工房八重の部屋

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佐川美術館の清冽な美しさ!「追悼、平山郁夫展」は素晴らしかった!

2010年07月02日 | Weblog
梅雨の中、8月1日まで開催されている、「追悼平山郁夫展 平和の祈り」に行きました。

日本画家の平山郁夫氏は昨年12月に逝去され、佐川美術館は。330点あまり

平山氏の作品を所蔵しているとのことです。

追悼展で見た、シルクロードを始め、各地を旅した時のデッサンに彩色したものは、その

土地の風景が浮かんで、旅しているような感覚になる、素晴らしいコレクションでした。

今回展示されていた、大作は、原爆体験された、平山氏が、戦火の爪あとが生々しく残る

サラエボを旅行し、その体験をもとに描いた、子供達が廃墟の中にたたずむ絵でした。

これからのサラエボの未来が、この子供達にあることを象徴しているような絵です。

いつも佐川美術館に行くと、水面に浮かんでいるような、シンプルな建物の清冽な

美しさに感動させられます。 

建築デザインが、オリジナル性にあふれた、素晴らしい美術館です!

楽吉左衛門の地下の美術館へは、今回は行きませんでしたが、これだけ洗練された美術館

が、守山から、バスで行くか、車で行くしかない、地の利悪さのせいか、いつも観客が

少ないのです。

今回の平山氏の映像や、絵は、NHKエンタープライズのテレビの画像からのも

のです。 NHKは、ここの茶室が完成されるまでも、放映したりして、この素晴らしい

美術館を、何回も紹介しています。

佐川美術館での作品や、テレビの画面から、ありし日の平山氏の活躍や絵を拝見して

日本が誇る偉大な日本画の平山氏がまだ70才台で亡くなられたことは、本当に残念です!

でも後世まで、作品は残っていくと思いました!


水に浮かんでいるように見える、佐川美術館


建物の回廊 池は10cmくらいのプール状のものですが、この水に囲まれた美術館の美しさは、
シンプルな建物と水の調和にあります。






茶室と葦  茶室の地下は十五代樂吉左衞門の陶芸(樂茶碗)作品を展示する「樂吉左衞門館」 
池に、葦の島を作るアイディアも、ユニークです。


追悼 平山郁夫展  平和の祈り


生前の平山氏  NHKエンタープライズのテレビの画面!












爆破される前のバーミヤンの大仏の絵  テレビの画面から!