ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

英会話からチェ・ゲバラへ

2009-01-31 20:00:23 | Weblog
殊の外雨の多い1月でした。風邪の大敵湿気ですから、私達には嬉しいお天気
ですが、やっぱり快晴がいいのは言うまでもありません。
今月最後の英会話倶楽部へ、雨の中出かけました。ヒロコサンとトモコサンが
交代でリーダー役です。今日はトモコサン。2人とも魅力的なお嬢さんです。
「おはよう!出足はあまりよくないみたいね、雨では」
「レイコサン、火曜日の夜いらっしゃいませんか?」
「なぜ?」
彼女の友人アメリカ人若者が、このシステムに興味を持って、各テーブルにつ
いてもらうのでって。彼等は夜のほうが参加しやすいから火曜日のクラスに誘
ってるので、是非いらして下さいってお誘いでした。3月になるかもしれませ
んけれど。ええ、もちろん快諾よ。いろんな人と話すのがいいのですから。
それに、このサークルは日本人同士の会話(英語のみ)ですから、ここにネイ
ティブが加わってくれればベターです。どうも、トモコサンの粋なはからいみ
たいなのです。・・・・ありがとう!
「いいの?彼等に払うほどのお金はないじゃない?」
「アッ大丈夫!私が色々面倒見てますし、それだけの事はしてますから。それ
に、彼等もず~っと居られないのです」
「じゃ、特別サプライズでって?」
「ええ」
「わかったわ。まだあなたとはお会いできるのですものね、決まったら教えてね」

今日は、外資系銀行マン、輸出入船舶事務プランナー、バイクが趣味のメチャメ
チャ流暢な英語を話す男の子。大手企業が入っているビルの様々なコントロール
を受け持つITに強い女の子。ふ~~~、その中に今日は入れられて。
知らない単語が飛び出す中で、必死に前後から意味を汲みとる私はた~いへん!
なんとかわかったけれど、I'm sorry everyone!
でも、幾つかヒントが書かれたそれで、「何か」を当てるクイズ(ゲーム)は
面白かったわ。幾つも幾つも時間一杯に。もちろん英語でです。
私が手にしたいくつかの中の一つ「Paparazzo」は,ダイアナ妃で一躍有名にな
った存在、俗にパパラッチ。任せなさい!アラッ当たっちゃった~!なんて、
ジャンルは広範囲。
1対1のお相手は今日は、20代の男の子。う~ん、特別な感想はなし!

今日から始まった、映画「チェ・ゲバラ39歳別れの手紙」を観に我が駅を通過。
本で知っている彼の人生。でもやっぱりボリビアで銃殺される彼は痛ましかった。
共産主義の行き着く先は、もう、世界で実証されている現代ですから、カストロ
亡き後のキューバはどうするの?です。ちょっと行って見たい国の一つです。
スペイン語もチラホラ聞き取れて、ありがたい映画でした。Gracias!

これで、今月の映画は4本になりました。
若かりし頃を思い出すペースです。
「アートシアター」で何やら難しい映画を観て、帰りに、クラシック音楽が流れる、
芸術家、所謂クリエイター達が集まる喫茶店、今はなき「風月堂」でコーヒーを
飲みながら読書なんてしてました、新宿で。デザインを学ぶ学生だった私です。

立て続けに観た映画は、そんな昔を思い出させました。
それでも、当分映画は封印です。4月の「レッド・クリフ」まで。固定イメージ
が強い私の中の「三国志」物語ですが、「赤壁の戦い」は、無視は出来ません。
違う・・・違う・・・曹操はもっとシャープじゃなくちゃ!・・違うなあ・・・
なんて思いながらも、観に行くつもりです。
あとは、DVDでも借りて、観ましょう、外国映画を。

来週は、火(英)・水(西)・木曜日(中)ってレッスンが続きます。
リーチュアン君はまだ、帰省中ですから、中国語個人レッスンで出掛けるのは
次の月曜日までありません。

しみじみ、本当に、幸せな環境にいると思うのです。
月2回しか会わないトモコサンからのお誘いにしてもね。様々なことが、私に
「ありがとう」って言わせるのです。いつも「ありがとう」って言います。
「ありがとう」って、いくらでも言える世界に生きているのです。
「ありがとう」は、「ありがとう」と言う場面を呼び込みます。倍倍倍かも。
ありがとうが言えない人は、自分を嫌いな人。そんな悲しい事はないのに。

今日も素晴らしい1日でした。帰りの電車で、隣りに座った男の子。
”Where are you from?”
”Texas America. Dad navy."
"I see. Can you speek Japanese?"
"No."
"I wish you can speek Japanese."
"OK!"
そして、私は下車で立ち上がる。
"Bye bye!"
Dad says to me ”サヨナラ!”
ね、刺激的な日だったでしょう? 

つくづく、「継続は力なり」を感じた日でした。 


映画

2009-01-29 22:44:51 | Weblog
今年になって観た映画は、「チェ・ゲバラ28歳の革命」「World of lies」
と「Elegy」。もうすぐ「チェ・ゲバラ39歳別れの手紙」を観る予定です。
去年の暮れには「レッド・クリフ」も観ましたから映画づいてます。
ついこの前観た「Elegy」=悲哀。悲しく辛い年令さのある男女の恋愛話です。
そこでも、私は・・・ン?って。あるシーンで、教授に聞く「あれは本物?」
「そうだよ。カフカがミレナに宛てて書いた手紙だよ」・・ああまだ続く私と
チェコ、カフカ。不思議な縁を感じます。

