希望の砦〟を築く機会にしていきたいと強く願っています」

 オープニング式典で登壇したモスコローニ市長は語った。

 「わが市が、この展示会に協力した理由はSGIの信念と行動に共感したからです。長きにわたり、戦乱に苦しんだこの地から、核兵器廃絶への潮流を広げる意義は極めて大きいのです」


【聖教新聞:2015年4月28日(火)付】
http://www.seikyoonline.jp/index.html




     ※今日の俳句※



  土ふかくしどみは花をちりばめぬ
       軽部鳥頭子



  花しどみ田毎の畦はつくろはず
       能村登四郎



  しどみ野にまぎれてゐたり出羽の国
       岡井省二

       


※ しどみの花・草木瓜
 山野に自生する三〇~六〇センチのバラ科の落葉小低木。草木瓜のこと。四ー五月ごろ朱紅色の木瓜に似た五弁の花を開く。果実は夏に黄色に熟し、食べると酸味がある。
→志多見の身(秋)

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】




     ※わが友に贈る※


  朝晩の勤行・唱題から

  規則正しい

  生活のリズムを!

  満々たる生命力で

  充実の一日一日に!


        4月29日




     ※☆*寸 鉄*※


会長(SGI)の詩には生命の開花促す精神の鼓動がー博士(アメリカ。世界を励ます桂冠詩人と

     ◇

東京・大田の日。地域に友情と信頼のスクラム!師弟源流の誇り胸に前進

     ◇

「善き友を持つことが、仏道修行のすべて」仏典。学会は尊き善知識の集い

     ◇

中小企業での育児休業の取得を支援ー厚労省。親と子を守れば未来が輝く

     ◇

フットワークとネットワークが公明議員の持ち味ー識者。これからが本番




【聖教新聞:2015年4月29日(水)付】





     ※名字の言※


大病で入院した多宝会の壮年は生気を失い、ふさぎ込んでいた。ある日、妻が小箱を持ってきた。中に一輪の花。壮年が自宅の庭で、咲く直前まで丹精込めた花を、病院の許可を得て見せてあげたのだ



以後、驚くほど回復し、元気に退院した壮年が、あの日のことを語った。「花が“また来年も割かせてね”と語り掛けてきたよ。俺の人生、このまま枯れて終われるかって奮起した」。育てた花が、育て親の壮年に生命力を吹き込んだ



今月25日、建設が進む新・「東北文化会館」の敷地内の花壇に、未来部員たちが「ど根性ひまわり」の種をまいた。この種は東日本大震災が起きた年の夏、宮城県石巻市で、がれきの中に咲いたヒマワリの子孫で、5世代目にあたる



61年前の昭和29年4月25日、池田名誉会長と恩師・戸田第2代会長は、地元青年部らと青葉城址に上った。そこで恩師は「学会は人材をもって城と成す」と指針を残した。その精神を受け継ごうと、種をまく日を選んだのだ



「花はその主の心の色に咲く」ともいう。種をまき、育てた人の心根を映すように、花は咲く。花を見て人は、自らの心にある負けじ魂を思い出し、決意を新たにする。花は心。百花咲き薫る春を、誓いの季節にしたい。     (代)





【聖教新聞:2015年(平成27年)4月29日(水)付】



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4月28日(火)のつぶやき

2015年04月29日 01時43分31秒 | 日本