工房八重の部屋

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京都文化博物館「平清盛展」国宝の「平家納経」が素晴らしい!

2012年06月23日 | Weblog
京都文化博物館で7月17日まで「平清盛展」が開催されています。

900年前、貴族政治が衰退して混迷を深めた平安時代末期に、

平清盛は太政大臣にまでのぼりつめ、武士が政治の実権を握る礎を築いた人物です。

海に浮かぶ華麗な厳島神社を造営し、一族の繁栄を願って「平家納経」を奉納し、

国宝の「平家納経」は完全な形で今回、展示されていました。

経典を筆写したのは平家の一族の、清盛・重盛・頼盛・教盛などで、装飾は絢爛豪華で、

平安時代の装飾経の代表作で、当時の工芸を現代に伝え、素晴らしい経典でした。

清盛は日宋貿易を推進し、新しい視野の持ち主だった事がわかります。

この展覧会で、平家物語などや、絵巻物語にもなり、

平清盛や平氏一門の歴史が、後世まで伝えられた様子がわかりました。

世界遺産の厳島神社に伝えられる多数の至宝をはじめ、この時代を生きた人々の

肖像画や書、主要な源平合戦の様子を描いた絵画、平安末期の文化を象徴する

美術・工芸品などが見られ、充実した「平清盛展」でした。


ポスター


休憩は館内の庭のある場所で・・・


石仏は、京都市内、御所の西で発掘されたもの!


「平清盛展」後は、旧日銀の金庫室だった喫茶店「阿蘭陀館」で休憩しました。


ロココ調のインテリアです。 
いつも空いているので、静かにゆったりと過ごせる穴場の喫茶店!


ブレンドコーヒ 600円