ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

ウン、何?

2006-02-26 11:17:11 | Weblog
高飛車な「掃除機かけましたか?」「机の上は拭きましたか?」「10分前には
終わってください」!!!~~ア~ァ~、どうしてこういう物言いをするのかしら?
このところの大人たちの物言いって悲しい。育ちの悪さ? 立場がわからない? 
ウ~~~ン、やっぱり悲しいわねえ。

立ち上がったばかりの「楽しい中国語」なのに、少し楽しくない公共施設の使用。
書類申請のときに、これこれしかじか、って説明もなしに、いきなりこれよ。
まあ、言われてみてもしょうがない初回だったので、「申し訳ありません。次から
気をつけます」で、頭を下げてきたけれど、そのお教室の前の時間帯のサークルの
使用者達へはそんなことは言わなかったわね。全員が男性だったから?・・・これ
は穿た見方かしら?だってそのお部屋の前で皆さんがおいでになるのを待ってたの
ですもの。だから、ああ、机や椅子の配置をあのようにすればいいんだわ、って。
それも時間内いっぱいの使用。それだけ。

私達の使用に、掃除機をかける必要なんてない。なのに、
「ほら、キャンデーの紙が落ちてて!」
なんて。そんな人はいない、他のグループのなせる事。
私達の、一瞬の緩みもない2時間は、飴を口に入れてなんて、どうやって容赦ない
指導による、中国語のあの面妖な言語を言える。繰り返し繰り返しで、のどはカラ
カラ。だから、せいぜい、ペットボトルの飲み物で、のどを潤す程度。   

それでね、こういう時、すぐ思うのよ私は。
”ああ、ああ、この人の家族関係は最悪”って。江戸の敵を長崎で、方式。
もちろん無意識がなせる言動よ。意識されてだったら怖い。
すべからく、公共施設に勤める人、大きく公務員達を、「公僕」と認識しているの
で、横柄な態度・物言いをする人を“税金泥棒”と言うのよ私は。
「おのう、少しお伺いしたいのですが?」私。
「ウン、何?」事務員。
何?ウン?・・・・・消えなさいって瞬間思うのよ。
大人の、他人に対して、公務員としての人間が、ウン、何? だなんて。いやだも
う!公務員であろうがなかろうが、他人、自分以外の人に対しての言動のとりよう
がなってない!あの、へりくだった、謙譲の美は、もはや雲をかすみと消えてしま
ったのか?
でも、そんな難しいことじゃないのよね。私が大事、私が可愛い、そうなのよ。だ
から、あなたを大事に思います。それだけの事!なのよ。
ぞんざいな物言いをする人は、自分が嫌いな人。自分を好きになれない人は、こま
やかな気配りなんかしてやるか!という人。どこかで人を貶めようとする、邪悪な
心を持ち歩く人。不幸な親子関係にさかのぼるのよ。ベースは。
ああ、ああ、どうしたらいいのでしょう。

そう、最近目にする脳科学記事、番組。その中で、ふ~~ん、頷いた「S遺伝子」。
世界の数ある民族の中で、どうして?と言うほど突出した、この繊細傷つきやすい
遺伝子をもつ日本人。
だから、あのゲルマン達の、そして、世界制覇をたくらむ中華思想が骨の髄まで染
み込んだ遺伝子を持つ中国人達の恫喝に、おびえ、すくむ日本人だったのね、って、
認めたくはないけれど、事実が証明する私達日本人。傷つきたくないという繊細な
神経が、S遺伝子がおののく。
親に傷つけられた心が人間(身内)不信になり、最優先が自分という露骨な願望が
その人を突き動かす。
でも、生きていかなくてはならない。満たされない思いは、人の平安、安心、物心
共の豊かさを持つ人をねたむものとなり、陰に陽に嫌がらせをして、いっときの優
越感に浸る不健康な心。 その犠牲者、餌食とならされる不条理。あ~~~~あ。

幸せの芽は育ちにくいけれど、悪しき芽の生育のいい事、広がりやすい事。
親との関わりは、一生その人にまとわりつく、特に悪しき関係はね。
だから、親との関係を整理しないといけないのよ。じゃないと、死ぬまで幸福に
はなれない。許せない心を抱いて、甘えたかったという切ない気持ちを抱いて。
そんな人をどれほど見てきたか。今でもウジャウジャいるわね。
そして、その時々に出現するハードル。どうやって越すか?
やっぱり自分を好きになる事に尽きるし、そのための解決方法は、自分で探すし
かないのよ。親?いつまでも親?ええ、そうなのよ。そして、兄弟姉妹が、進んで、
配偶者が傷つける。だけど、根本は親よ。そこを見据えないと、きちんと正面から
向かい合わないと、人を不愉快にする権利なんか持っちゃいないのだから。
不幸の種を蒔いてない? 
何か失敗したり、まずい立場に立たされると、必死に自己弁護をする人は、蒔いて
るのよ不幸の種を。ま~ず相手を、その場にいる人を不愉快にさせることから始め
る邪悪な心。「誰が非を認める?私じゃあない!」ただそれだけで、醜い自己弁護
に全勢力を傾ける事になんら後ろめたさを感じない、持たない。そんなときの顔は、
醜悪な顔よ。造作とは関わりなくね。
子供を持つ前に、清算をしないと同じ過ちを繰り返します。”されたことをする”
良くも悪くも、学習したことをするものですから。
気づいて、ちゃんと負の感情を清算できたとき、初めて人に優しくできるのです。
だから、検証が必要なのです。

お父さん、お母さん、あなたのことをもう一回真剣に思い返して見ます。
あの言葉。あの態度。それが私を苦しめてきたのです。それは消えません。その時
間も帰ってはきませんけれど・・・・。けれどもあなたからの開放が必要なのです。
私が私を好きになるためには。私の足で歩くために。そして、あなたを心から愛す
るためには。 あなたの子供でよかった~~~~~って、思いたいのです私は。   

一緒に行きたい?

