白菜・山東菜・山東白菜
白菜の尻つややかに積まれあり 下里美恵子
括られて白菜影を濃くしたり 夏目悦江
四つ割りの白菜山の日に並べ 中村たか
白菜の尻を朝日に並べ干す 国枝洋子
白菜を供へ明かるき飛鳥仏 沢田充子
大白菜ばさつと割りて縁に干す 青山美佐子
白菜を着けこむ庭や湖見ゆる 福田邦子
白菜の四ツ割干せる陣地跡 二村満里子
色褪せて白菜畑にころがれり 佐藤きぬ
白菜の山に身を入れ目で数ふ 中村汀女
真二つに白菜を割る夕日の中 福田甲子雄
鍋煮立つしゆんと白菜放り込む 星野椿
灯の洩れるあかるさ拾ひ白菜売 中山純子
白菜を離島の如く採り残す 能村研三
☆ 11月25日は 作家 三島由紀夫の忌日 憂国忌・三島忌 没後 49年になります
陵前に踏む散紅葉憂国忌 伊丹三樹彦
三島忌や造花の薔薇に棘のあり 内田美紗
いてふ散る御幸通りや憂国忌 武藤光晴
市ヶ谷に正午のラッパ憂国忌 鈴木みすず
憂国忌冬の金魚のみじろがず こころ
白菜の尻つややかに積まれあり 下里美恵子
括られて白菜影を濃くしたり 夏目悦江
四つ割りの白菜山の日に並べ 中村たか
白菜の尻を朝日に並べ干す 国枝洋子
白菜を供へ明かるき飛鳥仏 沢田充子
大白菜ばさつと割りて縁に干す 青山美佐子
白菜を着けこむ庭や湖見ゆる 福田邦子
白菜の四ツ割干せる陣地跡 二村満里子
色褪せて白菜畑にころがれり 佐藤きぬ
白菜の山に身を入れ目で数ふ 中村汀女
真二つに白菜を割る夕日の中 福田甲子雄
鍋煮立つしゆんと白菜放り込む 星野椿
灯の洩れるあかるさ拾ひ白菜売 中山純子
白菜を離島の如く採り残す 能村研三
☆ 11月25日は 作家 三島由紀夫の忌日 憂国忌・三島忌 没後 49年になります
陵前に踏む散紅葉憂国忌 伊丹三樹彦
三島忌や造花の薔薇に棘のあり 内田美紗
いてふ散る御幸通りや憂国忌 武藤光晴
市ヶ谷に正午のラッパ憂国忌 鈴木みすず
憂国忌冬の金魚のみじろがず こころ