ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

歩く姿は・・・・

2005-06-30 21:26:59 | Weblog
「立てば・・・大分前に終った
 坐れば・・・立てばの前に散った
 歩く姿は・・・ン~~、美しい」ってな~に?
そんなあでやかな女性に会ってみたい。

「立てば芍薬 坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」ねえ、そんな女の人見たことある?
 いまや、ボッサボサの髪の毛を、かきあげる爪はネイルアート。猫も杓子も同じ格好。
まあ、このご時世に、楚々とした人の存在を要求する方が無理だってはわかってるのよ。
けれども、やっぱり大和撫子にもお会いしたいって、思うのよねえ。外柔内剛。 私?
「レイコサンは何人(なにじん)?」ですからねえ。 このご時世に、「Japanese Sta
-ndard って私のことを言うのよ」って、自信を持って言っても、知人は「違う違う」
ですもの。 でも、今や当たり前になった権利の主張をする人が苦手よ。 人を侮(あ
など)る人も嫌い。 自分以外はみんなバカだって思ってるのよ、そういう人は。
そして、「巧言令色少なし仁」のように、やたらお世辞を言いまくる人とかね。
何しろ、私は「国分」玲子ですよ。
産はカゴッマ、国分の産ですから、おとこん人をこけにするなんて、できもはん。

アメリカがどうだろうと、日本人の美意識を捨ててしまった方とは、付き合えません。
アメリカ? セックスとおカネだけが好きな国民よ。例外の話はしてはいけません。

その、歩く姿は、のユリは大輪の黄色。 去年ご近所のお友達にいただいたそれ。
すっかり忘れていたので、嬉しいうれしいウレシイなのよ。雨に打たれながらも頑張る
姿は、たおやかで、一歩引いた、それでいてしっかり自分の存在を知らしめる、そんな
日本女性を思い出したの。 まもなく遅ればせながらの、カサブランカが芳香を放ちな
がら咲く順番を協議中。今年は1本に1輪しかつけてないけれど、白は派手な色です。
1本に1輪の花でも、その存在は素晴らしいものです。
カサブランカの実家は日本です。オランダで改良されて、ですからオリエンタル(東洋)
リリーなのです。 うれしいですね。

顕微鏡

2005-06-28 22:21:58 | Weblog
「見てみます?」
「エーッ、ちょっと勇気が入りますね」
 おそるおそるそれを見る。
「何なんですか、昆虫じゃあないですよね、足が6本以上ありそうですもの」
「はい、昆虫じゃあありません」

ここ10日ばかり、足だけなんだけど、こんなにかきむしったことなんてないわ、
というほど、まあ、汚いことって言ったらありゃしない状態の足よ。$100万
の足が泣く(誰も知らないものだから言う、言うよ)ってね。

昨日、出先の車の中で、痒い痒い膝下。
よくよく見れば、小さな生き物が皮膚に喰らいついてるじゃない!
「何~、これは!」
爪先でひっぱがし(ちょっとオーバー)、ティシューにくるんで今日保健所へ、よ。

「まあ、ポピュラーな生き物で、日本全土に分布してますね」
「よくアレルギーの原因の一つに数えられるアレの仲間?」
「ええ、でもアレは、家の中にいて、肉眼では見えないのですが、これは外の叢(くさむら)
 の中にいるのですよ」
「でも、いっつも、ここに越してきて以来、ずっとしている土いじりで、今まで経験し
 た事はないのですけど。お散歩で?」
「叢があればどこでもいますからねぇ。ズボン着用でも、裾から入りますよ。ですから
 ズボンの裾を靴下の中に入れるとかして、皮膚をしっかり隠して作業して下さい」

外国帰り、山歩きなどしましたか?が初めに出た言葉だったのよ。グアテマラから帰国
してもう2ヶ月以上だから、それははずす。山歩き?私はそんな自虐趣味はないからそ
れも該当しないわね。多分、認めたくはないけれど、自宅の庭か散歩の道々という事ね。
それが媒介する病気も、確定じゃあないけれどあるのですって。紅斑病やライム病って。
心配でしたら皮膚科へって。ううん、心配なんかしないから行かないわ。
だって、金輪際、医者にかかるような事態には遭遇しないって決めているからね。笑う?
お笑い下さいな、おなかを抱えてでも。だって私はそう決めているのですから。自分を
信頼しないで何を、誰を信頼するの?そういう人はいっつも不安と道連れでしょう?
私?不安?一切ない!!ああ、その生き物は何だったのって? それは「マダニ」
でした。 顕微鏡で見たのよ。ウン十年ぶりの顕微鏡よ。
ああ、面白かった~! ちょっと周りにいないわね、こんな経験した人は。
だから、面白かった~~~なのよ。変な女?ええその通り!