昔々、イングリッド・バーグマンとアンソニー・パーキンスの「ブラームスは
お好き?」の逆バージョン話です。これは、ジゴロとの関係の女心。
肉体の衰えと、いつまでも変わらない感情の狭間でもだえ苦しむ老年期の恋です。
「老いらくの恋」という表現があるのは、恋が若者だけに存在するものではな
いという事でしょう。けれども、老醜と恋とは結ばないって思うのです、大方
の人にとっては。冗談じゃあないって。悲しいかな、感情は老けません。10
代のあの、人に恋するときめきと苦しさを味わうのは、年令とは全く関係がな
いと思うのです。幸か不幸か体験がないので想像ですが。
その頃と変わらぬ感情を持っている人生の先達は、肉体の衰えと、自分を取り
巻く環境の中で、感情のコントロールという過ぎ去りし日々で身に付けた術が、
異性に淡白であろうとするのです。ましてや、親子ほどもある年令さには、
無関心を装うのです。プラトニック・ラブではありえない様子を想像するだに、
我が肉体のありように苦しむのです。そして、君子危うきに近寄らず。

親友にあからさまに語る主人公です。「やりたいんだよ」って。これは、滑稽
ではありません。悲しい台詞です。切ない気持ちです、男性の。
タイトル通り、悲哀です。たんなる男女のベッド上の話ではない映画でした。
少なくとも、私にはタイトル通りの中身でした。それにしても、"Volver"
で見せた成熟した女性、1児の母を演じたペネロペの美しさは、女学生の姿でも
なんら見劣りがするものではありませんでした。スペインが誇る本当に美しい
女優です。ハリウッドを目指しているそうで(知人の話)、彼女の英語は自然
でした。スペイン語訛りの巻き舌などもなく。

チェ・ゲバラの次作品も楽しみです。僅かでも聞き取れるスペイン語が嬉しい。
今日は、中国語の放課後、黄金町で中国映画鑑賞のつもりで出かけましたが、
じっくりDVD鑑賞に切り替えて、キョウシン老師とオシャベリ。中国語の
表現・文字のチェックもして頂いて。
帰路途中で「初恋のきた道」という、「こんなのはどうでしょう?」の店員の
言葉に借りてきた、初めての中国ドラマです。出来る限り何回も観るつもりで
います。字幕を読まないで聞き取れるようになったら、どんなに楽しいでしょう。
まだまだ続く外国語との格闘です。


What? How? Why?正体不明

2009-01-24 19:55:47 | Weblog
シノハラサンとのお約束の時間は10時。
ン?なんなの この人は?どんどん増える、彼女の姿は見えない。
インフォメーション前の人だかり。本日の予約ボードを見れば、ない!
東京英会話倶楽部の文字が、どこにも。
ヒロコサンへ電話。でも、つながらない。じゃあ、メール。人は増える一方。
みんな不安な顔・顔・顔。
もう1度電話。
「レイコサーン、ごめんなさい。色々手違いがあって、今抑えましたから。
すぐ着きます私も」
って、電話の向こうから彼女の声がします。
「皆さん、大丈夫です。403号室へいらして下さい」
こういう状況を見過ごせないのが私の性格。さっさと出来る事をすぐする!
これは当たり前の事!
ヒロコサンもいらして、お教室へ。私はシノハラサンを探しにもう一度
ロビーへ。残念ながらお会いする事は叶いませんでした。

いつものレベルのテーブル。3回目の女性は古美術修復技術者のナミサン。
前回の1対1のお相手男性が、なぜか私達のテーブルへ。いつもは上級者
のテーブルのようですが。音楽、とりわけロックがお好き。ギターもキー
ボードもものにしているナイスガイ。
ミキサンは、ベリーダンスがご趣味。ヒップホップ・ストリートダンサーは、
船舶修理技術者アキ君、遅れて参加は、去年8月までOLだったという
マユミサン。そして、高校生の男の子。
やはり、レベルを考慮して1対1の相手を決めていらっしゃる気配りです。
都度固まってしまうマユミサンのお相手は、ヒロコサンが担当。
私の今日のお相手は、30代と思しき男性。なかなかの自信家さんと見たわ。
英語は仕事で必要なそうな。 あっという間に10分が過ぎます。
Thank you very much.

今日は、付きっきりで私達をリードして下さったヒロコサンです。
「レイコサン、この後時間あります?」
「ごめんなさい。これから大和なのよ」
「じゃあ、メールします」
「ええ、今日もありがとうございました。See you!」

バスは行ったばかり。駅から急ぎ足で(短いからあまり変わらない)
家について、見回してもセニョール・ダンがいない。車を使いたいので鍵が
必要。
駐車場へ行ったり、もうキャンセルにしちゃおうかしら、等など考えてたら
セニョールの帰宅。マリリンのお散歩へ行ってたとの事。
鍵を受け取って、向かうは、先週見学させて頂いた大和中国語講習へ。

書類を書いて、教科書を受け取って、クラスへ。授業は始まってました。
「対不起。=ごめんなさい。初次見面=初めまして」
先週と違って、女性老師。ハキハキした元気な先生30代かしら?。
前回同様ボイスレコーダーを置かせて頂く。「恥ずかしい」って言って
らしたけど。
400ページ以上はある教科書は、実務対応。
音が命の中国語ですから、何回も何回も読む、言うが繰り返されます。

先生が日本語を覚えられた方法は、やはり、「完全に理解できなくても、全部
暗記しなさい」だったからって、おっしゃいます。
そのための録音ですから、先生の声に合わせて、教科書の文字を、取り敢えず
は追いましょう。何回も何回も。

何も口にしてなかった今日。
「Corazon Latino」の近くのレッスン場です。久しぶりにマリアサンのお顔を
見に。
"Buenas tardes.Cuanto tiempo.Como esta Sra.Maria?"
=こんにちは。おひさしぶりねぇ、マリアさんお元気?
具沢山スープを注文して、厨房からマリアさんの妹アナさんも、久しぶり~!
「やせたね~」って。そりゃあ、長期計画で努力してるのですもの、じわじわと
効果が出てきてるのよ。半年計画です。

お店にいらしたお客さん。
"Cuanto tiempo!"
"Cuanto dia!"
"dia?"
「どちらでもいいよ」
Gracias!=ありがとう!