2006-02-23 02:21:16 | Weblog
セニョール・ダンは、男の料理教室の面々とウォーキング。どこへ?知らない。
家事をこなして、早くも出てきだした雑草を抜いて、あっちこっち置いてある
読みかけの本を、あっちこっちで読み継ぐ私流。
マリリンの餌の一つがまもなく終わることに気づいて、車でドイトへ。
さっさと餌を買って、さあ帰りましょう!
ン?誰か私を呼んだ?
ルピナス、ラナンキュラス、デルフィニューム なんかが呼ぶのよ。
「いっしょにオウチヘ行きた~~い!」って。まさか!?フフフ・・・・・
あ~あ、6種類の苗を連れて来ちゃいました。まもなくインターネットで注文した
球根が150球届くというのに、どうするの?なのです。去年の秋に埋め込んだ
球根たちが、あちらこちらから顔を出して、それだけでも咲いたらお見事!になる
のにねえ。私ったら~~~、どこに植えるの?なの。東西南北、ウン歩で終わって
しまうお庭なのに。
150球も? ええ、夏の間の切花になるお花たち。お花が大好きだった母のために、
できるだけ切花になるお花を育ててるの。
仏壇の中に閉じ込めたりしてません。バラのレリーフの写真たての中に、ドレス姿の
母はいつも居間の私達と一緒にいます。ですから、何かと話し掛けたりして。
でも、150球ですから、・・・・・なんとかなります、不思議と。

バラ、ボタン、ユリ、ダリア(昔は嫌いだったのに)、グラジオラス等など。
写真の周りを囲みます。昔々、ある朝のこと。母に朝の挨拶を、で、ドアを開けた
とたん、目に飛び込んできた純白のユリとその強烈な香りに、あとず去ったほど。
その数も、1本や2本じゃあなかったの。その中で、しごくご機嫌な母だったのが
脳裏に焼き付いてるので、できるだけ育てて飾ろうと思っているのです。苦手だっ
たあの香りも、さほどじゃなくなってきたし。グラジオラスやダリアもいまいちの
お花だったのだけど、存在感はあるお花なので、各色取り混ぜて、庭を彩るそのお
花も母に捧げる。

密植するのよ。大鉢に植えているバラの鉢には、鉢の周りにチューリップを埋め込
んで、その上にはパンジーを隙間なく。
その中から、チューリップがおまたせ~!って顔を覗かせてきたし。時差ありで咲
き乱れます。1鉢に3種類のお花たちが。

南関東の今ごろは、雪が降ることが多いのよ。神奈川県の公立高校の受験日によく
出くわす雪。滑るな、転ぶな、が禁句の朝にね。今年はもう済んだみたいだから、
関係者はホッね。
そして、どうも、明後日あたりにそうなるらしい予報なので、今日の花々は、もう
少し、ポットのままで、待機してもらいましょう。・・・だけど、嬉しい。

とっぷりと日が暮れても、セニョールはまだ帰ってこない。
7時頃電話
「今、沼津なんだよ」
「エ~~~ッ、沼津まで?」
「9時ごろ着く」
もう、瞬間、彼は手甲脚半で、東海道を歩いて、なんて図が浮かんで。そんな
訳はないのだけど、勝手に創造しちゃって、一人で面白がってね。
♪清水港の~め~~いぶ~つ~は~、潮の~~香り~と~男伊達~~~♪なんて。
帰ってきたセニョールから聞けば、往復バスで沼津へ。その界隈を歩いた1日
だったそう。フ~~ン。金目鯛の干物と、それの押し寿司がお土産。

ここのところ、ちょっと絵を描いて、そして針仕事。
♪母さんが~夜なべ~し~て・・・・・♪
針仕事って、夜なべって感じなのよね。夜も更けるとゴソゴソと針箱なぞ出して、
やたら吸水がよくなった(ぼろになった)、バスタオルを三つ折りにして、アッ
プリケ、キルティングでマット作り。今回は、ミシンは使わずに、全て手縫い。
これが好きなのよ。
シンクの前やガス台の前に敷くそれ。
針に糸を通す、一発オーケーの老眼鏡不要の目。とってもありがたいって思ってる
のよ。辞書の字も、もちろん新聞も裸眼で読めるなんてね。
まあ、何かしら取り柄ってあるものなのよ、良くしたものでね。

顔はへちゃ、頭はどうにか、まあまあなあなあはできない、個人資産はゼロ、
見せびらかすものは皆無、資格才能はなし、スタイルは、昔はくびれもあったという
体たらく。 それで、神様が不憫がって、目の形態はいただけないけれど、機能に
恩赦が与えられたってことなのよ、多分ね。だけど、考えてみたら、ちょっと淋しい
私なのね、たった一つしか取り柄がないなんてねえ。

だ・け・ど、気を取り直して。
植物達といちゃついて、だ~れもいないのを確認したら、お花たちを誉めましょう。
「とってもきれいよ」って、声に出して。
植物ですら、誉められるのが嬉しいそうです。誉めると、それに応えると言われます。
切花でも、誉めると長く咲いてくれるそうです。人だけじゃないのですね。
生物にとって、誉めるって、一番大事な栄養素なのかも知れません。
笑いが、病気の特効薬みたいに。

2枚のマットができたら、当分針は持たないつもり。したい事だらけで、時間が
欲しい!手も千手観音ほどにはいらないけれど、あと3組くらい欲しいなあなんて
思ったりして。バッカジャナカロカ!? はい、自分でもそう思います。


え~!いらないの?

2006-02-20 15:25:58 | Weblog
 そ~ろそろ菜種梅雨に入るのかしら?ま~だ早いわね。ネ?
犬の、否、私と犬の朝のお散歩も済んで、駅のそばの本屋へ。今にも降り出しそうな雲行き。折りたたみ傘をバッグに入れて。

2夜続いてのテレビ番組の中身を反芻しながら、いつものように早足で。
私は、やっぱり孫はいらないわ。悲しみの数を増やしたくないって、かなり真剣に思ってるのよ。冷静にこの過ぎ去りし年月を、今の地球の状態を思うとね、今までのような快適な日々はもうないだろうって。2012年かどうかはわからないけれど、確実に、世界は崩壊の道を歩き出しているでしょう。