イングリッシュ&カナダ&中国?

2005-06-26 10:24:17 | Weblog
「この人はね、世界で一番偉いのは自分て、思ってる人よ」占いばあちゃんが昔に
言ったっけ。 だって、占いの結果を聞いてきてって、それで結果がこれだったから、
大笑い。「そうだったのね、は~いひれ伏しま~す。お代官様」
ってなものよ。これは前に書いたわね。その彼女のお家に、わが町の美味しい和菓子
屋からなぜか甘いものなしで、茶飯、いなり寿司、巻物3種(これも美味しい)を買っ
て行ったのよ。
彼女の夫君は、ゴルフ。トンボ君(末っ子)がいるかなあ、なんて思いながら伺えば、
トンボ君はカナダへですって。
設計(飛行機)のお仕事なんだけど、外人抜きには仕事にならない、何はともあれ英語ね。
その必要性に、俄然語学学習に燃え立ち、カナダへ旅立ったらしいわ。
もしかしたら、フランス語も習得してくるかもね、フランス語がメインていう州もあるって
聞いた事があるから。
そう、彼の母は英語が堪能よ。その母に
「1人で生きていくこと!家へは帰ってこないこと!」
と、きつ~いお達しを背中にもらって。でも、本当はとても気にしてる母よ。

その内、♪Love letter from Canada~♪ なんかだったり?ああ母にはないわねこれは。
母の知らない人へはもう送っていたりして。フフフ若いのですもの。事実は?知らな~いわ。

♪ま~いにち ま~いにち 私は通ったの~~~♪
なぜ? ご夫君と一緒の経営者の彼女は、お庭遊びをしている暇がない。
すばらしい大きなお庭が、すこ~しベソをかいててね。土・肥料・花々を運び込んでたの。
イングリッシュガーデン風にしたい、って言ってた彼女に、
「こんなのいかが~~~?」
の手始め品々よ。我が家で増やしたバラと他に草花たちも。
イングリッシュガーデンには、バラは不可欠のものだからねえ。ハイ、プレゼントよ。
「自分でする?それとも任せる?」
「自分でする~~~!」
「じゃあ、お手伝いに行くわね」

着いたらお昼。まずは腹ごしらえよ。そして、やっぱりオシャベリで時間は過ぎる。
「早く~!」
「ま~だ暑い」
「全部植えないと帰れないのよ」
重いおみこしを上げて、始めだして、どうにか収めて地植えのものは彼女に任せて
「じゃぁねぇ。次も遠慮しないで声かけてね、1人じゃ出来ない作業だからね~」

彼女は、日帰りでたった3~4時間しかないじゃない?って。
それでもバ―バに会いたいって、お孫さんの到着を待つ幸せ女よ。女のコースをちゃ
んと踏んでいる、まっとうな女よ。言う事なしです。
帰ってみれば、卓上に置きメモ「中野に行くよ」。
セニョール・ダンは、「中国文化研究会」へお出ましよ。その研究会で飛び交う言葉は
「ポン・チー・リーチ・ツモ・アタリ・マンガン・ハネマンなど等」よ。
おなかいっぱい遊んでらっしゃ~~~い!