南米人、特にペルー人が多いお客さんです。この不況のあおりを受けて、
帰国するペルー人もかなり多いって。土曜日なのに、私が知っている土
曜日とは少し違う様子です。けれども特別心配はないようで、ホッ。Muy Bien!

来月のここの中国語レッスンは、2月7日(土)新年会&講習会だそうで、
場所も鶴間にある某お店。関係者のお話に、漢詩、あとは自由なオシャベリ。
好きです漢詩は。そして、中級初級合同レッスンだそうで、わからなければ
「不知道=わかりません」って言うしかないわね。無言が一番いけないので
すもの。なんでもいいからその場の言語で何か言う、鉄則です。

忙しい土曜日です。英会話は、ほとんど毎回違う(新しい)メンバーです。
今のところ、休まないのは私ぐらいの我がレベルテーブルです。

リーチュアン君から電話があって、2月4日まで帰省しますって。今は、彼の
お兄様が住んでいる北京へお母様もご一緒だとかで、彼は厳寒の北京へ飛び立
ちました。個人レッスンは、9日からです。

「タクシーに乗せたから」
嬉しい楽しいで、いそいそ出かけた新年会で、早々と潰れてしまったセニョール
を、タクシーに乗せて帰したからって、愚息その①から電話がありました。
きっとリラックスしたのでしょう。退職して9年になるのに、いつもあちらから
こちらからお声のかかるセニョールです。彼のサラリーマン時代がここに現れて、
「意外と人望があるんだよねぇ、尊敬しちゃうよ」
って、ウチの宇宙人が言えば、
「意外じゃあない、そうやって生きてきたんだから」・・・脱帽!

今、酔っ払って、着替えるのに難儀しています。あっちへヨロヨロ、こっちへ
ヨロヨロ。家の中に入るまで2回尻餅をついて。ご機嫌で飲んでたよってその①
から。良かった良かった、彼が楽しければ、私も嬉しい。同席してなくても、
嬉しそうな顔が浮かびます。昔から、自分の事は自分でするセニョールです。
アラッ、ひっくり返っちゃったわ。セーターだけは何とか抜き取りました。
でも、それ以上はなんとも出来ません。毛布をかけて、そっとしときましょう。
その内目が覚めるでしょうから。
今は、宴(うたげ)の続きでしょう、彼の頭の中では。久しぶりの友人達と
お酒を酌み交わして、歌を歌って、その続きの夢の中です。無粋な事はしません。
風邪さえ引かなければ、何も問題ないことですから。温かくしてあげるだけ。
たまには、正体不明になるのもいいのです。それなくしてなんでお酒を飲みま
しょうか、ね。
いつも素面(しらふ)ではつまらないでしょう。酔っ払いは嫌いって、そう、
私も好きじゃあないけれど、あの、いやあな顔をして見下すようなそんな失礼な、
傲慢な事はしません。正体なく潰れる事だってあるのです。様々な人生模様が
あるのです。増してや、我が夫(つま)です。ベロンベロンに酔っ払ったから
って、そんなことはなんでもないことです。楽しかった?それだけのことです。
楽しければ、言う事なし!です。
アラッ起きて洗面所へ向かったわ。フフフ、そんな男ですセニョールは。

恋人は複数

2009-01-23 09:17:46 | Weblog
木々の梢の先には、まだかなぁって、硬い蕾がステージの袖で出番を待っています。
散歩途中、ふっと見上げる様々な木の先。冬の青空に両手を広げてはいるものの、
まだ寒さに身を縮めながら、片目をそうっと開けて、自身を取り巻く世界を見ているよ
うな、春を今か今かと心待ちしているような、モノ言わぬ植物達の声なき声を
聞いてるような立春前の寒さの中にいます。

夕べ、思い立って鏡餅入りのお汁粉を作って、年中行事にふっと思いをはせて、
2~3人の友人へ「しきたりにこだわっておいでかしら?」って、メールを
出しました。ついでに、ルルフォの小説から、G・マルケスの小説にも通じる
時空を超えるお話を読むうちに、シャーマンって言葉が浮かんできたのよって。
それに、カザマサンがお返事を下さって、ボリビア在住時、運転手がある時、
庭に女の霊がいるからもう来ないって。それで、シャーマンにお祓いをして貰
ったって、小説もどきのお話が送信されてきました。
宇宙へ飛び出し、宇宙ステーションでの生活も可能になってきているこの時代、
科学の向こう側の世界に今尚住む人々が世界には大勢いるのです。
宗教もその一つでしょう。神秘の世界の住人達は、それで浮世の辛さ苦しさか
ら逃避するのでしょう。自分のせいじゃない、霊の力だって。それを否定した
って意味はありません。その人が思う世界がその人にとって全世界なのですか
ら、他者は介入できないのです。
久しぶりのそのジャンルの本です。南米の空気が漂ってくるような、ムワーと
熱気が迫ってくるような、かなり臨場感が味わえるお話に、ルルフォの力量を
感じます。グァテマラでわずか(5週間)住んでみて、今尚マヤの伝統の中に
生きる人々を目の当たりにした経験から、なんとなく感じるラテンアメリカの
空気です。読者に何を感じさせたいか?所と人と時間が織り成す物語。

 新しい作家と作品は、期待と不安がない交ぜになってます。初めて読む作品が、
ピタッとフィットした時は、新しい恋人?そんな興奮があります。ときめきを感
じて、その作家の作品にのめり込みます。出会いを感謝します。
アガサ・クリスティは女性でしたが、多くの男性作家が書く物語は、私をどれ
ほど魅了してやまなかったでしょう。エド・マクベインも司馬量太郎も今は鬼籍。
雨後の筍のように、自費出版の本も並ぶ書店へは近づきません。読むに耐えない
自費出版作品に付き合わされて、ごめんなさい です。苦痛の何者でもない作品
を世に出すって、編集者たちが不在の出版業界なのでしょうか?お金さえ入れば
作品の良否は問わない? 

