和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

奮迅30/小説「新 ・人間革命」

2013年06月07日 16時46分44秒 | 今日の俳句
  小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)6月7日(金)より転載】


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奮迅30(6/7)

 西峯富美は、福井県に二男五女の六番目として生まれた。
家は貧しく、中学校を卒業すると働きに出た。

 一九六二年(昭和三十七年)、知人の紹介で、東京・目黒区で中華料理店を営む夫の功と結婚。
その時、学会員であった功に勧められて入会した。
しかし、夫に従っただけで、一生懸命に信心に励むわけではなかった。

 やがて夫妻は、中華料理店をやめ、仕出し弁当店を始めた。

 富美が発心した契機は、結婚して五年目に生まれた長男が、生後四カ月で肺炎にかかり、他界したことであった。
心は無残に打ちのめされた。
宿命の厚い壁を感じた。

 その時、親身になって、優しく、力強く励ましてくれたのが学会員であった。

 「あなたが信心に励んで、幸せになっていくことが、亡くなった坊やへの最大の供養になるのよ。
いつまでも悲しんでいては、坊やも悲しむわ。
きっと坊やも、“ママ、元気になってね!”って応援していると思うわ」

 その言葉は、彼女の心に熱く染みた。
 “そうだ。強くならなければ。亡くなったあの子の分まで、信心に励もう”

 富美は、婦人部員として学会活動の第一線に立つようになった。

 六八年(同四十三年)、調理場の油鍋の火が天井に燃え移り、大火災になりかけた。
しかし、近所の商店の人たちが消火器で消し止めてくれ、小火ですんだ。
消防車が到着する前に鎮火し、放水せずに終わった。
 富美は“守られた!”と思った。
以来、夫妻は、火の扱いには人一倍神経を注ぐとともに、商店街の人たちに対して深い感謝の思いで交流を図っていった。
すると、地域での信頼も増した。
“変毒為薬”を心の底から実感し、仏法の功徳を噛み締めるのであった。

 信心ある限り、人生の不遇も、失敗も、すべて生かし切っていくことができる。
ゆえに、仏法者に行き詰まりはない。
「ただ唱題」「ただ、ただ広布」――その炎のごとき一念と実践が、暗夜を開いていくのだ。



筒鳥/今日の俳句 第1307号

2013年06月07日 05時18分45秒 | 今日の俳句
    ◇筒鳥/今日の俳句◇

    ◇※第1307号※◇


 2013年(平成25年)6月7日(金)


※6月7日※
■ 母親大会記念日
 1955年のこの日、東京・豊島公会堂で第1回母親大会が開催された。
 1954年、ビキニ環礁での水爆実験実施をうけ、日本婦人団体連合会は国際民主婦人連盟に原水爆禁止を提案し、世界母親大会がスイスで開かれることになった。これに先立ち第1回日本母親大会が開催された。
 「生命を生みだす母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます」のスローガンの下に、生命と暮らし、子供と教育、平和、女性の地位向上等に関する分科会や講演会等が開催される。

■ 緑内障を考える日
 緑内障の患者やその家族で作る「緑内障フレンド・ネットワーク」が制定。
 六(ろく)七(な)で「りょくない」の語呂合せ。

■ むち打ち治療の日
 むち打ち治療協会が制定。
 「む(6)ちうちをな(7)おそう」の語呂合せ。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


   ■※今日の俳句※■


 
 筒鳥を幽かにすなる木のふかさ
        水原秋櫻子


 森遠し筒鳥は世の外に鳴き
        猪俣千代子


 筒鳥や遥かを船のゆくごとし
        黒鳥一司


【季語の解説】
※ 筒鳥。
 大きさと色が郭公によく似たホトトギス科の渡り鳥で、四月頃渡来し、高原や低山地帯に棲む。
 ぽんぽんと竹筒をたたくように低い声で鳴き、聞きとりにくいことから山の隠者などとも言われ、何か寂し味のある声は幽玄そのものである。
 同類のホトトギス科の鳥でも、時鳥や郭公よりもしみじみとした潤いのある声であるが、あまり詩歌に詠まれていないのが残念である。

【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】


       ■

   ※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)6月7日(金)より転載】


       ■


     ※わが友に贈る※


  「仏法と申すは道理」

  睡眠時間の確保など

  疲れをためないよう

  賢明な生活を!

  健康第一で前へ!

 
      ◇6月7日◇


       ■


    ◇※寸 鉄※◇


 対話なき時代にあって、会長(SGI)の姿こそ人類の鑑ー副総裁(サハ)。弟子よ勇み続け

        ◇

 東京・大田が奮戦。完勝の決定打は我らの手で!揺るがぬ師弟源流の誇り

        ◇

 「叶ひ叶はぬは御信心により候」と大聖人。祈って動く。これが常勝の鉄則

        ◇

 きょう高等部結成の日。次代を担う鳳雛よ学びに学べ!鍛えの汗が親孝行

        ◇

 自転車の「傘差し」運転は法律違反。事故の撲滅へ厳守。天候不順な今こそ


6月6日(木)のつぶやき

2013年06月07日 01時35分49秒 | 広島カープ

    ◇郭公(かっこう)/今日の俳句◇

    ◇※第1306号※◇

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