ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

フ~~~

2007-07-31 12:20:40 | Weblog
なんだかグチャグチャごちゃごちゃ整理がつかない状態が続いていたわ。
大きなダイニングテーブルには、肩身狭くそれでいて大きな顔をしてるとしか
思えない紙集団が窮屈そうに押し合いへし合い重なり状態で幅50~60センチ、
向こう80センチくらいも占領している。
食事の時は急いで他所へそうっと(手から落ちないように)移動。
でも、ご飯が済むや否や、そう、セニョール・ダンが大好きな as soon asね。
又元の位置へ大きな顔をして。
 何を優先して、どのくらいで片付けるか。ううん、片付けるだけなら訳もない
ことなんだけど、考えなきゃならない それに関する書類や勉強資料に問題集。
もちろんそこには最優先趣味読書の3冊ほどの読みかけ本も加わってるから始末
が悪いの。
 考えなきゃならないのは特許庁から来ている私が申請している実用新案件案の
訂正・補正請求書類一式。
 とっかかりは今年の1月末。その後、1回目の補正請求が来て、忘れていたと
ころへもう一度。全てを文字で表現しなきゃならないって、かなりシンドイ作業よ。
もちろん図柄は書くわ。そこに矢印を入れたり、簡単な説明をつけてはいけない。
別紙に事細かに説明文言を書く。百聞は一見に如かず なんだけど、そこはそれ
お役所仕様にしなきゃいけないのよ。ええ、でも親切な今時のお役所ですから、
どこそこへ連絡をして、専門家に相談しましょうって、その部署や担当者名、を
教えて(記載)くれてるのだけど、できるだけ自分で処理しようって思うものだ
から、のびのびに。面倒臭さも手伝ってね。
 生死にかかわることでもあるまいにって、なんとなくズルズルと。  
でも、意を決して訂正補正書き上げ投函。フ~~~

 カザマサンとエスタンシアプラザへも行ったわ。
アンドレアが歓声をあげて、私の手を取ってキッチンへ。一人料理に奮闘している
マルコへ、久しぶりの私を。
「生きていましたか?」
ってマルコ。お嬢ちゃん二人も大きく育って。
「これでお嬢ちゃん3人になったわね。でもこの子は働き者でしょ?」
って、私はアンドレアの事を。
「でも、セニョーラですものねぇ」
って言えば、
「ノノノ、ワタシ ワカイヨ」
って、お得意のサンバで踊りだす。
 心底ブラジリアーナの陽気な女の子アンドレア。
"Muy bonita!"
"No! muy. muito! お勉強しましょうポルトガル語」
って、言われるけどねえ。モルモン教無料英会話教室へ毎週通ってた頃はいつも
来ていたエスタンシアプラザよ。でも、なぜかポルトガル語はそそられない。
同じロマンス語なんだけど。フランス語もね。
お料理は美味しいけれど、閑散としている店内。カザマサンと心配しちゃうほどね。
そういえば、界隈も閑散としてたわね。活気が感じられない、これは何?なぜ?
 そして、翌日。スペイン語スサーナクラス。前の日にエスタンシアプラザへ行っ
た話から、
「行きた~い」というクラスメイト達。
「いつ?」
「今日」
久しぶりにその日は車で、私が先導。
「又、来ちゃったわよ」
「じゃ、又明日もきますね」
「来ないわね~~~~」
まもなく人手に渡すというこのお店。アンドレアは具合が悪くなって臥せってました。
「ここ辞めるのがアンドレアの薬ね」
ってマルコ。
心労が身体も蝕むからねぇ。
「ええ、もっと違うお仕事を探したほうがいい。何かある?」
「ウン、いろいろ出来るから大丈夫!」
「人手に渡る前に又1度来るわね。彼女に宜しく、お大事にネ」
フ~~~、人生はままならぬ、ね。

「レイコサン、ボクアシタイカレマセン」
「どうしたの?」
「チョット イモウトヤオトウトガ、イロイロ」
「ペルーに帰るの?」
「ノ、ノノ」
そして、彼の日本語個人レッスンは終了しました。疲れてしまったミゲルクン。
したくない理由を出来ないに摩り替えて、色々と。
「わかった、じゃまた会いたくなったら会いましょう」
「レイコサン、アリガトウ」
「いいえ、元気でね」
 すこし悲しい私は、丁度メールが来たその相手に
「悲しいのよ少し。でも土曜日が自由になったわ」
「レイコサン、土曜日にロンドンへ来て私に日本語を教えて」
メールの相手はポリーチャンでした。それが出来れば楽しいわね。
フ~~~~~。