それぞれに違うタイプの恋人が欲し~~~~い!
アッ色恋がテーマの本はとっくのとうに卒業です。10代~30代頃まで。人の、
生物の生理に合う関心事です。そう、次世代を送り出せる機能がまだ健在か否か?
ってね。そんな時は、無意識にそれへの関心は高まるのですから、よく出来ている
私たちの身体です。けれども、それだけでは済まさない厄介な人というホモサピ
エンスは、性を快楽対象として扱います。それが芸術につながる。それは否定で
きないけれど。下半身が底流にしつこくある作品は読みません。卒業しましたと
っくのとうに。色恋は体験すべきものだからって。エッ過激?でも、そうでしょ
う?見たり読んだりじゃなく、生身の人間に当たってこそって思うのですもの。
そこにある悲喜こもごものドラマ。作り物じゃない、空想の産物じゃない物語が。

ということで、私は、毎日読むいろいろなジャンルの登場人物達の影となって、
物語りに付き添います。中国やチェコやアメリカ他、様々な国の書き手の織り成
す物語に、素晴らしい翻訳者に敬意を表しながら、色恋抜きの話に夢中になって
います。緻密な描写の陰に、読者が想像できる余白がある作品が好きです。
取り敢えずは、ウチにいる(?)恋人達との逢瀬を楽しみましょう。最近は、
紅茶に凝っています。夜更けてからもウィスキーなんぞを垂らしたカップをたな
ごころに包み、静かに流れる夜の空気と共に味わっています。


テキパキと

2009-01-22 21:07:58 | Weblog

およそ1ヶ月ぶりの日ノ出町中国語講習。
お会いして、お礼を言いたかったフジタサンは、おみ足の具合がお悪く欠席
のメールを戴きました。低気圧は、人の身体に不調をきたします。仕方あり
ません。久しぶりのクラスは、まだ授業前なのに皆さん出席なさってました。
「あら~久しぶり~」ってあちらこちらから声をかけて戴いて。
「鬼の霍乱で」
「そう言おうと思ったところだよ」
「あら、これは本人が言わなくちゃ」
これは同期の桜(?)坂上氏と。

メガネと辞書を忘れて。
席はいつもどおり最前列。こちらもスペイン語同様発表当番があります。
今日のお当番は、飯塚さん。書も水墨画もたしなまれる粋人。その上に、ご主
人と楽しまれていらっしゃる市民菜園の風景と醍醐味を中国語で。各人に対語
のプリントも配って下さって、その添削をキョウシン老師がなさいます。
「何か質問は?」
「ありません。みんな難しくて私には」
って、私。本当に感心して、ただただ それのみでした。

教科書に沿って進みます。ついてゆくのがいっぱい。かくして、二の足を踏んで
いた日ノ出町レッスンもどうにかこなして、帰りは大学へ行くというキョウシン
老師と一緒に帰路へ。
「ここがCIAL.あっちがそごう、丸井、ここがジョイナス、あっちが・・」
「フフフ、私のほうがずっとずっと長い横浜なのにね~。多分、興味がないのだ
と思うわ、どこに何があっても。ふ~んてなものなのよ。覚えられない、ううん、
全く覚える気なしよ」

大学のある駅で彼は下車。バイバイ
今日の授業を録音、それを再生してイヤホンで聴きながら、ルルフォの本を読ん
でたら、あらまあ、違う線へ向かう電車だったのね、ハイ、気がついた駅でUターン。

食後、突然ーーー鏡開きしたっけ?-------
収納庫には鏡餅が。冷凍庫の中のじっくり煮込んだ小豆のそれをお鍋に移して、
お餅は焼いて、遅ればせながらの鏡開きをしました。
「ずいぶん痩せたんじゃない?」ってお言葉も戴いた事だし、エーィ、今夜は
食べちゃうわよ~~~~~!たっぷり脳みその栄養も摂ったことだし、スペイ
ン語の小説でも訳しますか。スイッチを中国語から西班牙語(スペイン語)に
切り替えてね、今日も言う事なしの幸せな1日でした。 ありがとう!

好久不見。おひさしぶり

2009-01-22 09:42:34 | Weblog

乗り換えと雑踏内通過に、二の足を踏んで、日ノ出町の中国語講習(留学生
援護会)はもうパスって思って来て早1ヶ月になんなんと。
この前のフジタサンからのメールに、グラリと、激しく揺れてた私でした。
もう、辞めてもいいわって思って次の勉強先を見つけて動き出している私で
すから。キョウシン老師にも話したし。それでも、
「わかった、でも教室は教室ね」って、彼のメール。ふ~む。

ボイスレコーダーの説明書は、全ての機械類の仕様(使用)書に共通する面倒
臭さ。私ってホントにバカなんじゃない?って、思ってしまうシロモノ。それ
でも、日本人なんだから、文字は全部読める。「自分で出来ない事には着手し
ない事!」って、いつもウチの宇宙人に言われている私にしてみれば、説明書
を渡して、「ねえ、何だって?」とは聞けないので、都度読むしかないのです。
早速電池切れ。先週の土曜日の見学時、録音もさせて頂いた中国語講座の授業
内容を再生中に。もたもたしないで電池を買いに行って、ついでに交換して貰
って、続きをやっと聞けるようになりました。

