8月 4日

2024-08-04 05:30:48 | Weblog

                             釣忍・吊忍

 

 

 

 

             「釣り忍(つりしのぶ)」とは、竹や針金を芯にして山苔を巻きつけ、その上にシノブ(シダ)の

             根茎を巻き付けて、さまざまな形に仕立てたものです。江戸中期からの夏の風物詩となっています

 

 

 

                     

 

 

 

          花街の名残の路地や釣忍             石原筑波

 

          釣忍風かよふとき水匂ふ             伊藤範子

 

          柴又の街路樹に下げ釣忍             夏目悦江

 

          吊忍日矢に浮かびて艶めけり           中山敏彦

 

          釣忍煽りて風の吹き抜くる            矢野愛乃

 

          銭湯の格子に揺るる釣忍             下山幸重

 

 

 

                

 

 

 

          廂間の小さき空や釣忍              山口青邨

 

          釣忍友のまれなる夕まぐれ            二村典子

 

          人知れず暮るゝ軒端や釣忍            日野草城

 

          書道塾夕日の軒の釣忍              三原清暁

 

          いつしかに夫婦二人や吊忍            長谷川 櫂

 

          ひともせば灯影よりそふ吊忍           菖蒲あや

 

 

 

                

 

 

 

               サイトから一部資料・写真お借りしています                

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