お好み焼き・有馬温泉・忍ぶ恋

2005-06-23 13:49:02 | Weblog
さあて、お昼は何にしようかしら?ええ、昼食ね。
朝はパンだし、ご飯は食べたくないし、残るは麺? それも今一そそられないし。
冷蔵庫の野菜室をのぞけば、大きなキャベツがドドーンと、何日もそこ(底)に居てね、
「いつ食べるの?」
知ってる?ガン予防に、筆頭がニンニク。次は?・・・ハイ、キャベツでした。
昔、石原裕次郎(東京都知事の弟)の足が長いのはキャベツを一杯食べたからだなんて
言われた事もあったわね。
トンカツ屋さんで、キャベツおかわり自由!なんて、嬉しいじゃない?自己主張が強く
ないのが可愛いわね、キャベツは。ほんのり甘くてね~。
人の舌は、「甘さと油」がこよなく好きみたいよ。お料理番組でも、食べた人が、何か
って言ったら、「これは甘いですね~」ですものね。甘いのが嫌いな人にしたら、
「オオ、いやだ!」でしょうが。わずかに感じる甘さがおいしさに欠かせないものらし
いけれど、そんな微妙な味覚のない私メにしたら、わからないことよ。
それで、その大きなキャベツを眺めてて、フト、思いついたアレ。
北海道にいる馬専科のお得意食べ物。まめに作ってるはずよ。
白州のミチコチャンのそれは、もんじゃ焼き風。
そう、キャベツをいっぱーい入れた「お好み焼き」を作ることにしたのよ。
豚肉は、冷凍庫の中だからベーコンがその代わり。こまかい鰹節、チリメン雑魚、チル
ドルームに入れていたエビを具に、ややサラサラ仕様に仕上げて、フライパンの中に流
し込む。トンカツソース+ケチャップ+マヨネーズのソースを塗って、
「神様ごめんなさ~い!お行儀悪くいただきま~す!」
って、広げた本と、お好み焼きを行ったり来たりの目。けれど、背筋はピーンよ。
前屈みになったら、人間じゃあないってことだから、気をつけるのよ、姿勢は。
そうしたら、本の中身が大阪人と有馬温泉話よ。
「ぼてじゅう」のお好み焼きは美味しかったわね。セニョール・ダンの転勤で、大阪住ま
いは3年半。生憎有馬温泉は行かなかったけれど、馬専科は大阪生まれよ。1歳半で米子
にまたまた転勤だったけどね。だけど、好きなのよお好み焼きが、馬専科は。留学中、
中国でも作ってたのかしら? そのくらいの好物。
有馬温泉について書かれていたのだけど、昭和36年に我が敬愛する司馬遼太郎が書いた
文なんだけど、その有馬温泉を訪ねる人の中には、忍ぶ恋の2人なんて人たちが来たり、って。
その「しのぶ」って表現に、思わずお好み焼きを詰まらせそうになったわ。
今、どれほどの美しい日本語が、無残に捨てられ、葬られてきた事か。
「忍ぶ? なんでそんなことしなきゃなんないのよう!いいのよ、堂々としてりゃぁ!」の
ご時世ですものねえ。 微妙な心遣い、表現、それもゴミみたいにうっちゃって。
つまらない人間達が、欲望のままにうごめくそんな日本になっちゃうわねえ。・・寂しい。

アンデスでスノボ

2005-06-20 22:58:21 | Weblog
グアテマラで出会った2人のニッポン男児。
1人は、日本のサラリーマン生活特にアフターファイブの過ごし方に疑問を持って、
アメリカ経由アフリカのアンゴラへ。その後、メキシコから自転車で中米を通過ブラジルへ
向かったNGO活動の青年。 今頃どうしてるかしら?
「趣味は?」「編物です」って言ってたオノコよ。色々な事にフラットな感覚を持ってるって
見えた好もしき男の子だったわね。
もう1人、広告業界に勤めていたけれど、おカネを遣う暇もないほどのハードな仕事に、ご両
親はとても心配されたそう。自分でもそういう生活に少~し疑問を持ったのね。「ご破算に願
いましては~」で、イースター島のモアイを見に、中南米の旅に出かけた青年。
グアテマラから一気に南下して、南米南部のパタゴニア地方の見事な自然の雄大さ、壮大さに
圧倒、そして感動って。
チリーに入って、目的通り「イースター島」へ上陸。
モアイに会えたことも嬉しかったけれど、南海の孤島のたたずまいに感動。何よりも人々の
素朴さと親切が、その自然と相まって見事に彼のハートを掴んだらしいわ。
そう、今の日本にはないものかも知れないですものね。
そして、1キロ¥600のマグロを買って、調理に挑戦!ですって。
チリーの首都サンチャゴまで北上して、只今冬の南半球、アンデス。そこでスノボを楽しむって。
そう、人は「何を言う」かじゃなく、「何をする」かで決まるのよね、その人の人となりが。
NGOの彼も、アンデスを滑っている彼も、自分を頼んで、経験と言う宝を貯めている真っ最中。