そして、やっといつもの日々(のような気分)。
ミリャムクラスで知り合ったクリタサン。ハリーポッター最終巻(7)原書を
お読みになっていらして、
「やっと3分の1くらいです」
って。
「瞬間で訳す?」
「いいえ」
「ああ、そうなったら楽しいでしょうねえ。その言語で理解できれば。前に
 先生に英和辞書は使うなって言われたのだけど、ちょっと辛いのよね。でも
 普通に高校を出てれば、英英辞書で大丈夫って言っていらしたけれどね」
同じ方向の帰路。もう一人の可愛らしい奥さんサトウサンと。
カザマサンがお休みの時は、彼女達のクラスへお邪魔しますに。違和感のない
クラスです。
「こちらでもいいけれど」
って、ミリャムさんに言えば、
「カザマサンが寂しいよ」
って。
「では、どちらもいいという事にしましょう」
ああ、早く、そう、もういい加減にスペイン語を普通に話せるようになりたい!
そのためには、1にも2にも私の努力に掛かっているのです。知ってる、わかっ
てるのだけど・・・・・。
フ~~~~~。

何!あれは?

2007-07-24 21:58:48 | Weblog
梅雨まだ明けやらぬ当地。じっとり湿っている土。苔が生えたり、団子虫が
あちらこちらで背丈の低い草花の葉や花を食い散らし。そんな今朝、新聞を
取って小さな庭をぐるり。
敷石に目が行くともなく行って、そして何やら見たこともない物が。
ベージュ色のそれは細い紐状。敷石を回って、40cm位の長さに見える。
 クモの巣を払っていた小さな箒で触ったら動くじゃありませんか。
生き物?基本的に手足のないグニュグニュ系は ウ~ン、好意は持てないの。
鹿児島で幼い頃によく田んぼや小川に入っては蛭に吸い付かれていたせいか、
どうも 好きになれないのよ。
何?・・・厭だ、何なの?・・・初めて見るそれ。気色悪い!
長さ、色から何も連想できない。これが癪!ウン十年生きてきて、此処はそこそこ
都会に位置する地域であっても、かつては蛇も出た所、生き物を意味もなく毛嫌い
する女じゃあないって自認してるし、あの女たちがキャーキャー騒ぐ姿に、ジロー
ッと冷たい視線を送るそんな私がちょっとうろたえたのよ。
不愉快! 知らないって事が不愉快の二乗!

どうにか蛭の仲間?で手を打ちたくなった私がパソコンの前に座ったのは当然ね。
探しました。でもありませんでした。

大笑いしたくなるほどのピーカン青空に、洗う洗う大洗濯。洗濯機とベランダの
往復。干す乾く又次!って2階までの往復はエクササイズ!
アッ そうだ!
庭に行ってみれば、雲を霞とドロン!(なんて大袈裟な!)キャツはいませんでした。
そこらへんの敷石を持ち上げてみたら、いたかも知れないけれど、それをしたから
って、私の人生になんの関係も持ち得ないのは明々白々だから、ウ~ン、スッキリ
しないまま今日も終わりになりそう。
どなたかご存知かしら?・・・ウ~~~思い出しても気持ちが悪い。
何だったの?

世界は未知(私だけ)の生き物がまだウヨウヨ居るのかも知れません。
やっぱり、知ってる事って、爪楊枝の先っぽくらいもないのかもって、又認識を新た
にした今日でした。
珍しく?初めて?日に2度もどうでもいい事を書いたなんて。
でも、これは書かなくてはって、思った衝撃的出来事だったのですもの。
 What's that ?
Que es aquello ?
あれは何?あ~~~やっぱり気になるわ~~~。

今、携帯のメール受信コール。前の私の中国語の先生から。
8月から中国語のクラスが、スペイン語のクラスと同じ地区センターで始まるって、
そのお知らせメールを下さったの。歩いて15分位のそこは、ちょっと辺鄙な所に
位置してるので、お散歩コースとしてもいい道順。夜なら車で一走り5分。
そこなら 喜んで通えるわ。あの四声は難儀だけど、できるだけ多くの言語をって、
思っているので、そこで開設が決定で、月・木曜日に重ならなければ何も迷う事は
ない! 加油!よ。頑張るが油を加えるって、日本人にはイメージとして捕えられ
るわね。やっぱり漢字を使う私たちには親戚言語かも。いえいえそんなラクじゃあ
ない あの発音。1語1発音、抑揚が違えば、意味(漢字)が変わるという代物よ。
我是日本人=wo shi ribenren=私は日本人です。 
日本人が苦手なあのR発音。容赦なく出てきます。
BRICSが世界をリードするって、前にも書いたわね。
そのCは中国。ま、それはいいんだけど、モンチャンと話したいものね、中国語で。
ええ、もちろん都合の悪い話は中国語で馬専科や義兄ともね。それができたら
hen hao 今の中国漢字はこのパソコンにはないのよ。haoは好という漢字だけど
henはとてもっていう漢字なの。hen haoで、とてもいい よ。

