goo blog サービス終了のお知らせ 

4月 25日

2019-04-24 13:39:28 | Weblog
                  芍薬・玉芍薬・糸葉芍薬




     紙漉くや玉芍薬を窓にして(京都府黒谷)      細見綾子




     芍薬を抱くほど剪りて妻戻る           丹羽康碩




     散り際の芍薬の芯萌黄色             平松公代




     山からの風に芍薬首振れり            中村修一郎




     芍薬を活けて一日香の中             鈴木真理子




     木の臼に芍薬活くる紙問屋            兼松 秀




     芍薬が咲いたと母へひとりごと          松平恭代




     芍薬の蕾ほぐれて虫出づる            中山 ユキ




          


          玉芍薬



          


          糸葉芍薬



     塗桶に芍薬のまだ珠ばかり             能村登四郎


     芍薬や月山拝む山の邑               水原秋櫻子


     枕もと白芍薬の珠凝りて              山口青邨


     芍薬にはねたる泥の乾きゐる            富安風生




        
コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 4月 24日 | トップ | 4月 26日 »
最新の画像もっと見る

5 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
花の香 (夏子)
2019-04-24 22:58:38
>芍薬を活けて一日香の中

芍薬はどのような香りがするのでしょう。
返信する
芍薬の香り (ころころ)
2019-04-25 14:41:33
夏子さん、今日も暑いですね

芍薬を活けて一日香の中

正直に言って、私は芍薬の花の香りを嗅いだ事が
無いのです
このお句に有る香は芍薬の豊かな葉の青臭い香り
とも解釈しました
そう感じると初夏の明るさが溢れた一句に
感動します
返信する
好きな作品 (みやまつり)
2019-05-08 23:06:51

散り際の芍薬の芯萌黄色  
 
          平松公代

この作品良いですね。
返信する
芍薬 (ころころ)
2019-05-09 19:03:14
散り際の芍薬の芯萌黄色   平松公代

本当に観察の行き届いたお句でした
一瞬を切り取るのは俳句の力ですね
返信する
芍薬 (ころころ)
2019-05-09 19:03:44
散り際の芍薬の芯萌黄色   平松公代

本当に観察の行き届いたお句でした
一瞬を切り取るのは俳句の力ですね
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

Weblog」カテゴリの最新記事