9月 8日

2020-09-07 12:39:00 | Weblog
                          女郎花・粟花・男郎花 

          女郎花(オミナエシ)の名前の由来は、小さな黄色のお花が粟粒に似ているところから。
          粟飯(あわめし)の別名、女飯(おみなえし)が変化したとも言われています。
          もうひとつの説はオミナエシのヘシは圧しを意味し、
          花の可愛らしさは人間の美女も圧倒するぐらいという説もありました。
          女郎の漢字が、女性を意味する言葉になったのは平安時代。
          女郎とは、貴族の女性(高貴な女性)を表す言葉だったのです。
          ( 今日もすべてサイトの知識拝借致しました )


     木と成れり歌垣原の女郎花          沢木欣一


     朝の汽車すこやかに露女郎花         細見綾子


     どしゃぶりの箱根峠や男郎花         栗田せつ子


     野の花にひときは高し女郎花         磯田なつえ


     庄川に渡しの跡や男郎花           夏目悦江


     痩身の師の忌や風の男郎花          山 たけし


     蛸壺に溢るるばかり女郎花          加藤雅子


     放鶏の四五羽が庭に女郎花          武藤光晴


     をみなへし押花にして旅終る         小澤明子


     日の斑揺る養蜂箱や男郎花          八尋樹炎


     業平の寺に一叢男郎花            長崎眞由美


     女郎花揺れ合ふ霧の船つき場         岩城のり子



          

            男郎花(をとこえし)



     波立てて霧来る湖や女郎花          水原秋櫻子


     掌にこぼれ五弁仔細に男郎花         富安風生


     手折らむに根こそぎ抜けて女郎花       辻 桃子


     釣堀の池の出島の女郎花           上野 泰


     ありやなしや将門の首男郎花         逸見真三


     昼闇にかたまりやすく女郎花         宇多喜代子


     はは恋の風ぬけやすき女郎花         上原多香子



          
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