( 空蝉 )
久しぶりに近くの植物園へ行ってみました。冬と今の時期が一番花数も少なく、
多いのは降りしきる蝉の声と藪蚊、それに蝉の抜け殻でした。夏山には夏山の
服装が有るように、夏の植物園には虫除けスプレー、かゆみ止め、それと長袖の
シャツは必需品かもしれません。藪蚊も空蝉も虫除けも季語、それを詠うのもまた
いいのでしょうね。
空蝉のなほ苦しみを負ふかたち 鷹羽狩行
空蝉の爪のなかなか縋るなる 富安風生
空蝉の一太刀浴びし背中かな 野見山朱鳥
伊吹嶺8月号より
自在鈎揺るる陣屋の夏座敷 武藤光晴
こうさん、の仰る通り大きな句柄に惹かれました
真正面からぶつかるムーさんらしい一句ですね。
陣屋の涼しい風と座敷の広さを感じます。
蓼さん、これからもどんどん伊吹嶺の俳句をご紹介
します。温かい声援と厳しい評もお願いします。
これからの蓼さんの句も楽しみです。
早朝の高山陣屋に涼風が流れていました。
楽しみが増えました
立派な句柄ですね。
伊吹嶺の1句、楽しみに拝見しています。