外国語を遣えるって、ちょっと便利。日本語で言えば傷つくような事でも、さらりと
よその国の言葉で言えば、こっちの気分は解消するものよ。相手は、フフフ、日本人
はまだ、日本語以外の言葉には拒否反応がありますから、・・・快感!
ええ、澄まして日系人になっちゃいます。

こちらは久しぶり

2007-07-24 10:23:33 | Weblog
昨日、「文(ふみ)の日:23日」3週間ぶりに地区センターへ。
センター休館と先生のご都合で。
そして、もう一つのクラスはクリタサン以外お休みで、彼女は私たちとご一緒に。
定刻を過ぎてもカザマサンはいらっしゃらない。

「車が混んでて」
雨の月曜日は そうなのね。
「ああ、やっと声が出るようになったわ」
「どうしたの?」
右鎖骨の上を指して、
「ここが痛くて、夕べは寝られなかったし、声も出なくてね、今朝病院へ行って
薬をもらって、やっと声も出るようになったし、痛みもかなりひいたのよ」
「原因は?」
「頚骨異常」
「加齢って言われたでしょう?す~ぐ加齢ですって言うものね。でも頚骨の異常で
胸側が痛むのね?」
「ええそうなのよ」
これをミリャムサンにはスペイン語でお話して。
「でも、大丈夫」
って。通訳がいてくれなきゃ困る私とクリタサン(よね?)だから、ホッ。

主語+動詞+述語そして会話設定で。主語で動詞が変化するスペイン語、お子さんの
ペルーでの教科書を使って読んでいたけれど、しかも小学2年生の。
「これって、こういう言い方じゃいけないのかしら?」
カザマサンに聞いていただいたら、
「それがスペイン語を母国語とする人間が書くスペイン語の表現ですって」
って、聞いて下さったのだけど、日本語では馴染まない表現表記法。なんだけど、
なぜ?どうして?って聞いても意味はない。それは何語であってもね、約束事なの
は、そういうものだって覚えるしか仕方がないのです。

ハリーポッターの原書を6巻まで読み終えてらっしゃるというクリタサンですから、
スペイン語であっても、そんなご苦労はないって思う方のようです。
カザマサンとミリャムさんの会話から私も聞き取りが上達?したって思うのですから、
今はわからなくても、聞く事は大事なことです。

来年の1月~2月に、5人以上だったら安くなるっていうペルーまでの飛行機代の
手配がお出来になられるらしいミリャムサンのあちらでのお知り合い。
「5人で行きましょう!」
って、ミリャムサン。そうしたら、お子さんが同級生のクリタサンが
「受験真っ只中よ!」
中学3年生の坊やがいらっしゃるお二人よ。因みに先頃の英検2級をラクラククリア
したミリャムサンのご長男タケノリクン。ペルーでは私学に通って、毎日英語の授業
があったというかの地の小学校を終えた彼には、日本の中学校で教える英語は、易し
すぎているみたいね、今でも。

懐かしく思い出した我が家の息子達の受験時期風景。受験一色の親御さん。
誰が受験するの?っていう有様。
私?何もする事はありません。健康に気を配って、これはいつものようにね。
受験に必要な、親にしか出来ない事をして、ただ~~~これだけ~~~~だったわ。
親の気持ちが正直に反映する子どもの神経に。そうでなくとも15才の春は厳しい!
だから、私は泰然自若として。それで人生が決定するわけじゃあるまいにってね。
受験間際に、ヨーロッパ旅行を敢行したミサコサンち。
そんな程度で落ちるなら、それが実力だっておっしゃって家族旅行を決行なさった
ミサコサンちの大黒柱。・・・そう、その通り!でも、なかなか出来ないことね。

なにしろ付和雷同するな!自分だけの道をみつけなさい!って親だったからね私は。
ええもちろん今でもよ。
 ウチの宇宙人が就職した時、馬専科と堕落したねえって言ったくらいの私だから。 
それまでニートまがいの彼だったけれど、信じていたから全然心配もしなかったし、
何やら定期券までもって出掛ける彼に、ちょっとがっかりしたほどよ。
 なぜ、そうみんな、結果を早く求めたがるのかわからないわね。可能性を、存在を
信じて愛してたら、結果なんていつか向こうからやって来るんじゃない?そして、
信じるって事には期限はないのよ。いつまでって、括弧付きなんて、はなから信じ
ちゃいないって事。そんなことは子どもにはすぐ分かることよ。子どもを舐めては
いけません。そんな大人の言動を、冷ややかに眺めて失望するのです。勝手に生んだ
親をね。・・・生きとし生けるもので自分の意思で誕生したものはいないのだけど、
そんなことは知っちゃあいない、傷ついた子ども達。尊敬したいって、そんな人に
巡り会いたいって、親?これが又一番だましやすいって、だから、尊敬なんて・・・