NHKの特別番組だったわ。世界的規模でどうやって崩壊を食い止めるか、遅らせるかって、プロジェクトが調査、仮想未来図作成。
CO2削減5%でも、「いやだ!」という、最大排出国のアメリカ。最早途上国ではないという経済成長率10%になろうかという、環境なんて知ったこっちゃない、という工業化。けれど、京都議定書云々になると、発展途上国で、そういうのは先進諸国の問題なんだからと、クルクルコロコロ言い分を変える中国、13億人(本当は15億人以上?)。
やっと極貧から抜け出そうとしてる私達に、環境問題なんて振らないで、と言うこれまた10億人は優に超えるインド。
すでに、アラスカは、北極の氷が溶け出して、水位があがって、家は海水に侵食。
避難を余儀なくされている人々の苦悩が始まっている。
世界なんか知っちゃあいないって言う人でも、日本のこのところの自然現象を見ても、
最早、いつその災害の罹災者にならないとはいいきれない異常気象。

生物の本能として、種の保存が生きるための大前提であるはずなのに、日本は存在しなくなるって、本能が知っているのよ。だから、人口減少なんてかつてなかった事が起きている。結婚しない、生殖機能保持者達。これは滅亡の方向へ行ってるってことなのよ。100年後の世界は、想像を絶する世界になってるわ。
海温が3~4℃上昇で、ブラジルのアマゾン熱帯雨林が砂漠に。
すでに、水位が異常に下がって、わずかな水には、水面いっぱいに酸欠で死んだ魚が。
流域に住む人々の生活が立ち行かなくなっている所もね。
海水温はすでに1℃は上がってる。産業革命以来の工業化でね。そして、絶滅した生物もいくつもいくつも。

CO2を、50%削減して、どうにか肩で息をしながら状態の地球に。今のままだったら、数十年で、とてつもない災害に見舞われ、民族ごとの、大移動を余儀なされるようになるみたい。するとどうなる?当然、食料の争奪戦になって、争いがおこる。来るな! 入れるな! 戦争のない平和な国へだって?
バカァ言っちゃいけない。そんなセリフは、平和なときにだけに通用する言葉よ。

使うのが、指先だけじゃあね。便利の先に見えてくるのは、地獄絵。
ま~ず、農業が大打撃。これは、死を意味しているでしょう?人工的に作ればいい!はい、それはCO2を吐き出すということ。自分の首をしめる事。 自然の元で、作物を作れなくなったら、それこそ札びらにモノを言わすっきゃない?目の玉が飛び出るくらいの超インフレになっても食料が手に入らない。そのうちすぐお金すら力を失う。
もう、目に見えている話よね。
生物の本能の「食べる」に集約されて、もう、なりふりなんか構っちゃいられない!
という地獄絵が始まる。ええ、きっと始まるわ。
だから、私は孫はいらない。悲しみの、心配事の種は増やしたくない。男児3人。
彼らがどうにかその中を生きていってくれれば、御の字ですもの。そこに孫という、
なにやらメチャメチャ可愛い存在をもったら、これからの世界に生を受けたことを呪うであろうことは火を見るよりも明らかなことだから。孫は?なんて思わないように。
今までのような快適な日々は徐々に失われていって、生きることがどれほど大変なことになるか。
その自覚・覚悟が求められるこれからであることは間違いのないことです。

砂漠化?すでにもう中国は北京あたりまで押し寄せてるでしょ?
スペインも、穀倉地帯が、回復見通しが立たないほどの乾燥になっているしね。
地中海周辺の国々は、甚大な被害が出る。そう、何年か前のフランスの猛暑などは、その
前哨戦ですって。これからも頻発。
大西洋の海水温が上昇したら、南米に降っていた雨が、そこまで到達できずに大西洋上で蒸発。アンデス山脈にぶつかってた雨雲がもたらしていた雨もなくなる。これで、ブラジルは砂漠。すると又、CO2が増える。なぜ?樹木がCO2を吸収するのですから、あの熱帯雨林が消滅したら、生物は息苦しくなるのです。

まあ、マンモスの胃袋の中には熱帯植物があるって、シベリア辺りは熱帯だったのかも知れないしね。又、それが起こるだけなのよ。地球のでんぐり返りが。
ただ、今回は、人類のおごりが招いた結果の異常気象ではあるみたいだけど。
そして、水没する地域もいっぱい。 
デング熱は今、台湾政府が躍起となって、高尾地方から北上しないように、蚊とボウフラの駆除。それほど高い死亡率。
このまま温暖化が進んだら、日本もその圏内に入る。そのワクチンはない。
温暖化の恵みを受けるのは、日本では北海道。
あの、南下政策がもたらした日露戦争。その広大なロシアが、笑いが止まらない状態に。

ただ、その渦中にまきこまれるような目にあったとしても、決して取り乱さないようにって。そう、騒ぐでない!って、自分に言いきかすわ。
生きていることだけでも恵みと思えるようなそんな事態がくる。お金がブランド品が、肩書きが。ああ、ああ言ってなさい、好きなだけ。私は自給自足の術を考える。

用事も済んで、そぼ降る雨の中を帰ろうとしたら、赤十字の献血車。献血をお願いしますって。かつてはまめに献血してた私なんだけど、最近は記憶にないくらいしてなかったの。くも膜下出血だったし。
けど、考えてみたら、術後1年で、薬は一切飲んでないし、そろそろ献血しても問題はないと思ってね。いやあ、最近の問診書類は、細かいわよ。エイズは減ってないから、かなり露骨に書かせるわ(マークシート方式だけど)。最近不特定多数の異性と性交渉は?注射は?なんて。下品ねぇって思っちゃった。もちろんそのへんは全部いいえよ。・・・
なのに、あなたの血はいりませんだって。なぜ?5年半前のくも膜下出血で、手術を受けたからなんですって。輸血も受けてないのに。要するに脳卒中にかかった人は献血はできませんということなのよ。
「私の血あげる」「そんな血はいらな~~い!」そんなⅠ幕でした。
帰り際に、気持ちの品をって。
はい、そんなものを貰うほど落ちぶれちゃあいない私よ。
モノに囲まれて、それでも欲しがる、卑しい人々。ただの物を貰うなんて、うすみっともないことはしません。必要なものは購入します。それ以外は不必要ということですから。


