
芍薬・玉芍薬・糸葉芍薬
紙漉くや玉芍薬を窓にして(京都府黒谷) 細見綾子
芍薬を抱くほど剪りて妻戻る 丹羽康碩
散り際の芍薬の芯萌黄色 平松公代
山からの風に芍薬首振れり 中村修一郎
芍薬を活けて一日香の中 鈴木真理子
木の臼に芍薬活くる紙問屋 兼松 秀
芍薬が咲いたと母へひとりごと 松平恭代
芍薬の蕾ほぐれて虫出づる 中山 ユキ

玉芍薬

糸葉芍薬
塗桶に芍薬のまだ珠ばかり 能村登四郎
芍薬や月山拝む山の邑 水原秋櫻子
枕もと白芍薬の珠凝りて 山口青邨
芍薬にはねたる泥の乾きゐる 富安風生
紙漉くや玉芍薬を窓にして(京都府黒谷) 細見綾子
芍薬を抱くほど剪りて妻戻る 丹羽康碩
散り際の芍薬の芯萌黄色 平松公代
山からの風に芍薬首振れり 中村修一郎
芍薬を活けて一日香の中 鈴木真理子
木の臼に芍薬活くる紙問屋 兼松 秀
芍薬が咲いたと母へひとりごと 松平恭代
芍薬の蕾ほぐれて虫出づる 中山 ユキ

玉芍薬

糸葉芍薬
塗桶に芍薬のまだ珠ばかり 能村登四郎
芍薬や月山拝む山の邑 水原秋櫻子
枕もと白芍薬の珠凝りて 山口青邨
芍薬にはねたる泥の乾きゐる 富安風生

芍薬はどのような香りがするのでしょう。
芍薬を活けて一日香の中
正直に言って、私は芍薬の花の香りを嗅いだ事が
無いのです
このお句に有る香は芍薬の豊かな葉の青臭い香り
とも解釈しました
そう感じると初夏の明るさが溢れた一句に
感動します
散り際の芍薬の芯萌黄色
平松公代
この作品良いですね。
本当に観察の行き届いたお句でした
一瞬を切り取るのは俳句の力ですね
本当に観察の行き届いたお句でした
一瞬を切り取るのは俳句の力ですね