さて、かの地の小学2年生の教科書で、問題把握がいかほどに?ということは、
問題を読めて趣旨を把握できなきゃ解答も出来ない。こんな風に勉強してるの?
単語の数もかなり多い。そうねえ、日本の子が漢字を覚えるのと同じかしら?
それで、私達?カザマサンはラクラクよ。・・・頑張らなきゃ!・・・・

明日水曜日、カザマサンを日系ブラジル人経営「エスタンシアプラザ」へご案内よ。
車は置いて、二人で大和駅待ち合わせて電車で向かいます。
2年半ぶりのそのお店。聞くところによると、レストランがメインになったそうで。
なら、ランチでもとりましょうにして。
そこは、ちょっと日本ということを思わず忘れてしまうラテンアメリカの世界。
陽気なブラジル娘(じゃなかったママ)、アンドレアに久しぶりに会えるわ。
す~ぐ踊っちゃう陽気な美人セニョーラ。
カザマサンの具合が良ければいいのだけど。でも行きたいって彼女のリクエスト
ですから、多分問題ないのでしょう。

スペイン映画"Volver"をご覧になった彼女。
もっと沢山スペイン語を話さなければ!って思われたそうで、そう、スペイン語口
にしなきゃって。いくら頭でわかっても、口から出さなきゃ意味はない言葉と言う
シロモノ。さあ、お食事しながら少しオシャベリのお相手をして頂こうかしら?
ええ、スペイン語でね。ありがたいことですその相手をしてくださるそうですから。

自分?何それ!

2007-07-21 01:18:55 | Weblog
木曜日スサーナクラスへ。いつものように早々到着、学習センターへ。
ロビーで子ども達がゲームに没頭。こちらは小学生。
パソコンの前に陣取るのは中学生らしき3人。
5時のチャイムで、お開き。三々五々散らばって。パソコンを閉じた3人が
私が本を読みながら先生、クラスメイトを待つテーブルへ来て、おしゃべり。
ふっと顔を上げれば、・・・気色悪~~~い 揃いも揃って眉毛を細くしてる
じゃない、3人の男児。
ユニセックス?男おんな?今時の子ども達、否若者は、みんな眉毛を剃って、
じゃない、抜きまくって。気持ちが悪い。芸能人、スポーツ選手、ううん、
若さに異様に執着するタレント大好きオバハンもね。
もう、いよいよ世間を拒否したくなるのよ。見たくな~~い!私から見たら
お化け集団の何者でもないもの。

なんでこう、個性を潰したがるの?
10代は、関心事は自分。とりわけ肉体。劣等感の権化。知ってるわそんな事。
私だってそんな時代があったのだから。
だからって、アニメキャラクターにタレントに自分を重ねるなんて馬鹿なことは
しなかった。私の誇りが許さなかったわ。誰かを真似る?すぐわかってしまう見
てくれを? 冗談じゃあない!コピーになるほど自分を嫌ってなんかいなかった。
大事大事だったから、私自身を必死に探したのよ。バカにだけはならない!ってね。
現実逃避、したい!できれば。でも出来ない、現実と闘う。徒手空拳で。
そして、夢中に文学へ心理学哲学へ、苦しさからの脱皮の糸口を見つけに。
「若きウェルテルの悩み」「カラマーゾフの兄弟」「ボヴァリー夫人」「初恋」etc.
いかに徒党を組まないかって、孤独を選ぶ。そのへんのウジャウジャと一緒に
なんかならない!って、それはそれは今の自分なら、当時の私を抱きしめたくなる
ほどの孤軍奮闘をしてたものよ。そして、考える力がついたわね。
でも今は、さあ、みんなと一緒。もう怖いものなんかない!・・でしょ!?
そして、お化け集団の一員となる。
男の子は、誰か俺のパンツを下げてくれ~~~!
女の子は、誰かあたしのスカートめくって~~!
なんでしょ? ファッション?バカ言っちゃあいけない!
人間には想像力ってものがあるのを、知らない?あ~~~あ。

ここで、私は怒るのよ。
「親は何をしてるのーーー!」
って。親の仕事は何か?それがわからなきゃ親なんてなるんじゃない!ってね。
生きるって?
五感で感じられる事だけが大事じゃあない!って教えてきた?教えてる?
他者と違う事がいかに尊いか!そして、それが当たり前の事なんだという事!
何々ちゃんと違う・・・
だから、素敵なのよ!
って、言い切れない親達ばっかりだから、お化け子どもを作ってるのよ。