つくづく幸せな時代に日本に生きているって思います。片手の中にすっぽり収
まるほどの小さな機械が、しっかり録音して、しかも私のそれは5パートに分
かれていて、種類別録音も再生も可なのです。その場に居た情景もセットにな
って、言葉も生きて私に迫ります。

暗記に尽きる外国語習得で、声に出しての反復が欠かせません。覚えきるまで
幾度も聞くようにするつもりです。単語もフレーズも丸ごと。
見知らぬ人の頭脳が私達に多くの恵みをもたらしてくれています。
そして、それを利用できる私は、目を見張るのです。すっごーい!って。
日本中天才だらけ!なんてね。
その一つをポケットに入れて、「お久しぶり~!」って出掛けましょう。
「我有点r事情没能来」=いろいろあって来られなかったのですよって。

昨日は、今年初めて出席シノハラサンと「お久しぶり~~!」って。
「私、もう3月一杯で辞めちゃおうかなあって思ってるのよ。だって、遣う事
もないし、片っ端から忘れるし、意味がないって思うようになってきちゃって」
って、おっしゃる彼女は、私などよりグ~ンと単語も何もご存知なのです。
お年もかなり年長です。ご主人はもうとうにみまかわれて、お子さんは独立、
お一人でお住まいって。
「英会話に出ていらっしゃいません?今なら、予約なしでもよさそうですし」
「あら、まだ行ってらっしゃるの?」
「はい。まあつまらなければ行かないのですが、毎回始めましての若者に会う
って、面白いですよ」
「そうねえ、空いてる土曜日があったら行こうかしら」
「ええ、是非」
結構お忙しい彼女の日々のようですが、機会があれば英会話でもお会いできる
でしょう。

「毎回、数の数え方を授業の初めに入れます、わかりましたか?!」
ベアチャンのお達しです。これが結構難しいのです。彼女もそう言います。
なので、スラスラ出てくるまで練習しなければ!です。隣りのタカコサンが、
「私嫌いよ」って、ブツブツおっしゃってましたけど。私もだけど、言っても
しょうがないから言わない、覚えるだけ。
 今回の発表当番は、ケイコサン。お子さんがドイツ人と結婚なさって、クリス
マスをそのドイツで過ごされた、その時の街の風景写真(大判)を回して下さ
って、それの説明。異国のクリスマス風景はファンタスティック!ケイコサンの
スペイン語もわかりやすく、楽しい発表内容でした。

次回は小説の内容についてです。毎月最終レッスンは読書から出題。
1日10ページの予定だったけど、他の本に引き寄せられて後回しにしてきた
それを大急ぎで読まなくてはなりません。
ヤスエサンは、「もう読んだわ。辞書なしで一応目を通したけど」。彼女は、
私の発表時に、父がシベリアで亡くなったって言ったことから、ソルジェニツィン
のノーベル賞作品に言及されたほどの方ですから、何ほどのこともなく読まれた
のでしょう。ああ、私もチャンチャン読めたらどんなに楽しい事か、って思うの
です。 頑張らなくちゃ!まだまだ辞書が必要なのは言うまでもない事です。

恵みの雨がふっています。
地中深く眠る植物達の根に、もうすぐ春になるのよ。そんな促しの湿り気のよ
うな雨です。

違い

2009-01-20 14:10:25 | Weblog

「お」と「ご」の違いって、こんな時に便利なのはインターネット。
どうも、私の解釈では大雑把にくくって、
「お」が付く場合は、いわゆる「大和言葉」。何それ?よね、最早大和言葉
なんていわれたってね。そう、漢字の訓読み、送り仮名が付く、(毎年のよ
うにいじられる漢字ですから、言い切れないあいまいさが残る言葉(漢字&
かな))ですが)それにくっつのは「お」。
漢語からの流れを汲む言葉(漢字)には「ご」がつくそうです。それに加えて、
「お」「ご」には、最早キッチリカッキリ法則はグズグズに崩れつつあるみた
い。こんな説明でわかる?わからない!私だったら。・・なんて、ややこしい
のです。もう、その都度覚えてもらわなきゃしょうがないわね。
ええ、リーチュアン君には。
説明は、サルでもわかるように!が鉄則なのですから、ゴチャゴチャ(へ)理
屈を並べたって、遣えなきゃ、畑の肥やしにもなりゃあしない、じゃない?
なので、彼と日本語の会話を充実させて、その中で例を見つけていくしかない
って、結論に達しました。ええ、レイコ式でいくのよ。

そういえば、
「レイコチャン、私!ラウラよ」
って、昨日中国語レッスンに向かう途中に、ラウラから、ほ~んと久しぶりに
電話がかかって。
「妹さん(ホラッこの間違い!敬称は身内にはつけない)が来たの。日本語教
えてくれる人探してるよ」
「わかったわ。会いましょう妹さんも一緒に。今、出掛けるところだから」
「オーケー!」
「お正月に送ったメール、読めた?わかった?」
「オー、わかった わかったよ~」
彼女へのメールは、もちろんスペイン語です。電話のそれも出来るだけスペイ
ン語で。話してなんぼ?です、言葉は。間違っても話します。話さなければ全
く意味がないって、これは自論です。

本当に、私の周りも外国人がどんどん増えてきています。知り合いの外国人は、
アメリカ人・イギリス人・ペルー人・アルゼンチン人・中国人、ごくごく普通
の生活をしている私、平均的日本人オバサンでもです。
もう、無謀としか思えない、多くの外国人の来日は、この地で生活をしような
んて、そら恐ろしい事を!言葉、文化の大違いの国に、知らない強さで来てし
まうのでしょう、多分。知ったら、来られないって思うのです。それほど特殊
な国と思える日本という国。

