チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

Metoのお勉強

2007-08-07 00:26:34 | バティック


今日もさすらいのベチャ屋が染めにきています。さすらっているうちに手順を忘れてしまっているらしく、周りはフォローが大変。まあ、そのうち思い出すでしょう。

Meto(トレース)担当のチュールちゃんが来月お嫁に行くので、今更ながら、Meto職人養成を始めました。白羽の矢が立ったのはイセンのヤニちゃんとシスカちゃん。とりあえず練習開始です。Metoに使う蝋には色を濃くするためにコールタールが少量混ぜられているなど、イセンの蝋とはちょっと違います。しかしなんといっても異なるのは腕の位置。イセンは腕をわき腹にピタッと固定して手先だけを動かしますが、Metoは腕を浮かした状態で描きます。

写真はお勉強初日。中央がチュール先生。後姿がシスカ、こちらを向いているのがヤニです(災難を背負い込んだような顔してますね)。初日の線はまだガビガビ。描いては、布を煮て蝋を落とす、そしてまた描く、という繰り返しです。上手になるかな?