私は3人の息子達、一人一人に
「あなたに勝る宝石なんてこの世にない!」
って、言いつづけてきたわ。心底今でも本当にそう思っているわ。
そして、
「他人と同じバカな事をしたら、ある日、突然外を歩けないように前の晩に
細工をするからね」
そんな私を、息子達は、
「この人は言ったらするからねえ」
って、ヒソヒソ言ってたものよ。

食事時の行儀が悪いと、3回は注意をします。でも
「4回目はどうなるか知ってるわね?」
で、愚かにも同じことをした場合、私の手は容赦なく彼らに飛んだものでした。
私のおなかを通って、社会へ巣立つまで、私は彼らを預かっているという感覚を
持ってました。ですから、それは厳しくしてきたものです。それで、この程度?
それはお互い様ですが。

水は低きに流れるのです。所々に堰を設けて「これでいいかしら?」って。
子育ては、その子の将来を見越して、社会へお返しするまでの一時預かりして
いるのが親なのですから、心して育てなければいけません。時代に、流行に迎合
しない、そこに尊敬と安心が生まれます。古今東西あり続けるもの、そう普遍性
を確認しながら自分色をつけて歩くのです!・・・と強く私は思います。

雨の中インド料理

2007-07-14 21:37:21 | Weblog
2度寝。5時に起きてコーヒーとヨーグルト。雨じゃ散歩も無理だし、じゃあ、
やっぱり「中原の虹」の続きを読もう!って、もう1度お布団の中へ。みんな
まだ寝てるしね~。犬も猫も。
時々時計を見ながら、文面に引き込まれて、そしてある時を境に、本はバタッ
て畳の上に。トロトロして、ハッと時計を見れば、
「アラー、大変!遅れちゃう!」
約束の時間まで、1時間。
その後の私はコマ早送り状態。5分で着替えてお化粧(って言うほどのものでは
ない)して、バッグに辞書・練習用紙・筆記用具・ハンカチ・お財布・携帯電話
を詰め込んで、いざ出発!

「駅まで送って行こう」
って、初めてじゃないかな~、セニョール・ダンからそんなことを言われたのは。
大体が、自分の行動に関しては、お願い!ってことはしない言わない女だから。
全て、自分で処理できる範囲でしか行動しないから、家族にそのための協力は
乞わない。人間て、ありがたい!から 当たり前! まで行くのに、ほんと時間を
かけない生き物だからねえ。そんな人間になるのは目に見えてるもの。だから、
「~~して」とは極力言わないようにしてるので、セニョールの申し出はビックリ。

梅雨前線に大型台風の影響で、遠慮のない雨の降り方。まあ濡れてもいいという格
好で出かけるつもりだったから、本当に嬉しかったわ。
駅まで送ってもらって、
「本当にありがとう、助かったわ~」
言葉と深いお辞儀を、お返しに。
家族だから、言わない、態度に出すまでもないってあれが嫌いなの。家族だから
惜しみない言葉を、態度を出さなきゃね。 ね?

自論「ありがとう」「ごめんなさい」を言える人の方が言われる人より上等!って
あれ。 間髪入れず言うわ私は。だって、上等な人間でいたいのですもの。家族に
言えない、言わない人を私は尊敬しない。だから、友人は少なくなった、悲しいかな。

国際化協会からの印刷物を頼りに地図を見ていたら、ミゲルクンから電話。
ほぼ同じ時間に反対側のホームへ到着。
駅のすぐ近くのビルの2階に、私たちが行くインド料理店がありました。
1時過、雨降りの土曜日、天気予報では、益々悪天候に!のせいか、お客さんは
他に2人だけでした。
「いらっしゃい!」
くせのない日本語で迎え入れてくれたインド人は若いウェーター。来日1年半との事。
「お金に色んな言葉が書いてあるってホント?」
彼が見せてくれた2ルピーのお札には、これは2ルピーですって、小さな小さな
何語か全くわからない文字が書かれていたわ。
「インドには30の言葉があります。でも大体はヒンドゥかタミル語です」

こういう話は、グググーって引き込むのよね。でも、そうこうしてる内にランチ。
カレー2種類(選べる)、ターメリックで炊き込んだご飯、サラダ、デザートの
乗ったお盆。籠には大きなナンが。このナンが上品な甘さで、ご飯にかけて食べる
カレーより、ナンにつけて食べるのが好き。
ヨーグルトの上にマンゴージュース。これは、このメニューについているもの。