バーゲンセール

2005-06-16 08:54:41 | Weblog
手に手を取ってセニョリータが帰国。
グアテマラで咲いた恋の花は、結実するのかしら?
偶然、お家の近くのショップで2人に会ったスサーナから電話よ。
私? 関係ないわ。 かの地での2人の日々を見てきたから。大人になりきれ
ない日本の女の子達。
耳に心地よくないものは排斥。
気持ちはわかるわ、私だって一足飛びに今の年令になった訳じゃあないからね。
けれども、今の多くの女の子達と決定的に違っていたのは、
        自分を大切に
してたことね。決して決して安売りはしなかったって。今の子達は、いっつも
        バーゲンセール
でしょう? 感心事が「おカネ」「セックス」ですものねえ。
そして、自信のない大人達は、
「みんなそうなんだから、しょうがないわね」
で、無駄飯食らってきたって証明してるありさま。灯りになるのが大人でしょうが!!!
薄暗~い所で、大人達も一緒になって、何をしてるの?
「冬のソナタ」現象、グアテマラで見たBBC放送の日本の女達のバカ報道。これが悲しく
なくて何が悲しい、情けない、よ。
もう、私はそんな女達と関わりは持たない事に決めたから、みんな
       ソドムの住人になりなさい!
私は、その住人にはならない。
私は良き日本人であり続けるのよ。「烏合の衆」「めだかは群れる」と言う言葉は我が家には
存在しないのよ。可哀想に、自分に自信がないから、いっつも人の目ばっかり気になるのよね。
そして、バーゲンセールの大安売り。そして、ククク・・、カネボケ、色ボケの老人になるのね。
そんな人たちに「介護保険」は払う必要なんてない、そう思わない? ねえ、そこの人!

続き?

2005-06-12 09:29:44 | Weblog
虹の橋から思い出したあるお話。
日本人ならみんな知っていること、かしら? 
虹の橋の上から海水をかき回して、
何で? 「アメノヌホコ・・天沼矛」で。
その矛を持ち上げた時に滴り落ちた滴(しずく)が固まって、島(オノゴロジマ)が
できたのです。その後は、みなさんご存知の国産みのお話になっていきます。
最初に出場するだけで、2度と出てこないアメノミナカヌシから依頼されたイザナギ、
イザナミが登場する時に持つ矛のお話です。
虹の上に立ってなんて、なんて美しいお話でしょう。
1神教と違って、強い緊張はありません、多くの神々が登場する日本の神話は。
先の戦争で、完膚なきまでに叩きのめされた日本人は、
「熱もの(羹)に懲りて、なます(膾)を吹く」になってしまいました。
どういう意味?
思いもよらない熱い汁に、驚き、懲りて、2度とそんな経験はイヤ!で、冷たい
なます(冷たいお料理)なのに、フーフーさまして戴くという、過剰反応、状況判断の欠如、
考える事の放棄をすることを言う言葉です。

外国崇拝、白人崇拝、日本嫌いの情けない国民に。
もっともっと柔らかく、強くならなければいけません。誇りを捨て去った、生きるよすがを
持たないままに、
「ゲーッ、かっこわり~!」
「でっけ~!」
「うっめ~!」
「やばい!」多くのETC.の女達が発する言葉。

こんな下品な国民になって、当然教養の一つでもある日本の神話「古事記」のおおまかな
お話くらい知らなければ恥ずかしいことも知らず、今や「恥ずかしい事」が大手を振って
厚顔無恥で下品な笑いを振り撒いて、巷を闊歩しています。
知識は、受験用だけにあって、それを過ぎれば、感心事は「おカネ」「セックス」「美容」
「食べ物」「ブランド」となって、敬語や丁寧語は、相手を尊重するために存在する事も
知らず、ひいては話し手の品格を落とさないためにあることも知らず、どうやってこれか
らの長い人生を、人と関わって生きていくのでしょう。
                     いくのでしょう
                         いくのでしょう・・・・・・か?

