染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

育児講座を聞きました。

2010年06月03日 22時09分31秒 | 子供


保育園の育児講座を聞きました。

富士市で、もりの と言う絵本や玩具を扱っているお店の方だそうですが、まあよく話す方でした。
時間が経つにつれ、何とも納得がいきません。イクメンはダメだ そうです。
話しの中で何度もダメだダメだと出てきて、イクメンがなんだか知りませんでしたが、どうも育児に参加する父親の事を言ってるようである。彼曰く父親の育児参加は子供にとってマイナスでしかないようである。
「あんなのはダメだ。6歳までは母親と信頼関係を築く時期である」と言っている。
後ろ半分はまあいいとしても、なんで母親に何もかもやらせなくてはならないのか理解できない。
話しを良く聞いていると「父親は教育する事が好きな生き物である」とのこと。
勝手に決めつけないでほしいのですけど。

他にも色々言ってはいたが、石原慎太郎を引き合いに出して、
「彼は子供が10歳まで一緒にご飯を食べなかった。父親を実践していた。だから子供が良く育っている」
そうでしょうか。自分の事は棚に置いときますけど、石原慎太郎の子供がそれほど人間的に立派であるとは思えません。彼は子供が嫌いだから一緒にいなかっただけだと思う。

話しは納得できるところもありました。
家での遊び空間の確保や、遊びやすく片付け易い棚の配置など、講座の前半部分はありきたりな内容と他の育児講座や、育児論の批判と自身の理論の自画自賛でありました。自分の講座は何年やっていて、何百人も受講者がいるとかなんとかも言っていましたな。
また、自分の講座を受けた親の子は6歳でカレーを作れる。とか自慢していました。
これくらいの内容だったら、例年通りなんですが、父親の育児参加はダメだと言ってからこれまでの内容が全て台無しです。

ちょっと憤慨して、帰宅しましたが、まあちょっと聞いてよって、仕事から帰ってきた相方に話しました。
「こんなプリントもらってさ、コレコレこういう訳なんだけど、どうなの? 僕はこの場に居ていいのかっておもったね」
と、あった事を話しましたら、相方は相変わらず冷静で、
「まあ、育児なんて決まった方法何て無いから入り用な所だけもらっとけばいいんだよ。父親が家に居なくて、どうにもならない人が救いを求めていけばいいんじゃない?」
まあ、言われてみればその通り。そういう考えの人もいるって事でいいのですけど。

でもそれを保育園で講演させるってことには大反対します。
だって、基本共働きの家族しか子供を預けられないところで、父親の育児参加に文句を付けるとは何事か。両親働いているんなら、どちらも家事も育児もできる事はやらなくてはなりません。父と母で、できる事は何でもやるべきだし、できない事はやってもらうべきである。
何でもかんでも母親がやっていたら、仕事なんてできないよ。そしたら、保育園にいられない。

こんな人を呼んだ保育園も保育園である。

まあ、彼の推奨している育児法なんかは、無意識にやっていた。だから、真新しさも何も無かったのです。
僕は子供を一個人として認めている。そう思って接する事が出来る事が大切だと思っているのだけれども、父親という人間はこうだと決めつけられた事にちょっと腹立たしさを覚えました。



とうちゃん、化石見つけたよ。
と言ってきましたが、正直ただの石ですが、化石というからには化石ですよ。
講座ではこういう事を演じろと言っている訳ですが、僕なんかは、本人がそういうんだから、そうだと信じている訳です。

ほのかんもカレー作れるし、N家のめ☆ちゃんはもっと作れる。我が家の場合はお腹がすいても、親が作ってくれないから、夜中自分でご飯を用意したりします。別に父親が育児参加したからといって、悪くなる事は無い。講座で言っていた遊びのスペースの確保も現在の住環境では難しいけれど、お金持ちの広い家ならできるでしょうね。とか被害妄想に走りたくなりました。