3時までなら居てもかまわないって。
た~だ食べてオシャベリしてじゃつまらない。
2週、お休みした彼に、私が用意した勉強法は、私たちが初めて中学校で習った、
やかましく言われた「5W1H」が入った文を作りなさいってあれ!
「いつ・だれ・なに・どこ・なぜ・どう」助詞が変われば、立場が変わる。
時制も変えられる。 ついでに、助詞「は」と「が」の違いも。

ちょっと考えて、書き出したミゲルクン。
それを見ていたウェイター。
「スゴイ!カンジネ」
「ええ、彼は日本語を勉強して半年になるかどうかなんだけど、初めから漢字を
入れた日本語を教えて、今はたくさん書けるのよ」
「ワタシモ シリタイ」
「いいわよ、教えてあげましょうか?でも、易しくないわよ」
これは、半分社交辞令、日本人お得意のね。あ~~やだやだ私としたことが!

う~ん、ってうなって考えているミゲルクン。
「ね、ミゲルクン。声に出してよ。何を書くのか。スペイン語と日本語は動詞の
使い方が反対なんだから。あなたが言うのを私はスペイン語で書くのよ。だから
黙って書かないで!」
この子は、例文作成に、時制を変えるなんて、憎い事をしてくれるじゃない。
私が未来形を遣えば、おどろいたり なんて役者もやって。
すらすら書ければ、お互いに拍手なんて。そこに、ウェイター
「英語できますか?」
って私に。
"U~n, little bit.OK, I'm going to write English,too ,right?"
”Yes!”
面白いじゃない。ヒンドゥ、タミル語がわからないのが悔しいけど、3ヶ国語も
悪くないって。

時間になって、駅まで。なるべく彼は日本語私はスペイン語の会話でって。
なんでも、面白くなければ身につかない、つきにくいから、彼に、木曜日の夜に
土曜日に勉強したいかどうか電話をしてねって。勉強部屋を借りるのが、金曜日
で、鍵を受け取らなければならないので。

たった半年で、彼は漢字混じりの日本語をかなり読み書きできるようになりました。
優秀な頭脳を持っている人(子どもでも)とのやり取りは快感です。
さあ、これから彼の本当の意欲にゆだねられた日本語勉強です。
私も頑張って、もっとスペイン語と付き合わなければ!

キノコ・投票・宇宙・トマトの具沢山

2007-07-12 08:57:43 | Weblog
茸でも生え出しそうなこの季節、梅雨の日本。茸って言えば、スペイン語では
hongo(オンゴ)って言うんだけど、前のミリャムクラスのカザマサンのお話の中で、
「水虫もオンゴって言うのよ」
って。すぐ辞書を引けば、「菌」の総称らしいの。でも、
「ちょっと気持ち悪いわね、キノコと水虫が同じ単語ってのは」
なんてね。でもこういうのは覚えるわね、ね?ね?・・・かしら?そして、つい
2~3日前のテレビで、今アメリカでなにやら凄い宗教団体が出現して全国で、
それこそ菌が増殖するみたいに広がってる。選挙に絡むその動き。
場面変わって、多くの人がプラカードを掲げてシュプレヒコール。そのプラカード
に ”VOTE OUT ! "って。なんともシンプルな単語なんだけど、VOTE? 何?・
・辞書 辞書!それは「投票」のことだったわ。だから、投票拒否!ってことね。
何かドキュメントがあると脳みそに張り付く言葉、場面でしょう?特に「百聞は一見に
如かず」で、ビジュアルの効果って大きいのよね。ハハハ・・覚えたかどうか?
自信はないけどね。

何事もほどほどが結構なのですけれどね~~~、土砂崩れ、道路陥没、避難なんて。
集中豪雨があれば、旱魃で野菜や果物が育たない、熱波で死者続出だなんて、年々
異常さを増す地球。でも、過去にもあった地球温暖化。
数十億年の地球上の変化を見れば、寒暑の繰り返し。そのスパンが長い上に、体験
者がいないってこと。まだ人類が誕生していなかった大~~~昔の事だから、文字
による記述がないというだけの話。
今騒がれている人間が排出しているCO2による温暖化じゃないみたいだけど、自然
の前でなす術もなくうろたえる私達であることだけは確か。
やっぱり宇宙へ向かわざるを得ないのかしらねえ。でも、重力がないからみんな
手足が萎える。大気圏に入った途端、足はグニャグニャグニャで、立てない。
でも そのまま地球で生活なんか出来ないほど退化しちゃえばなんの問題もないっ
てことなのよね。生きる場所を地球に固執しなきゃいいって。
でも、私は厭だな~、闇黒の宇宙に居を構えるなんて。実現の可能性は限りなく0
に近くはあるのだから、いやもへったくれもないのだけど。おめでたい脳みそでは
あるわねいつものように。