天からのプレゼント

2005-06-11 21:34:58 | Weblog
   ◎ 本日のキャスト

  虹・・・メインキャスト
  セニョール・ダン・・・夫
  カズコ・・・真向かいの奥さん
  語り手・・・私     

「ねえ、ねえちょっと来て!」
酎ハイのお代わりを自分で、いつものように作っているセニョール・ダンへ。
「なんだよ?」
少し鬱陶しそうに、グラスを片手に、庭に面している部屋の片隅に立って空を
眺めている私の所へ。
「アッチ! ああ、段々薄れていくわ。南のほうへ、しっかりかかっていたのよ。
でも、まだあっちのほうはきれいに見えるわ。ホラッ東の空を見て!こんなに大
きなのを見たのは、最近の記憶にないわね。きれいねえ~」
「ああ、本当だなあ」
と、5秒も眺めていたかしら?それでもいいのよ、見たのだから。
北東から南の方向へ、くっきりと大きな虹がかかっていたのです。
めまぐるしく変わる空模様の1日。雨と雨の間隙を縫って土いじりに終始したいつ
もの私。セニョールは勝手に晩酌を始めだしていたわ、これもいつものようによ。
夕方の、本当に短い時間。私は、今夜は第3のビールと言われる「雑酒」アルコール
5%のそれは350ml缶とvino tinto(赤ワイン)をグラス1杯。
薄日が射しているような外の様子を見に、ガラス戸を開けて何気なく見た南の空。
本当に感動したわ。1人で見ているのはもったいないような、そして、ドンドン消え
ていくまさに「Rainbow Bridge 虹の橋」に、前のお宅に声をかけ、お夕飯の支度の
手を止めた、奥さんのカズコサンと眺めて、
「リンチャンが4~5才にでもなっていたら見せてあげるのにねえ。人って、結構些
細な事を記憶しているものなのよ。残念だわ、ま~だ1才じゃしょうがないものねぇ」
リンチャンは、カズコサンの初孫(ういまご)で、この前やっと1才になった赤ちゃんです。
ウチの宇宙人曰く、
「あの夫婦は、1分回に100回は、可愛いって言ってたよ」
そう、歌にもあるように
♪なんでこんなに可愛いのかよ~~~♪
それが孫。 らしいですね。ウチにはそんな存在はいません。
代用品(?)はいますけど。
ハイ、シーズー犬のマリリンです。時々彼女に言います。
「ウチの子になってくれてありがとうね」
って。
可愛い犬と、花々と、ちなみにバラは50数株もありました。ええ、下品じゃあなく咲いて
います。そして、天からのプレゼントの七色の虹と。
平穏無事な日々に、添えられる様々な嬉しい出来事や存在に、しみじみ幸せを感じます。
今日もキチンとお食事も戴けました。幸せなことです。天災にも人災にも見舞われることも
なく。           はい心から感謝です。

色とりどり

2005-06-09 20:17:17 | Weblog
年2回の、お庭の大改造よ。小さいからできることで、白州のミチコチャンちみたいに
広大だったら出来ない、しないわね。なるがままにしているかも。そのくらい広いお庭
です、彼女のお宅のお庭は。
我が家のそれは、縦横歩いてウン歩の広さですから、
「やるわよ~~!」
で、充分結果を楽しめるのよ。
ラティスは、濃いグリーンに塗って、今はやりの茶色にはしません。みんなと同じが恥
ずかしい嫌いな女なのです。でも、木製品は大好きですから、同じ色のペンキも買って、
なんて思って、ドイト(Do it yourself)へ。
フフフ、い~いもの見つけちゃって、ハイ、買いました。グズグズ迷う時は買いません。
「いかが~?」
って、私を誘うように見えたのでネ。濃いグリーンの柵が。ペンキ不要よ。

工具は何も使わないで、組み立て。
そう、なんとなくいい気分で、10年以上同じ場所に置いて(埋めて)ある、ちょっと
いびつなバラのアーチも、正しい位置に置き換えて、大輪ピンクのお花を無数につける
そのバラも10年以上。脚立に乗って、四方八方に伸びた枝をアーチのあちらこちらに
留めて、買い求めた、あるいは挿し木で増やしたバラの鉢、大小合計30以上。