夕べ、11時もいい加減回って、キョウシン君と別れて、電車に乗れば、30代
~40代位のスーツ姿の男性が、席を譲ってくれようとします。ン?なぜ?
「ありがとうございます。でも結構です」
それでも、どうぞどうぞって。
「ええ、でももう降りますからありがとう」
件(くだん)の男性はもう一度席に座りなおしたけれど、何だったの?
3~4年ほど前にも同じ事があったわね。相手は女性。
共通項?・・・・・ものすごい年寄りに見えた?どちらも数センチのパンプス。
コート?・・・・・前回は光の具合で微妙に光る光沢がある母からのプレゼント
         オートクチュール。
         今回は、シープ毛皮たっぷり使ったミディアム丈のロングコート。
姿勢は、シャンとして。お情けを戴くような姿ではなかった筈なんだけど、これは
本当に謎よ。何が彼等に席を譲りたくさせたのかわからないわ。
そんなこともある人生。なんとなく面白いわね。

今日は、セニョール・ダンのお誕生日です。それぞれに誕生祝を用意してあります。
私は愚息その①と一緒にあるモノを。ウチの宇宙人はなにやら用意してるみたい。
海鮮鍋でもしましょう。ことのほか寒い、正に「大寒」その日です。1年で一番
寒い季節に生まれた彼は、じっと我慢の、忍耐強い性格の男です。じゃなきゃ、私
とウン十年も居られないって?そうです。ですから心から感謝です。大病一つせず、
家族を養って来てくれました。彼のお陰です、今日の日があるのは。

   Happy Birthday ! Senor Dan.

我が家のコロッケは中国人へ

2009-01-20 10:55:06 | Weblog

母伝来コロッケ、「おばあちゃんのコロッケ」は私達姉妹はもちろん、その子
ども(孫)達も作れる(はず)それを作って、月曜日中国語個人レッスンへ。
自炊のリーチュアン君へお土産。そういえば、キョウシン君も自炊だったわ。
じゃ、彼にも上げましょう。メールで待ち合わせ時間を決めて、私はいつもの
場所へ行きました。今回は彼の方が早かったわ。「対不起=ごめんなさい」

「どうしても覚えて欲しいことがあってね」
「はい」
「日本の文化、外国人から見ると少し変?て事を覚えて欲しいのよ。あなたが
 日本人と仕事をする時には絶対に必要な事よ」
「はい、何ですか?」
「何かもらう、してもらったら、最低2回はお礼を言う事。その時の”ありが
 とうございます!は当然ね。さあ、ここからが大事なのよ。次にその人に会
 った時に、それが昨日のことなら、”昨日はありがとうございました”3日
 以降にあったら、”先日はありがとうございました”って。これは、日本人
 同士が、ごく普通に取り交わす挨拶よ。これは絶対に覚えてね」
「はい、わかりました。一ついいですか?」
「ええ、いいわよ。何?」
「例えば、ご飯食べに行こうって言いますよね?日本人は自分の都合。中国人
 は、相手がどうか?を考えてから言います」
「おなか空いてなければ、断ればいいじゃない?無理して付き合えば、それが
 ストレスになるから、”すみません、まだおなか空いてないのです”ってね」
「いいですか?」
「ええ、構わないって私は思うし、私はそう言うわ。でも、お昼時間が来れば、
 自分がおなかが空けば、人もそうだろうって、想像して言うのだと思うけど、
 自然がいいのよ。付き合ってもいいかなって思えば、一緒に行けばいいし、
 そうでもなければ、ありがとうございます、でもまだ食べたくないのでって」
ああ、こんな些細なことが、外国人の頭を悩ますのねぇって今更ながら国による
様々な違いを考えさせられちゃいました。続いて、
「他にどうしても知りたい事ある?」
「はい、”お”と”ご”の違いです」
「ああ、それは、今の日本人でも難しくて、ちゃんと区別ができない人が多い
 からねぇ。前後のフレーズとなめらかさによるわねえ。例えば、”おかけ下さ
 い”で、”ごかけ下さい”は言わないし、”ご遠慮なく”は言っても”お遠慮
 なく”は言わない。”ご挨拶”はあっても”お挨拶”はない。そうねえ、私は
 なるべく日本の本、小説を読む事を勧めるわ。そんな時間はないかも知れない
 けど。日本語はそういうところがメチャメチャ難しいのよね~。名詞には、”お
 ”かな?動詞がくっつく時は”ご”かなぁ?調べてみるわね、ちゃんと」
母語は、日々気にしないで話しているので、改まって聞かれると、ウッと詰まる事
だらけ、知らない事だらけです。

土曜日の見学中国語レッスン時に書き留めていた日本語文の中国語訳を彼に教え
てもらって、瞬く間に2時間が経過しました。
C、X、CH、SH、ZH、Q、Gで始まる単語(とりあえずひとつ)を書きと
め、毎回勉強する前に大きな声で言う事!この違いを言える、聞き取れるように
なったら、中国語が面白くなって来ますよって。はてさて、いつ上手にはっきり
違いを認識できるやら?
時々「そう、その通り」って、言ってもらえるのだけど、いつもではないアヤフ
ヤ発音です。さあ、頑張らなくっちゃ!
彼にはある本をあげました。JAPAN(中国語版)という日本案内の両国語で
書かれた、イラスト満載雑誌です。そこに書かれてある濁音を早く言えるように、
詰まる音、小さな「っ」をはっきり発音できるように!お互いにガンバラバクチャ!
リチュアン君へもコロッケをあげて。
「おなか空いたでしょう?大丈夫?」
「ハイ、ちょっとピーナツを食べました」
「ピーナツじゃなく、ピーナッツ!」
「ピーナッツ」
「好=ハオ」

「下ge星期一見=シャーガシンチーイーチェン=来週月曜日に会いましょう」
bye-bye! そういえば、最近は英会話倶楽部には顔を出さないリーチュアン君。
やっぱり、彼との出会いは、私が引き寄せた幸運なのでしょう。
いつもありがとうって、思い、口に出します。それが幸運を引き寄せます。
病気の克服も、私は私自身の心身で確認しています。法則という事を体験中です。