それより、お庭のお花が水分過剰の環境がいやだって。害虫は増える 姿は醜く崩
れていく。それが雨雨雨の中の彼女達の在りよう。自ら移動が出来ない植物達の悲哀。
何をオーバーな!? でも、つくづくそう思うのですもの、仕方ないわね。
どこまでだって伸びるんだからね~って感じで枝葉を伸ばす彼女達。
雨の間隙を縫って要らぬ枝葉を切って。そこに見つけたグラジオラスの蕾。
球根の管理がもうひとつだった去年のそれから、
「ママー、久しぶりね~」
って、かすかに色づいた蕾が顔をのぞかせて。こういうのがこたえられない。
猛暑だの酷暑だのって予報の今夏だけど、精一杯生きている植物達に慰められて、
乗り切っていくのよ。

大鉢に植えたトマト苗2種。どちらも2,5mくらいまで伸びて。ええどんどん
収穫しているわ。
ミニトマトって、市販の物も皮が舌に残るじゃない?我が家のそれもね。
それで、ボールへ氷水を入れて、雪平鍋で熱湯10秒収穫トマト入れてかき混ぜる。
取り出してすぐ氷水のボールへ移して、ようく冷やす。そして皮をむきます。そう、
湯剥きね。面白いようにツルツル剥けます。
そうしたトマトは、もちろん生でも戴きますが、どんどん調理に使います。
皮がないので、トマトソースを作るのにもラクチン。



ホームシック?

2007-07-08 13:17:12 | Weblog
初めのうちは、時間を惜しんで日本語を知りたがっていたミゲルクン。
最近、お勉強当日の朝に、
「レイコサン キョウノ オベンキョウ・・・・」
「お休みしたいの?具合が悪い?」
「ハイ、スコシ」
「ねえ、もうしたくないんじゃない?」
「スペインゴデ オネガイシマス」
「A ver,ya no quieres estudiar japones?」
「No no no !」
ってことがままあるのよ。
お勉強のための場所が、遠くなってきちゃったから、少しシンドイのかもね。
彼の面倒をみてくれているブラジル人セニョーラに付き合って、午前中は1週間分
の買出しにスーパーへ。その足で電車に乗ってここ横浜の片田舎まで。これが彼の
土曜日。

それで、時には気分転換も必要かと思って。賛助会員になっている大和国際化協会
から届いた刊行物に載っていたインド料理店の記事を読んでいたので、
「Proxima sabado, vas a ir al restaurante india con migo?」
 来週の土曜日は、私と一緒にインドレストランに行く?
「いいですねぇ」
で、いつもの時間に、来週は小田急線の某駅で待ち合わせにしました。
そして、
「No tienes que estar animo!」頑張っちゃダメよ!
「Por que?」なぜ?
「Pues,Mayor hijo y hija estan animo,por eso dejas eso. Y esta dormir
mucho! no necesitas.」
 う~ん、長男と長女は頑張るからねぇ、だからそんなもの捨てて、ゆっくり眠り
なさい。
「ハハハ・・。ありがとうレイコサン」

この9ヶ月、日本がどんな所かも、日本語がどんな言語かも な~んにも知らずに
来て、現実に飲み込まれて、否応なく日々を刻むうちに、色々考えるようになって
きたと思うの。
そして、フッと故郷の事なんかもね。
ああ、ペルーは?お友達、妹、おばあちゃんは? 
なんで、どうして、これからの自分は?・・・・・なんてね。
若い彼がこれから乗り越えなくてはならないハードルはなんて多いことでしょう。

私は何をしてあげられるか?そして何をしてはいけないか?って、考えるのです。
イギリス娘のポリーチャンが、いみじくも言った
「レイコサン、エン です出会ったことは」
よどみなく「縁」と言う言葉を遣った彼女は理解してたわね、人との出会いの意味を。
その縁を善きものとしたいって思うので、ささやかなサポートを彼のために捧げたい
って、本当にささやかな、ちっぽけな何かをね。
でも、言葉は二の次と言っても、まどろっこしい言語の壁が立ちはだかるのです。
彼の、彼が、言いたいってことを表現できない、理解してもらえないだろうと思う気
持ちが わかるのです。 お互いにお互いの言語を一つでもわかろうって努力してる
のだけど、いかんともしがたい言語の壁。まあでも、この12月には、彼に日本語技
能検定試験を受けさせようと思っている私ですし、新聞を読めるまでって、頭のいい
意欲充分のミゲルクンですから、彼が日本語を習得するのに、そんなに時間は必要と
はしないって、確信している私ですから、近い将来、彼は自分の思いを日本語に変換
するようになるでしょう。