1万歩は霧雨とともに

2006-02-17 21:17:31 | Weblog
時折、霧雨に煙るわが町へ、正午を合図に外出。
中国語講座のお教室確保のために。
大体が、テレテレは歩かない私なんだけど、所要時間45分よ。しかも近道を
歩いて。フ~~。地区センターは、どのお部屋もほとんど埋まっている盛況。
意欲満々。日本人は知的好奇心いっぱいの民族ですものねえ。
遣隋使、遣唐使なんて、どれほどの命が海の藻屑と消えたことか、ねえ。
輸入品が主に経典だったなんてね。書籍満載。
攘夷!って、目の色変えていたその人達が、明治になるや否や「富国強兵」で
世界の列強国へ、留学。技術の習得、教師の招聘。津田塾の創始者は、10歳
ちょっとだったんじゃない?留学した時は。
「鬼畜米英」が、一夜明ければ、オンリー、ジャズ、ギブミーチョコレート。
これを、いっつもいっつもイチャモンをつけるお隣の国民は、節操亡き民族
って、軽蔑してたのよね。う~~~ん、その側面は否めないけどね。
でも、異様と思えるほどの新しもの好きの私達ではあるわね。
だって、地続きの国境がある国々は、好むと好まざるとにかかわらず、勝手に
入ってきたでしょう、色々と。けど、海に囲まれている国だから、自ら出かけ
なくてはならない。なので、その空想も創造も妄想も際限なく好奇心となって
広がったのでしょうねえ。知りた~~~~い!って、いじらしいほどにね。

3ヶ月の使用、一目瞭然の予定表が壁一面に掲げられているのを見てフッと
そんなことを思い出したのよ。意欲的ねえって。
帰りに、白州の友人、ミチコチャンのお嬢さんがお勤めの量販店へ出向いて、
ちょっとご挨拶をって思ったのだけど、休憩時間です、で、お会いできず。
滅多に行くことがないお店なので、行けば会える、はずなんだけど、ご両親が
白州へ行かれてから、1度もお会いできないお嬢さんなのよ。
白州の山へこもっちゃったのは、ご夫婦だけなので、2人のお子さんは、相
変わらず横浜の住人。この夏で4年目になる白州住まい。早いものです。

つい最近まで、動く=車、歩いて区内をウロウロなんてしなかったので、ここ
のところの動く=歩くになってから、見るもの見るもの珍しいものだらけ。
「ここって、こんなだった?」「又、変わっちゃったわ」の様子。
その界隈を見渡してみれば、回転寿司のお店が出現。正午に出て、昼食はまだだった
ので、入ってみれば、本日開店だったの。ええ、オバちゃん達がズラ~~~。
2~3皿ほど食べて、・・・ 多分もう2度と来ないと思うわ。

軽く1万歩を越して、本日は言うことなし!
上海へお帰りの鈴木(朱)先生へメールを出して、お仕事?お母様へ甘えに?なんて
つまらない内容よ。21日には横浜へお帰りだそうで、私達の授業には支障なし。
そうそう、この前、新聞で読んだのだけど、新しい知識(特に外国語)は、遣わない
と、3週間で95%消失ですって。トホホホホホ。納得。けれど、脳細胞は消える一
方っだって言われていたのは昔のことで、3ヶ月集中(挑戦)する事や、外国語の習
得なら半年で、体積が増えることがわかったそうなのよ。嬉しい科学ね。目的をもっ
てすることは、しっかり脳が働くってことなのね。ボケ防止にって、た~だ指をクル
クル動かすトレーニングは、な~んの役にもならないって。その先に創造があってこ
そのものなんですって。
だから、
怠けたら、しっかりその結果は出るって事。人のせいにはできないのよ~~!
体も脳みそも遣わなきゃ、・・・・・そのへんにいっぱいいる年寄りの仲間に。
そして、
おいしいものを食べた~~い!・・・糖尿病へまっしぐら!
そしてどうなるの?私の母のように、脳梗塞で半身不随挙句寝たきり。右側麻痺にな
ったら、涎をたらして、言語機能はぐっと低下。話せない。
リハビリ経験者の私は、あの激痛は2度とごめん!そのくらい痛いものなのです。
従兄は腎臓機能低下で透析、脳梗塞、意識障害で、今や寝たきり。ムラタヒデオは足
を切ったわね。失明もあるし。
ちょっとズルすると、身体はす~ぐその結果を出してくれるから怖い!

肌寒い町を、背中を丸めて?いいえ、何威張ってるの?の姿勢で散策。
5種類のキノコとお豆腐のおみおつけ。目刺し3本。ブロッコリー。
今夜の私のお夕飯。もちろん穀物は食べません。日本酒を人肌燗でお銚子1本。
なんて健康的なメニューでしょう。
知ってる? 重病患者には、超低カロリーのメニューだそうよ。これは世界的な
治療方法に加えられているそうなの。すぐ栄養栄養って、意味ない、ううん、身体
に悪いのよ、負担になるってことなんじゃない? 真言密教では、比叡山だったと
思うわ。千日回向だったかなぁ、1日1回の食事、それも超低カロリー、超低栄養
で、山を駆け回る修行。お坊さんなら誰でもできるってものじゃない、超過酷な修
行よ。それを成し遂げて、アジャリになれる。倒れないか?栄養失調にならないか?
いいえ、立派なお坊様になられるのです。
身体の不思議・近代栄養学の脆弱さを知るような、不思議な身体機能。精神が肉体を
凌駕するって事なのよね。ああ、脆弱脆弱、わが肉体よ。

テレビジョン&パーソナル・コンピューター

2006-02-16 13:29:21 | Weblog
愚息その①から電話。
「もうすぐ着く」
そして、帰ってきた彼は、私の古いパソコンをとりはずして、
新しい(お下がりかな?)パソコンを設置。続いて、バカデカイテレビジョンを、
これまた交換。前のテレビジョンも、彼のプレゼント(彼達のおばあちゃんのために、
居間に置いたベッドから動けない彼女に見えやすいように、大き目のそれ)。
なにせ、コードだらけですもの、見ている私は感心しきり。
「男の子は、本当に難しいものを考え出して作るものよねえ。女だけの社会だったら
こうはいかないわよね。絶対に。凄い!」