途中駅からもうすぐ着きますのメールをキョウシン君へ。
まだ、ほんのり温かいコロッケが入った容器。
駅側に住む彼が出て来て、駅でああだこうだのオシャベリ。
「火曜日、出ておいでよ」
彼が担当する上級クラスへの、サービス講習チケット見学のお誘いです。
「夜でしょう?それがねぇ」
「何言ってるの?今日だって夜じゃない?」
「横浜までならいいのよ、そこから、しかも上級クラスよー!」
「いいから、いいから出ておいでね?」

「こんばんは」
「アレッ?」
「会ってますよね?」
「アッ、僕には夢はないって、あなたね」
「そうです!」
援護会の老師の一人、同じ駅下車だそうで。彼も交えてオシャベリ。
「ティーンエイジャーみたいな顔をして~!」
「僕、もうすぐ24才ですよ」
「エッ、キョウシン君と同じー?ウソみたい、若いわねぇ。ン?今からご飯
 作るの?じゃ、ここでオシャベリしてないで、再見!」

「木曜日待ってますから」
「はい、前向きに考えましょう」  再見

我が駅前のバスは、とうの昔に最終バスも行ってしまって、ギュッと身体が
締め付けられるような寒さの中、ヒールの音と一緒に帰宅です。
丁度1年前の、同じような寒さの中、おが屋の手伝いの帰り、突然心筋梗塞の
発作に見舞われた同じ場所で、夕べの私は言い聞かせました、わが身に。
「ありがたいわねぇ。今の私は言う事のない幸せの中に生きてるわ。どっこも
 悪くないし、ことごとくいいことばかりが私を取り巻いてるのよ。これを
 ありがたいって言わず、どうするの?この清冽な空気、この星空、素晴らし
 い四季に生きる私。ありがとうございます」
って、ずっと言い続けて歩きました。暗さも寒さも一向に恐れるものでなく、
20代後半に買い求め、今尚愛用している分厚い毛皮のコートに身を包み、
背を丸めることもなく、身体の不調を恐れることなく、不安に怯える事もなく、
冬の夜を歩いてました。
短い時間の電車内で読んでいた「カフカの恋人ミレナ」に感動して、さようなら。
続いて読むそれは、コウイチクンお勧めラテン文学のある1冊。
まずは、フアン・ルルフォ「ペドロ・パラモ」、始めましての作家と作品です。
G・マルケス「百年の孤独」にも見られるような、不思議な時空が書かれています。
ワープするような、独特な物語の展開で始まりだしています。
楽しみが又増えました。コウイチクンへ感謝! Gracias!

日本人?

2009-01-18 11:19:36 | Weblog

昨日、見学させて頂いた中国語講座の老師(先生)は、30~40代?
なかなかハンサムな男性でした。優しいお顔立ちです。けれど、毎回替わる
先生だそうで。
ボードに書かれた名前を見れば「横山」、ン?それにしてはお上手過ぎる
中国語です。後でお聞きすれば、日本人におなりの帰化中国人、出身は上海。
昨日は、中国人に3人お会いして、今更ながら日本へやって来る中国人の数に、
新聞で知った月1万人って数字はウソではないかも、って感がした最近事情の
ようです。

上海がある南方と、北京のある河北省や吉林省北部では、言葉はかなり違うそ
うで、吉林省出身のリチュアン君は、上海の言葉はわからないって言います。
そう言えば、馬専科が四川省の大学へ留学してた頃言ってたわ。
国内線乗換えで聞く上海の言葉、彼の言うことはわかってもらえるけれど、現
地の人の言葉はわからなくてねぇって。彼は普通語(プートンホア)を習って
ましたから、外国人の彼の発音でもどうにか通じたらしいのですが、逆は全く
わからないって。「私は日本人です」を、彼がためしに言ってくれますが、普
通語と、彼の滞在先四川語では全く違うのです。大笑いしてしまうほど違うの
です。狭い日本でも、方言だけで話したら、通じないと思います。
ですから、あの広大な中国ですから、統一って、何もかも桁違いの難しさが
あるでしょう。言葉一つでも大きく違うのですから。

1時間が経過した頃、
「さあ体操ですよ~」って。皆さんご存知のようで、先生も含めて円陣です。
音楽に合わせて、生徒の中のお一人の動きに合わせて、ゆっくり。
10分強のそれは心地いいほぐしです。午前中は同じ場所で太極拳のサークル
活動で、多くの方々がストレッチをなさっていらっしゃるそうです。
日中友好協会が後押しをしている各サークルです。

分厚い教科書を皆さんお持ちで、私も注文しました。身近なところから暗記し
ていかなければなりません。暗記に尽きる外国語です。

横山さんは、中国名を李暁剛とおっしゃるそうで、暁は小と同じ発音です、シャオ。
リー・シャオガン、でも、彼は日本人になったのですから、あくまでも横山さん
なのでしょう。
さあ、私の中国語レッスンはサークル、個人と増えてきています。これで話せなけ
ればかなり問題です。もう能力の問題になってきますから、考え直さなければいけ
ないかもしれません。でも、そうならないことを信じて、習得に励むことにします。
だって、外国語を操れるなんて、こんな面白い事はないじゃない?それを放棄はで
きないわ、もったいなくて。

毎回テーマが違う英会話倶楽部はたったの¥500/1回。進歩のほどは皆目わか
らないけれど、毎回「はじめまして」の若者と関われるのは楽しいわ。若者は私達
の未来なのですから。

6桁の数字を設定して、スペイン語で言うって宿題が出ている西語。
前回のお当番発表は、86(もう87?)才のセニョール。前のテーマが「ヒンズー
の神々」で、チンプンカンプンだったけど、今回のテーマは・・アレッなんだった
かしら?・・微生物がなんとか、顕微鏡が・・・・難しすぎて、な~んにもわから
なかった内容でした。トホホホ・・・・

先ほど、黄色のスープを作りました。それを写メールで送信です友人に。
赤・白・黄色、チューリップの歌みたい?いいえ、各スープの色です私が作る。
そこに緑色もって、・・でも、これは少し不気味な色です。余りそそられませんが、
身体にはとても優しいスープです。濃い色の食材は身体に優しいのですから。
沢山作って、1カップずつ冷凍します。こういうものは便利ですから、暇暇に
任せて作り置きします。

今から、「奇貨去くべし」5の5、最終巻です。それを読みます日暮れまで。
平積み本たちが待ってます。急がなきゃ!