歩いて10分位の所にあるお宅のお庭は、フェンスにお家の外壁に、バラをまとわり
つかせて、それはそこのご主人の作品。道行く人たちの足を止めるに充分。
「すご~~い!」
の言葉しか出ない、こぼれ溢れる花々。どれほどの手が入ったか? 同じ花好きとしたら
想像がつくので、その丹精の結果にただただ脱帽。 なのに、我が従妹ときたら、
「下品!」の一言だったのよ。 ふ~ん、そういう感想ですか?しかなかったわ。

いっときのガーデニングブームも去り、今や本当の花好きが残った感のする昨今。
昨日までのお庭とは又、姿を変えて、いつものように主役はバラだけど、数種類はある
ゼラニューム。 そこに青色のアガパンサスの大株が3鉢。大輪と小輪の2種類のそれが。
越冬したものや、こぼれ種から発芽した花々を加えて、ピンク・白・黄色・赤・紫・肌色
(含・オレンジ)のかたまりにして楽しんでるわ。

幸せねえ~~~、私は。 もの言わぬ植物達に癒される日々。
花瓶に飾れるお花を育てるが、第一の目的なので、バラたちは、ウチの中でも楽しませて
くれてるのよ。 最初に咲くお花は、もちろん母へ。
「お母さん、きれいでしょう?」
って。 庭の植物達へお水をやる時、必ず語りかけていた母でしたから、きっと私が育てた
お花を、何よりもなによりも喜んでくれると思うのです。母?彼岸の人です。

73

2005-06-05 22:13:28 | Weblog
横浜駅は、やはり ガウディ設計の聖家族教会と同じように、終わりのない
工事が続いているようよ。 滅多に外出はしないのだけど、今回は、横浜美
術館で開催されている「ルーブル美術展」のチケットを2枚戴いたので、
これはやはりケイコサンでしょう。で、横浜駅東口のある所で待合わせ。
その場所までの足元は、工事中の様子で、
「本当に、完成なんてあるのかしら?」
という構内。 そして、土曜日という事も相まってか、人の多さに酔いそうよ。
まずはお食事に行きましょうで、ケイコサンの案内に従って、イタリアンのお店。
イタリアで修行をしてきて、無農薬の食材を使ってのお料理にこだわっている女
主人(オーナー)ですって。

みなと未来地区にある「横浜美術館」は、そこから15分ほど。
4月から開催されている美術展なのに、昔の社会党がよくつかった牛歩戦術の
ような、ノロノロ進行になるほどの人の多さ。19世紀フランス絵画 新古典主義
からロマン主義へ。
歴史画、時事的絵画、オリエンタリスム、動物画、肖像画、風景画、風俗画の展示。
浅学の私には、知らない画家とその作品群。やっと ドラクロア、コロー、ミレー
の名前を見て、昔々の学生時代に知ったその名前にホッとするありさま。

どこかで、誰かが言っていた言葉。
「人を元気付ける絵は少ない」
って。そうかも知れないって、思ったわね。無知な私は評論はできないけれど、
ペストでのた打ち回る人々や、殺された人、今まさに殺されかかっている人の絵は、
どういう評価があるにせよ、身近に置きたい、観賞したいとは思えない題材ね、と
ケイコサンと言ったものよ。そして、彼女がおっしゃるには
「写真の代わりに、描かれたような、そんなんじゃありません?」
「そうだったのかも知れないわね。事件、風俗を描きとめておこうってね。でも、
凄い描写よね。恐れ入りますだわ」

ただ、いつも思う事ながら、保存のよさに感心するのよ。
今回の絵の強烈な印象は、人物達の肌の美しさで、たとえようもないほどだったわ。
けれども、あまりに多い作品群に圧倒されて、少々疲れてしまったのも事実よ。
常設絵画、日本画を見て、いささかくたびれた私達は、コーヒータイムに。
20~30分もいたかしら。帰りましょうで、そのビルのドアを開けた途端、土砂
降りの雨のお出迎え。
「天気予報は、正解だったのね。夕方から雨!って。さあ、傘を買わなきゃ」
喫茶店があったそのビルでお互いに傘を買って、土砂降りの中を横浜駅まで。それも
悪くはなかったわね。そして、駅で
「さようなら」
ケイコサンは、1泊旅行が次の日に。
「お天気がよければいいわね。楽しいご旅行を!」

横浜美術館のそれは、7月18日まで開催です。 その数73点でした。