2月 10日

2024-02-10 06:32:55 | Weblog
                               日脚伸ぶ




             冬から春へ少しずつ日が長くなること。一月も終わりの頃から、日が長くなったなあという感慨に
             とらわれることがある。冬木の芽もしだいにふくらみ、春が近いことを感じる。
             (晩冬の季語)





          子が居りて花欲し日脚僅か伸ぶ       細見綾子


          自転車の弾く小石や日脚伸ぶ        河原地英武


          酢の蔵の小さき天窓日脚伸ぶ        伊藤範子


          平積みの古書の埃や日脚伸ぶ        中野一灯


          日脚伸ぶ船頭小屋に大き鍋         市江律子


          日脚伸ぶ縁に荷を解く薬売り        篠田法子





                




                




          ここにまた吾子の鉛筆日脚伸ぶ       中村汀女


          日脚伸ぶ殊に港の浜通り          松本たかし


          かくれんぼ隠れ上手に日脚伸ぶ       丸野 紀子


          すわりても立ちても日脚伸びにけり     久保田万太郎


          ほこり払ふ航海日誌日脚伸ぶ        小池文子


          日脚伸ぶ卓に就職情報誌          山本ふく子





                


                 ( 写真は上から姫踊子草・せりばおうれん・だんこうばい・すはま草 )



              サイトから一部資料・写真・知識お借りしています     
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ミルク)
2024-02-10 16:05:52
こんにちは。
日脚が伸びたことを 本当に実感しています。
雪も無く、例年なら3月に白鳥が帰る途中に
田んぼを埋め尽くすようにいるのですが
前から、田んぼにいます。もう,帰る途中なんでしょう。
早すぎるなぁと思いながら、白鳥さんを見ています。
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白鳥 (ころころ)
2024-02-10 22:40:22
ミルクさん、こんばんは
私は子供のころ含めて父の田舎へ7~8度行っていますが冬は2回くらい 県内で白鳥を見たことがありません
冬は雪深くて叔母が温泉に連れて行ってくれました
逆に関東の飛来地を俳句仲間と訪ねました
今年は暖かくて帰るのも早まったのでしょうか
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