オーバーワーク?

2009-01-17 21:26:50 | Weblog
午前中はスタコラ例の英会話。ヒロコサンは今回は横浜にはいらっしゃいま
せんでした。今日も同じテーブルの面々は「初めまして」。
6人のそこに、北京出身の女性(1児と2児のママ達)、若者2人。
なかなかおきれいなお嬢さん と私。
1対1の会話は、初めて40代くらいの男性と。意思の疎通は出来たので良!

終わって、そのまま駅へ直行はいつも通り。
我が駅を通過して、大和駅下車。ファミレスでランチを摂って、向かうは初
めての所。「ニーハオ!」
「日中友好協会:大和支部」組織が運営する中国語講習会の見学です。
2時間、間に中国式体操があって、なかなか面白いクラスです。
お隣りに座らせていただいたそこの男性(シニア)が、教科書を見せて下さる
ご厚意を断って、ひたすら聴くことに集中。オウム返しに中国語を。なかなか
全部は聞き取れないし、内容も把握できないけれど、なるべく字に依存しない
ように、性能の悪い耳ですが、聴く事に集中です。
先生にお断りして、先生の机に録音器をセット。よく録音されてました。
これを聴く事、ウン十回?ラジオの講座も録音してますから、絶えず聴かなく
てはなりません。聴くだけじゃなく、真似をしなければ意味が無いのです。

チャンスは掴まなければ。なるべく多くの人の言葉を聴きなさいって言われる
外国語ですから、リチュアン君とのレッスンも。
あなたがいないクラスは火が消えたみたい、早く出てきて!って、クラスメイト
のラブコールは、グラッと私を揺らしました。3月迄席がある援護会中国語講座
ですから、あの京急に乗らなければ、コースを変えてみるのもいいかもって。
震度7位の強さで私を揺らしました。

聴きたい!話したい!のです。それが出来るようになれば、読み書きにも進め
ます。けれど、私達の外国語習得って、文字から入るので、さあその文字が見え
ないと、「ウッ!」詰まってしまうのです。頭の中が真っ白に!
その上に、やたら発音が難しい中国語です。「魚」「雨」同じ YU なのです。
けれども、発音は同じでもイントネーションが違います。この微妙な違いが全て
の文字に当てはまります。熟語はそれぞれの文字に四声が付きますから、さあ
大変! 恥じかくことを極端に怖がる私達日本人、間違いを恐れる私達日本人。
声を出すことより、書いている読んでいる姿で自分の場所を確保してるアピール
するのよね。誰のための勉強?人の目のため。・・・そんな気がする勉強風景は
どこもね。自分の意見や考えを人前で言うなんて、大っ嫌いな日本人です。
なぜ?笑われたくないから。陰口を叩かれるのが嫌だから。だから、自己表現が
嫌なのです。出来れば目立たなくいたいって。もったいないですね~。
しゃべって何ぼ? の言葉です。それを覚えようとする、じゃない?なら、人を
押しのけてでも話さなければ、いえ、そのくらいの気持ちじゃなければ、いつま
で経っても「私、お勉強してますの」の域から出られない。アッそれでいいのだ
ったわね。そのスタイルが好き、いいじゃない!って。
今や、日本人でも2~3ヶ国語出来る人も増えてきているみたい。ヨーロッパで
は、当たり前のように色々な言語を扱う人は多いのよね。日本人気質に加えて、
文のあり方が全く逆という現実に混乱してしまうのは、いかんともしがたい事だ
し、日本語には無い子音がこれまた私達を悩ませるのだけど、意気込まないで、
面白がったらいいって私は思うのです。世界は、自分の知らない所で面白い事を
している人々がたっくさん居るのよね。なら、ちょっとかじってみるのもいいん
じゃない?その取っ掛かりがその国の言葉って。何か生真面目に向かい合う事が
正しい姿なんて、縛られてないかしら?全て面白がるために存在しているって
思うのですよ私は。つまんないことなんかやらないわ。時間の無駄!誰かの評価
のためなんて、バカバカしい限りです。全ては私が楽しむため!それ以外は何も
ありません。

脳の唯一の栄養素は糖質です。
今日は、私の脳にはオーバーワークだったらしくて、やたら甘いものが欲しくな
って、帰宅するや否や、甘い飲み物、干し柿、飴玉なんて。今日の刺激は強すぎた
という事です。
やっと今、ブラックコーヒー片手にカタカタと打って、落ち着いてきました。

中国人の英語は、まるで日本人のそれと違うなめらかさです。
母語にあるR発音や、難しい子音に慣れ親しんできた彼等にとって、英語は易しい
言語だと思いました。聞き惚れてしまうほど滑らかなのです。コキコキポキポキし
ているような、そして、モゴモゴ言っても聞き取れる、だからハッキリいわなくて
も済む日本語から英語は、なかなか難しいのです。最低6年、大学まで入れれば、
10年も習ってきて、ほとんどの日本人が話せない、けれども世界一英語に恋して
いるっていわれる日本人は不思議な国民かもしれません。