外にいる人の鼻を思いっきりくすぐった(はず)、ヤキトリ。
お肉とおねぎを交互に刺して、たれを作って、ガス台で焼いてたのよ。
出る出る出る出る、もうもうたる煙が換気扇を通して外へ。裏側は公園。遊んでいた
人達の鼻と胃袋を刺激したらしくて、そのうちにひっそり。
セニョール・ダンは、男の料理教室のメンバーと、たまにやってるカラオケに午後
からお出かけ。6時になっても帰ってこないので、一人でそのヤキトリを頬張りなが
ら、オレンジ割焼酎を。

「腹減ったな~」
そのヤキトリを食べながら、彼は作業。
「必要なものは移すよ」
「メール。ホームページは、それとこれ。あとはその都度入れるわ」
「IDとパスワード」
「ええ?パスワード・・・覚えてない。手続きはしてもらったしね」
「じゃあ、あした聞いて。そうハードディスクは、そのまま捨てちゃいけないから、
色々問題がおこるからね。それは又抜いてあげる。今夜はこれでおしまい」
私の部屋へCDプレーヤーも。これもプレゼント。
「ラジオも聞ける?」
「ウン、だけどここんちはFMが入んないなあ」
「いいわ。ありがとう」
「3枚は置けるからね」
「わかったわ。嬉しい!英語スペイン語中国語のCDを置いて、交互に聞けるのね。
いちいち交換しなくても」
「そうだよ。よかったね。そう、パソコンにも中国語が入ってるよ。DVDも見られるし」

セニョールは、帰ってきてから又1杯。
その①のすることを見るでもなく、酔いも回ってウツラウツラ、椅子で仮眠。
「じゃあ又ね」
そうやって、彼は引き上げました。

そう、これはテレビ大好きセニョールと、古々しいパソコンを使っていた私へ、
お誕生日(1/20,2/14)プレゼントだったのです。ええ、そんなことはオクビにも
出しませんでしたが、そうとしか思えない行動。
心憎いことをするその①です。
そう、去年は、私にアメリカン・エキスプレスのカードのプレゼントだったのを
思い出したわ。もちろん遣いません。ものすご~くいやらしい言い方をするなら、
カッコつけるなら、カードで買える物は、う~~ん、いらないのよ。キャー!!!
なんてね。気持ちを貰ったのです。なので、遣う必要はない。なんせ、全てか無の
女ですからねえ私は。

けれども、気持ちがいいものですね、新しい機器は。
畳となんとかは新しいほうがいいって、言うけれど、それ以外もね。

さっき、ウチの宇宙人に昨夜の顛末を説明して、
「電話、画面操作を悪戦苦闘、やっとさっきパスワードの再発行の手続きを済ませ
たところなのよ」
バタバタと2階へ、そして降りてきて、パスワードを打ち込んでくれました。ホ~。
そう、色々な設定は彼がしてくれてたのだけど、さすが我が子。こんなこともあろう
かと、わたしのIDとパスワードを控えていたみたい。恐れ入ります、よ。
Windows2000になって、少しバージョンアップ(らしいわ)。
「すぐウィルスに侵されるあのXなんとか型じゃないの?」
「あれより、2000のこれが一番いいんだよ」
だそうです。最早、コンピューターなしでは動かない社会になって、好むと好まざる
とにかかわらず、1家に1台じゃない、1人に一台の世の中になりそうで、
「パソコンなんてやらない」
じゃあ済まなくなる?
私は幸せ者です。この数学的、論理的思考欠如人間に、神様は男の子を授けて下さっ
たのですから。もちろんどちらであっても得手不得手はありますが、相対的な話。

また当分遊べるってことね。ありがとう。Thank you.Gracias.謝謝。

             またね。 See you. Hasta pronto. 再見。

幸せは数えられないものよ

2006-02-14 23:01:48 | Weblog
お茶しませんか? スサーナから電話。
今年初めてのデート。歩いて、電車に乗って、待つこと10分。
セニョリータみたいな元アルヘンティーナがやってきました。
" Que bonita!" お美しい事!
マリアサンのお店に行きましょう、で向かえば、そう定休日だったの。
目の前にある「マクドナルド」へ。
改めて、" Feriz ano nuevo."新年おめでとう。気の抜けたサイダーみたい。
" Cuanto tiempo.Como estaba?" 久しぶりねえ、お元気でした?

お教室のお話。オバ様方は頑張って、もう4年目に突入ですって。
半年になる、専攻がスペイン語の個人レッスンの大学生の男の子は、スサーナに甘
えて、いっかな会話をしようとしないのですって。大学のお勉強の手伝いを彼女に
させて。
単語・文法もかなりわかってるらしいのだけど、彼女の質問、誘導には、電報文み
たいな返事よって。" Si" "No" "Mal" "Bien" なんて、話そうとしないのよ、困
っちゃう。そんな彼女に、
「簡単よ、一切日本語を話さなきゃいいのよ。会話が成り立たなきゃつまらないで
しょうから、のってくると思うわ。若いからすぐ上達するし、あとから感謝すると
思うわよ。言葉は、しゃべってなんぼ、ですものねえ。頑張って!」
「やってみようかなあ」
「でも、1回しか会ってないけど、彼は親子関係が問題なんじゃない?かなり難し
い状況に見えたけど。親は気がつかなくても、その相手の仕方によって、一生ぬぐ
いきれないキズを抱えて生きてく子は多いのよ。加害者は親。そして、なんで、
こうじゃなきゃいけない、ああじゃなきゃダメ、ってがんじがらめにするのかなあ。
結局は、親の好みに合わせたいのよね。ああ、不幸! いいのよ、好きに生きなさ
いで。道を作るのは本人。親でも誰でもないんじゃない? そして、信頼する。
どんな事があっても、たとえ道を誤りかけようとも信頼する。今の親に欠落してい
るものよ。夫婦間もね。
信頼って、簡単に崩れるようなものじゃないって、私は思うのよ。彼は、その信頼
を親から得られてないように見えたもの。そう言う子達ばっかりのような気がする
わ現在の日本は。可愛そうな子達」

だから、拝金主義に陥るのです。何にも変えられない数えられないものを得られない
人々は、カネ・モノに執着して、生きながら死んでいくのです。生気のない顔をして、
欲の皮を突っ張らせて、醜く生きているのです。
その尊いものに巡り会えない人達は、だから尚の事、数えられるものに傾倒していく
のです。肩書きというものもその一つです。肩書きや身につけるブランド品を剥いで、
初めて真価が問われる、そうじゃないでしょうか?