スペイン映画から

2007-07-03 23:01:27 | Weblog
2年半ぶりくらいだったかしら、スペイン映画は。
いつか見た映画で、臣下が王様に向かって「セニョール!」って言ったのに驚いた
事を思い出して、ほとんどわからなかった聞き取れなかったスペイン語だったって。
カンヌ映画祭で出演した女優達全員が賞を獲得した" Volver"帰郷。
ケイコサンは、この監督・主演女優にお詳しいのよ。"Talk to her " も"All
about my mother".私も見たわ、両方とも。濃~い中身のどれもこれも よ。
それで、雨の中のロンドンから、イギリスが溶けちゃいそう。アマゾンみたいで
厭!って、ポリーちゃんからメール。返信にこのvolverって映画を見に行くのよっ
て書いたら、彼女も前作もみんな見ていて、volver も見たいのですがって。
ユーラシア大陸を越えて、ひとしきり映画の話のメールが往復。なんだか面白いわね。

9:30~からなんて間に合わなかったから、途中で買った7月号NHKテレビスペイ
ン語テキスト(スサーナクラスの教材)を見ながら、ロビーの椅子で待つことに。
つい先頃のサイクロンで壊滅的被害を受けたバニラの木。来年は値上がり必定って。
そのバニラの匂いが充満するロビー。その匂いに誘われるように眠気が・・・・・
やっと12:15~の2回目の開演で、席に。スッカスカの客席。う~ん、やっぱり
メジャーじゃぁないスペイン映画。こちらは嬉しい。

スサーナ先生が、かなり聞き取れるはずよって、言って下さった。もちろんお世辞
半分だってわかっているけれど、ちょっと自分に期待しちゃったわね。
それで? ええ、もちろん字幕を読む、いつもの外国映画だけど、ああ、そう言う
のねとか、エッそんな風に?とか、翻訳した人のにもよるのでしょうけれど、かなり
否、少し聞き取れたわ。眠気などもとうの昔に吹き飛んで、結構オドロオドロした
内容だから、ぐいぐい引き込まれて、2時間ぐらいがアッと言う間に過ぎたのよ。
やっぱり続けてお勉強しましょうになった映画。耳だけでわかれば面白さも倍増よね。

帰って、郵便受けを開けてみれば、A4サイズの封筒。
この前のテレビ出演時のDVDと、ウッソーって思わず、そして笑ってしまったものが
同封されていたの。その関係者には申し分けないけど、とんと組織とは無縁の私なの
で、思わず笑ってしまったのです。だって、同封されていたものは、
「表彰状」だったのですから。「もったいない学会」が発行したものみたいなのよ。
そういう学会があることなんて知らない私ですから、正直驚いてしまいました。
どうするのよ? 恥ずかしくて、テレビだって見なかった私です。くるくるくるって
巻いて、卒業証書などが入っている筒にでもしまいましょうか。アレッ、そんなもの
どこにあったかしら?過ぎ去った事には無関心の女です。
関心事はこれから先の事だけ!

スサーナ先生に、感想を書いてメール。
お返事が来て、それに又お返事を。・・・・・違ってたのかしら?なにせ、すべて
自己流にしちゃう私ですから。・・・ええ、もちろんスペイン語でメールします。
それで、先生は私の返信に???????????だったのかも。意味不明!って。

昨日の、ミリャムクラスは、初心者クラスへ入れていただいて。でも、私が初心者
レベルなのよ。全く違和感も何もなく、こっちがいいわって雰囲気、進行具合。
カザマサンが、お休みで、1対1なんて、申し訳ないことなんか出来ないので、
お願いして、入れていただいたの。
「レイコサン、セツメイオネガイシマス」
って、いつも私がカザマサンにお聞きするのだけど、こちらでは、彼女の役をする
ハメに。焦る焦る。わからなければ、わかりません!って堂々と(?)。あ~あ、
やっぱりこっちのクラスが妥当なのよ。フ~~~

明後日は、スサーナクラス。絶対に今日の映画の話を言わされるわね。下書き原稿
でも作らなきゃ! 土曜日にも、ミゲルクンにも報告しなきゃならないし、幸せ者
だわねえ~~~私は。・・・どうしよう?・・・
でも、間違ってもわからなくても、取り敢えずは挑戦するのが私流です。
エ~~~ッ、まだわからないの?又 間違えた!それでも臆さずにって言い聞かせ
るのです自分に。ア~~ァ、言うほどやってない怠け者・小心者です本当は。
面白くなきゃやらない!だから、面白がりたい!ただそれだけ~~~