工房八重の部屋

京都の紹介、日々の出来事や思いを綴ってます

東福寺塔頭の霊雲院の庭は重森三玲が修復した庭です

2009年09月14日 | Weblog
東福寺塔頭の霊雲院(1390年創建)の庭は荒廃されていたのを、近年、重森三

玲が修復し、作庭されなおした庭があるので、拝観しました。

紅葉のシーズン前なのでしょうか? だれも観光客いなくて、静かなたたずまい

でした。 この寺は南西の雨戸が収納されていて、開け放されている書院が開放感

で、明るく庭が見わたせるのが、良かったです。

茶室観月亭は桃山時代のもので、2階建の茶室で、2階の茶室からの庭を眺めて、

茶を飲める、日本で数少ない茶室の建物ということです。

東福寺の拝観できるところは、ここですべて見終わりました。


書院前庭   九山八海の庭  雑去玄求の異色のある禅庭として、高く評価され
ています。


細川光尚は、肥後熊本の湘雪守沅が、霊雲院の住職になる際に、寺参500石を
贈ろうとした際、 「出家の後、禄の貴きは参禅の邪鬼なり、庭上の貴石を
賜はらんば、寺宝とすべし」  ということで、細川家は「遺愛石」と銘をつけ
須弥台と石船とを作り、贈られた。 


書院からの庭   明るく開放的な空間が素晴らしい!


庭の背景が、竹林や木々なので、深山の中にあるような静寂に満ちた庭です。


臥雲の庭  重森三玲が修復したので、三玲の個性が出ています。


明るく、現代的な庭になっています。


明るく開放的な書院の室内からの庭  癒し空間です。


九山八海の庭の、室内からの眺め


茶室の観月亭は、2階建の茶室


仏間  禅寺にはめずらしい、華やかな垂れ幕??


南禅寺に日露戦争の捕虜が、1500人も滞在していたなんて、のんきな時代
だったのですね!! 三門を背景にした全員の写真や、残した楽器など、展示されて
いました。


南禅寺の西の門の外には、芙蓉の花が満開でした。
今年は南禅寺に4回も行き、寺内のいろんな寺を拝観しました。