モノ・カネを欲しがる女達は娼婦。私にはそう思えます。まあ、好きに生きる。
シワシワ・タルタルのババになるまで、そうやって生きるのですよね。
ただ、自分で蒔いた種から育ったものは、自分で刈り取るしかないのですから、こん
な筈じゃなかったはない!必ずその結果は現れるのですもの。そして、なぜそうなっ
たかは、自分が一番知っているということなのです。


今日は、お誕生日でした。
特別な事はしません、なぜって私のそれなのですもの。1冊の本を、スサーナと本屋
へ行って買っただけ。久しぶりに養老孟司の本です。読ませてくれます。
「〇〇の日」というのが嫌いです。祝って欲しい人には、出来るだけ祝ってあげます
が、私には不要です。けれども、セニョール・ダンから図書カードをもらいました。
嬉しい贈り物です。子供達が元気でいてくれていることが最大、最重要プレゼント。
私は、数えられないものをいっぱい持っている幸せ人間です。

ちゃんとして!

2006-02-11 14:21:51 | Weblog
いつだったか、ネパールへ行ったウチの宇宙人の話で、そこの孤児院にいた
2才くらいの女の子が、語学の天才だって聞いたことがあったわ。例えば、
「こんにちは」
「コンニチワ」
「この子、今日本語で同じように言ったよ」
「コノコ、イマニホンゴデオナジヨウニイッタヨ」
「本当に、俺と同じに言ってるよ」
「ホントウニ、オレトオンナジニイッテルヨ」
正に同時の反復。全く同じように言うネパールの女の子、というより乳幼児。
にわかには信じられない話。でも、本当だったのですって。

フッとそんなことを思い出した、ミサコサンちのアヤコチャン。
言語のお話をしてたら、
「アヤコが、半年の時に『ミサコサン、今アヤコチャンが話してたわよ』って、
お友達が言うの。ウソでしょ! でも、何かは言ってるので、よく聞いたら
『オッパイ、オッパイ』って言ってるのですよ。オッパイなの?うん」
「それって、天才ってことじゃない?楽しみ~~~!世界の言語をものにでき
るわね、アヤコチャンは。やっぱりそうお思いになる?」
「ええ。確かに特殊な才能かなあって思う事もあるわ。小学校の学芸会で、出
演者にはなれなかった。そうしたら、お話を作って脚本を書いて。そんなことも
こともなげにやっちゃうの、」
「ねえ、とっても繊細なお子さんでしょう?」
「ええ。そう思うわ」
「大事にしてあげなきゃね」

こういう人が世の中には時として出現するのよね。
だから、去年、お伺いする前のお電話に彼女が出て、
「母は今云々」
って、いい大人の女達が、他人に向かって、
「ウチのお母さんが、お父さんが」と言ってはばからない厭な渡世だから、
言葉に敏感なアヤコチャンは、もちろんベースはお母様のミサコサンの躾の賜物
ではあるのだけど、他人には、へりくだった物言いをすべきだって、わかってる
お嬢さんだったって事。とても嬉しかったわ、よそのお子さんであってもね。

汚い、崩れた、薄みっともないことに、なんの抵抗もないって、こっちが恥ずか
しい。最近もう、我慢できずにとうとう言っちゃいました。ウン十年来の親友の
一人と電話で話していたけれど、
「ウチの〇〇ちゃんが」「ウチの〇〇ちゃんが」
という、耳障りな言い方に、
「あのさ、その自分の子供の事を人に言う時に『ちゃん』付はやめて!みっともな
いし、聞き苦しいのよ」
って。こういう大人が社会を悪くしているのよ。子どもじゃあない、大人の責任です。
その私の発言に腹を立てて怒っちゃったら、付き合いもそこまでって事。
嫌いなのよ、言葉をおろそかにする人が。長い付き合いでもそこまで~~!!!
年とともに、その人がどんな風に生きてきたかわかるのよね。
若かりし頃は、もっと純粋で、恥も知ってたのに。あ~~~~~ぁ。
ミサコサンも、もう耳を覆いたくなるっておっしゃる。
他人へ我が子をチャン付けで、ペットや植物に与えるのを、
「あげるって、平気で言う人。耐えられないですよね、気持ち悪くて。やるですよね?」
「ええ、やるが正しいのに、私はそんな、やるなんて下品な言葉は遣わないっていう、
言葉の何かを知らないってことをあきらかにしてるのだけど、上品なのよってポーズ。
下品だから、あげるなんて平気で言うのよね。教養のある人はちゃんと使い分けでき
るもの。そして、やたら、へんてこな英語もどきを遣う人を、私は軽蔑するわね。
もう、得意げに遣うその人間を、その場でバーカって烙印押すわ。薄みっともない。
この人の脳みそ薄いなあってね。そんな人とは付き合わないことにしたの。
今の日本て、少数の人間に操られているのよ。自分で検証しない。なんでこうなっちゃ
ったのかしらねぇ?」
ケイコサンもそうだけど、ミサコサンもきちんとした日本語を遣われる。これがとても
心地いい!なのです。まあ、これは普通の事なのですが。


最近、樋口一葉なんか読んでみようかなあって思ったりしてるのよ、なんて言う私に、
ミサコサンは、IT言語習得機器で、縦書き古典をお読みでした。
日本語の宝庫ですって。ええ、その機器は、英語のためだったけれど、ソフトが色々
あって、その中に日本の古典作品もあるのですって。 
この知的意欲。尊敬できる友人なのです、ミサコサンも。

『友は選べ』とはよく言ったもの。頻繁にはお会いしないけれど、刺激しあえる仲。
と、勝手に思って。ケイコサンは、英語はもちろん。そこに、スペイン語+モロッコ語。
ミサコサンは、英語に、もう一度イタリア語のおさらいをなさるそう。この意欲がたま
らないわねえ。私達の共通点を挙げるとしたら、猛烈読書家(自分を入れるのはおこが
ましいのですが)。
ミサコサンへスザンナ・タマーロの本、3冊をお貸ししに伺ったの。イタリア女性作家。
「すこし、重い中身だけど、いい本よどれも。訳者がいいのね。覚えたわ、訳者名。
次は、これぞ、フランス!って本にとりかかったけど、はてさて、訳がどんなものか
だわねえ。面白かったら又お持ちするわ。ゆっくり読んで」

