このところ、天気予報が直前でコロっと変わる日が続いています。
講義のある水曜日は、当初、晴天の予報がずっと続いていたのですが、直前になって雨時々曇りになり、主宰者的にはヒェ~。。。という感じです。
当日、講義内容を一部変更いたしました。
で、どうしてもやっておきたかったのが、カボチャ苗の定植。
午前中はまだ雨も降っていなかったので、今回は、通常最初に行う「前回講義時からの振り返り」を後回しにして、それ行け!とばかりに決行しました。
カボチャ苗は、今期、最初に「定植」するアイテムです。
苗を植えていただく前に、定植する時期や定植時の注意点、その後の管理まで細かいことをご説明しました。
カボチャの苗の定植は、苗を植える行為だけではなく、その前後で色々とあります。
教室では、カボチャの苗の定植作業と並行して、ツルを伸ばす部分に麦を種まきします。
麦は、「マルチ麦」とか「リビングマルチ」とか言われているタイプのものです。
立ち枯れるタイプの麦で、稲わらの代わりになります。
これを交替で皆さんに種まきしていただきました。
種まきといっても手でポチポチポチ・・・と播くのではなく、「播種機」という器具を使っての種まきになります。
ベビーカーを動かすような感じで使う道具です。
播種機は便利なのですが、私には持ち手が短すぎます。も少し持ち手の長さが長くて高いと作業しやすいのになと思うのですが、昭和の前半くらいの日本人の背丈に合わせた道具なのでしょうかね。
さて。
この時期、まだ千葉市は寒い日も多く、少なくともゴールデンウィーク明け頃までは遅霜の恐れがあります。
去年は5月8日に最後の遅霜がありました。
なので、農業実践教室では、この時期のカボチャを定植する時には保温と霜対策を同時にやっておくのが通例です。
まずは保温。
ポリフィルムでトンネルを作ります。
・・・・と、ここで問題が発生しました。
苗定植まではサクサクと進んでいたのですが、猛烈な強風が吹き始めて、一旦ほぼ張り終えた・・・・と思ったところで、フィルムをブォ~ンと風に持っていかれました。
数名でフィルムを握っていたのに、全く歯が立ちません。
風って怖いとしみじみと感じました。
午後の方が風は強まるだろうなあと思いつつ、この状況では何ともならないということで、一度断念。。。
そして、午後。
これ以上待っても風は止まないだろうということで、暴風ではないタイミングを見計らって・・・それなりに風が吹く中、全員で再度チャレンジしました。
今度は、端から順にパッカーで留めると同時にマイカ線を張り、手が空いている人は全員でポリフィルムを押さえて・・・・。
ふふふん、今度は大丈夫です。
普通はこんな強風の中やらない作業でしょうが、これはこれで学びの多い作業となりました。
最後に霜よけにもう一段不織布を張って出来上がり。
管理できない日があることを前提に環境を整えましたが、ポリフィルムと不織布の上げ下げの管理は、できるだけ行っていきます。
どーか、無事に大きくなりますように!