今朝、ふと朝の冷え込みがずいぶん和らいだような気がしました。
ワタシの鼻は花粉症真っ最中で、いよいよ春が近づいてきたことを実感する今日この頃です。
そしてこの時期の畑は、春の兆しを感じて・・・というか、春だぜっ!と先走ったコマツナが、花を咲かせちゃったりしてします。
そろそろ春の作付けに向けて畑の準備が忙しく始まります。
この辺では「梅の花の咲く時期」を目安に種まきを始めたりしていたそうで・・・。
畑に種を播いたり、苗を植えたりする前にやらなければならないこと。
それは、いくつかあります。
まず、作付けする量と位置を決めなければなりません。
作物は、同じ場所で同じ作物を連続して作り続けると病気になったり収穫量が落ちたりします。
土を消毒して、土の中の「色んな事情」をゼロにリセットして行う農業の場合は、作付けする場所とか考えずに、毎年同じ作付けでもオッケーです。
でも、そーゆーことをしない農業の場合は、土の中の色んな事情を考慮して、作付けする位置をどーするか、ちゃんと考えなければなりません。
たいてい、品目ごとの作付け位置を毎年少しずつ変えて同じ場所で連続して栽培しないようにします。
品目ごとの作付け位置を毎年少しずつ変えていくことを「輪作」と言います。
輪作は最初の区画の決定が肝心!
こんな風にバチっと決めます。
ハウスの中も何気なく区画で植えられているように見えますが、バッチリと輪作体系が考慮されているらしいです。
教室の畑も、常世田さんが輪作をきちんと考えた上で栽培区画を決定してくれました。
今回、栽培区画の一角をフリースペースにしてくれました。
そこでは、試してみたいモノをちょこっとだけ栽培をしてみたり、比較対象で少量だけ作ってみるものを栽培してみたり。。。
極めて理科的な教室を楽しんでいただければと思います。