何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

小型ボイラーには小型エンジンが似合う       - 実習生型小型ボイラー工作 -

2014-06-02 06:53:56 | エンジン工作
2014/05/31 (土曜日) 晴れ



まだ完成ではないけれど一応出来上がった小型ボイラーで手持ちのいろいろな
エンジンを動作させてみた。
これから組み合わせて使おうと思っているV型4気筒エンジン(単動式
ボアー13mm ストローク15mm × 4)には高出力を期待していたが
思ったようなパワーは出せなかった。 それにエンジンにも問題があるそうだ。

そこで、試しに同じシリンダタイプ(ボアー13mm ストローク15mm)の
水平対向型2気筒エンジン(単動式)を繋いでパワーチェックをしてみた。



↓ テストボードにH2エンジンを取り付けてパワーチェックの準備。




↓ エンジン出力はプーリーとベルトで取り出す。



↓ エンジン回転を2段のプーリー組み合わせで4.1倍の回転数に増速して発電機を回す。
   発電機は小型DCモーターを代用した。



↓ 発電機の負荷は1Ωの抵抗器X4。 直列にしたり並列にしたりで値を変化させる。 先ずは1Ωに設定。 



↓ 計測用のテスター。 回転数を計るテスターはわずか1000円。 デジタルテスターがこんなに安く買えるなんて
   ウソみたいだ。  ちなみにSOARのテスターは30年ほど前に当時数万円出して買ったものだ。



準備を整えてテストを開始した。
ボイラーに点火して圧力上昇をまつ。
圧力が上がっても単動式2気筒のエンジンは回りださない。
単動の2気筒では自己起動はできないので、手で回して起動する。
動き出すとガチャガチャとうるさい音がでるが、回転は力強い。
何と起動してすぐ最高パワーを記録した。
多分、起動するまでにボイラーに蒸気が溜まっていて高圧が供給されたからだろう。



↓ 電圧×電流=電力・・・学校で習った・・・ というわけで0.699(W)の電力を発生している・・かな? 



先日チェックしたV型4気筒エンジンではせいぜい0.3WだったのにこのH型2気筒エンジンは倍の
0.7Wも発電するパワーを出す。

その時の様子を動画でご覧ください。






やっぱり小さなボイラーには小さなエンジンが似合う。
少ない蒸気量しか発生させられないボイラーには消費量が少ないエンジンを
取り付けなくてはダメなんだ。
よーし、今度はもっと小型の(蒸気消費量の少ない)V4を作るぞ!

えっ、何でV4にこだわるの? ですかぁ

それは自己起動させるには3気筒以上が必要なんですよ。
工作のし易さを考えるとV4が一番良いと思うのです。
また楽しみ(苦しみ)が増えた・・・・・かな?




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