スポンジに根づかせて売っている三つ葉を、4~5センチの所で切って、スポンジを
むしりとって、プランターに植え込みます。万能ネギなども、根のあるものは、プラ
ンターに植えて、有効活用するのが私流。 時々油粕をすきこんで肥料を補給。

チューリップもヒアシンスも頭を出してきて、いよいよ春の到来です。
バラも思い切ってガンガン剪定。今年の春は、殊のほか賑やかなものになりそうで、
想像するだけでも、ニンマリ。
ミモザの木は、びっしり蕾を付けて、小さな庭を覆っています。楽しみ~~~!

カサブランカは砂漠のバラと

2006-02-07 00:12:26 | Weblog
 やっとケイコサンとお会いする事が出来たのです、そのお話は書かなきゃね、
モロッコ話エトセトラを。
あの、有名な映画「カサブランカ」のカサブランカ。
「君のひとみに乾杯!」
「昨日?そんな昔の事は覚えちゃいない」
「明日?そんな先のことはわからない」等。あまりにも有名なセリフ。そのホテル
もあって、「アラビアのロレンス」に使われたところも。
歌にも歌われたカスバも。カスバって城砦のことですって。写真も見せて頂いて、
彼女は、フフフ お誘いがあったみたいよ、彫りの深いイケ面男性から。

アラビア語のなかのモロッコ語とベルベル語&フランス語の中でも、観光バスのド
ライバーがスペイン語が話せるで、彼女は喜んだのだけど、
「Poquito・・・ちょっとね」の2人だったから、長い会話には至らず、
けれども2人の言語ワールドは楽しめたそう。良かったわね。
ヨーロッパには何回も。アメリカも南の島もあちらこちらにお出かけのケイコサン。
その彼女を魅了したモロッコ。
イスラム圏でも、かなりゆるやかな国情で、お酒も観光客はOK。
そのお国の最大イベントに彼女達は遭遇して、各家庭で行われる羊の、解体を
写真に収めてきて、ちょっとギョッ!
昔の日本でも、鶏なんかは各家庭でハレの日は潰してたものだけど、今ではそんな
光景はほとんど見られなくなってきたし、四足のそれは強烈よ。羊やロバの首が晒
されて。
どうも、それは、旧約聖書の中で、アブラハムが神への従順を表すために、息子を
いけにえに差し出す。その心を善しとした神が、その代わりに羊でいいとした、そ
れが今尚続いている事らしいわ。ユダヤ教もイスラム教もキリスト教も出所は一緒
ですものねえ。その強烈さが、淡白日本人には理解しがたいところね。
イスラエルとパレスチナの戦いだって、頭でわかっても心情として理解は出来ない
もの。
雨の中、砂丘の向こうに昇る朝日を見に。ラクダの糞を頼りに歩く。当然、決定的
瞬間は見られず、静かに朝を。帰りの四駆をしげしげ見れば、とんでもない状態の
車に乗せられていたというオンボロ。
遊牧民のテントでハーブティをご馳走になったり。イスラムの住居につき物のパティ
オでお茶をいただいたりって、異国情緒に浸った今回の旅は、ケイコサンを捉えて
放さなかったみたい。

お土産に、砂漠のバラを戴いて、太古の地球が作った芸術品。アンモナイトの化石
もお土産品となってるのですって。岩塩も。
ああ、昔々は海だった証。また、6年後にそこもまた海にかえるのかな? 
フフフ、そんな説があるのよ。「ノストラダムスの予言」とはかなり趣の違ってる
お話。だから少々気味が悪い。でも、昨今の地球の状態を見てると、やっぱりソドム
の街は破滅する。ロトの一家のような人だけが助かるのかなあ、って思ってるわ。

そうそう、トイレは?
お水が貴重。紙は1回分を売ってる。そのトイレはここでは説明できない。ただ言
える事は、日本という国は、世界広しと言えども、稀有な国だってこと。
これが、何もかもが当たり前なんて思っちゃあいけないって事なのよ。

「それでケイコサン、アラビア語に挑戦?」
「アラビア語っていうより、モロッコ語を勉強しようかなあって。ガイドが何ヶ国
語も話せて、日本語もダジャレまで言えるほどだったのですが、独学ですって。ビ
ックリしちゃいました。日本には1回も来た事がないのにですよ」
「本当? すごいわね。でも、モロッコ語はわからないけど、今の日本て、独学で
も、なんとかなるくらい環境が出来てるものね。いっくらでもお勉強できる、よね?」
「ええ。もう1回、どうしても行きたいものですから。日本人がペンション経営して
る所もあるのですよ」
「やっぱり~~。もう、世界に日本人が居ない所なんてないのかもしれないわね。
親の時代には考えられない時代になったのよねえ。幸せな日本人、ね」
「シルクロードも、ローランあたりからから行きたいですね」
「イスタンブールへって?いいわねえ。じゃあやっぱりここへトルコ語も加えなきゃ!
最近、司馬遼太郎の奥方の福田みどりさんと言う方が新聞に書いている『司馬さんは
夢の中』で、家族を次々になくされて、失意のどん底にいられた人に、司馬遼太郎が
勧めたシルクロードの旅。その旅から帰国された方のことがあったの。20年の年月
をかけての壮大な旅。スケールが違う環境にわが身を置くことで、違う未来が浮き上
がってくるのかもしれないわね。
でも、でも20年よ。すごいお話よねえ。もう一人の辛い人生にも触れててね、今回
は涙なくしては読めない内容で泣かされたわ。自分だったら、多分生きていることに
耐えられないだろうという壮絶な人生なのよ、強烈な実話だったのよ。今ある自分が
とてもラッキーなんだって思うくらい」

あっちこっち横道にそれたりするけれど、2人の旅行話は止まらない。
シベリア鉄道で、ヨーロッパに抜けるなんてのもいいんじゃない?やっぱりロシア語
もよね、私は、この4月からラジオとテレビで、幾つ挑戦するかなあなんて。
インターネットでも、情報収集できるので、ケイコサンは必要情報をダウンロードの
おつもり。
私の耳には英語・スペイン語・中国語のCDが入れ替わる入れ替わるのCDウォークマン。
これにあといくつ加わるか。楽しみ~~~!


依頼があって、通過して、やっと活字になった私の文章。本日その本が手元に。
3月には店頭へ。大勢の中の One of them だけど。オムニバスは、いつでも
どこを開けても読みきれる手軽さ。その書き手の数だけあるストーリー&感性がびっ
しり詰まった「泣きたい気持ち」日本文学館編集。

そして、ケイコサンと私はいつものように、それぞれの感性に合った本の世界へ。
「私達って、年取っても、することな~いなんて年寄りにはならないって言い切れる
わね。読書の楽しみを知ってるし、もう1度読もうって本がゴチャマンてあるでしょ?」
「ええ、それだけは確かですね。雪崩現象が起きそうですよ、ウチは」
こんなケイコサン。例えば、
「グラハム・ハンコックて、ご存知?」
「ええ」
これだから、彼女と会うのは楽しい、嬉しいなのです。自己主張の少ない、穏やかな
お人柄です。能ある鷹は爪を隠す、豚もおだてりゃ木に登るの女とは大違いです。     

 ※モロッコへお出掛けのご予定がおありでしたら、ボールペンをちょっと多めに
  お持ちになられるといいそうです。かなり楽しい旅になるようです。ここでも
  モノを言う、日本製品。

豚はまだかじりついて

2006-02-05 00:11:12 | Weblog
アッという間に4回の「初めての中国語講座」が終了。
思いのほか辞めた人は少なく、今更ながらシニアの向学心に脱帽。
もちろんお若い方もいらっしゃるわ。その方々が、先生を取り囲んで、次のステップ
への交渉。そして、月2回の初級講座開催が決定。参加者13名。フ~~~
中国足部反射区健康法研究会・日本分会講師、中国語教室講師、身体にやさしい中国
料理教室講師と、たいそうお忙しい方。お嬢さんだとばっかり思っていたら、12歳
になるお嬢さんのお母様だったなんて、信じられない若さをお持ちの女性。

豚は木に登っちゃって・・・・・、思案投げ首。どうしようかなあ?と。
なんでも、知らないより知るほうが、世界は広がる。が自論の私は、ここで辞めちゃぁ
つまんない、になって、ワイワイガヤガヤのその中でお話を伺ってたの。
そして、あ~あ、すぐこうなっちゃうのよね。
誰が責任者、連絡係、なんじゃかんじゃになる?
こういう場面は、お決まりよね、シ~~~ン。これがイヤなのよ。
私?関係ないわ、みたいな雰囲気が。そしたら、先生が
「やって下さい」だなんて、私の顔をしっかとご覧になってね。
まあ、たいしたことでもないし、毎日が日曜日の私に、断る理由もないって。

基本的には、大体が、こまごました事は、どなたかにお任せが大好きなのだけど、子ど
もじゃあるまいし、イヤダイヤダ、で逃げるのも薄みっともない話だから、ハイ、引き
受けてしまいました。 会場使用申し込みを抜かりなくやって、当日の鍵当番。それだ
けよ。言ってみれば、小学生でもできる事。そして、もうおひとかたの協力が得られた
から、会計はお任せして、キーマンならぬ、キーババでもつかまつる事にしたわ。

先生は、教え方はお上手と、お見受けしたから、あとはこちらの努力だけ!・・・
これが一番のネックなのよねえ。ポイントは、面白がれるかどうか?だと思うわ。
何事もこれが必要なんだけど。だけどあの四声と、日本語にはない母音と数多くの子音に、
どう取り組めるかだわねえ。英語とイタリア語がお出来になるミサコサンいわく、
「外国語は、1000回は聞くことだって、言われたわ前に」
なんて、恐ろしい事をおっしゃってらしたけど、その言語世界に飛び込まない限り、
意識して聞くをしなきゃ、
「あら、わたくし、中国語を勉強してますのよ」だけの女になるから、馬専科に、
「少しは通じるようになったじゃない」くらいは言わせたいものだわね。なので、おだ
てにのって、木に飛びついて、よじ登りだした豚は、下は見ないことにして、せめて上
に這い上がれなくても、落っこちないように、踏ん張ってみようかなと思ったのです。

義務教育英語程度、スペイン語、加えて中国語。
一つの言い回しを、3つの言語で書いて、こうなりゃ、目いっぱい面白がるわ。
聞いて、言って、書いて。
頑張ります!I'll go for it! Animo! 加油!てな具合にね。
100語をお勉強した方が書かれた本を読むと、知らなきゃつまらないって思うわ。
この世の事は、すべからく楽しむために存在する。て、思えたらいいでしょう?
それに、何よりも私はその言語から見れば、外人なのですもの、間違えた、それで?
当たり前な事よ、これがいつもの姿勢。

同い年のナラチーに、久しぶりに
「すぐ近くにいるの。たまにはお茶でもいかが?」の電話を入れれば、
「今から又仕事」
相変わらずの、ワーカーホリックの彼女(と私には見える・・・これは私が怠け者と
いう証?)。でも、世の中にはいるのよねえ、仕事が目的みたいに生きている人が。
彼女は、糖尿病の自己管理が出来ないご主人に少々嫌気を感じているのも、仕事に逃
げる理由ではあるらしいけれど。ええ、「家にいたくない症候群」の一人。結構女達
に多い症状よ。あとは、「買い物依存症候群」。これは終わりがない症状ね。
怠け者で、全てか無かの私には、どちらもよくわからないわ。まあ、結局人は好きに
生きるのだから、フ~ンしか出てこないし、可哀想にねぇって思うだけ。

日本列島、南から北へ地震のない日はない。南極も地震。もうあっちこっち天変地異
現象が群発。まあ、あと6年をどう生きるかだから、孫はいらないわね。これ、ちょ
っと本当の気持ち。でも、いつものように、この目でしっかとその時を見据えましょ
う、よ。地球のでんぐり返りを、です。