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映画

2009-01-29 22:44:51 | Weblog
今年になって観た映画は、「チェ・ゲバラ28歳の革命」「World of lies」
と「Elegy」。もうすぐ「チェ・ゲバラ39歳別れの手紙」を観る予定です。
去年の暮れには「レッド・クリフ」も観ましたから映画づいてます。
ついこの前観た「Elegy」=悲哀。悲しく辛い年令さのある男女の恋愛話です。
そこでも、私は・・・ン?って。あるシーンで、教授に聞く「あれは本物?」
「そうだよ。カフカがミレナに宛てて書いた手紙だよ」・・ああまだ続く私と
チェコ、カフカ。不思議な縁を感じます。

昔々、イングリッド・バーグマンとアンソニー・パーキンスの「ブラームスは
お好き?」の逆バージョン話です。これは、ジゴロとの関係の女心。
肉体の衰えと、いつまでも変わらない感情の狭間でもだえ苦しむ老年期の恋です。
「老いらくの恋」という表現があるのは、恋が若者だけに存在するものではな
いという事でしょう。けれども、老醜と恋とは結ばないって思うのです、大方
の人にとっては。冗談じゃあないって。悲しいかな、感情は老けません。10
代のあの、人に恋するときめきと苦しさを味わうのは、年令とは全く関係がな
いと思うのです。幸か不幸か体験がないので想像ですが。
その頃と変わらぬ感情を持っている人生の先達は、肉体の衰えと、自分を取り
巻く環境の中で、感情のコントロールという過ぎ去りし日々で身に付けた術が、
異性に淡白であろうとするのです。ましてや、親子ほどもある年令さには、
無関心を装うのです。プラトニック・ラブではありえない様子を想像するだに、
我が肉体のありように苦しむのです。そして、君子危うきに近寄らず。

親友にあからさまに語る主人公です。「やりたいんだよ」って。これは、滑稽
ではありません。悲しい台詞です。切ない気持ちです、男性の。
タイトル通り、悲哀です。たんなる男女のベッド上の話ではない映画でした。
少なくとも、私にはタイトル通りの中身でした。それにしても、"Volver"
で見せた成熟した女性、1児の母を演じたペネロペの美しさは、女学生の姿でも
なんら見劣りがするものではありませんでした。スペインが誇る本当に美しい
女優です。ハリウッドを目指しているそうで(知人の話)、彼女の英語は自然
でした。スペイン語訛りの巻き舌などもなく。

チェ・ゲバラの次作品も楽しみです。僅かでも聞き取れるスペイン語が嬉しい。
今日は、中国語の放課後、黄金町で中国映画鑑賞のつもりで出かけましたが、
じっくりDVD鑑賞に切り替えて、キョウシン老師とオシャベリ。中国語の
表現・文字のチェックもして頂いて。
帰路途中で「初恋のきた道」という、「こんなのはどうでしょう?」の店員の
言葉に借りてきた、初めての中国ドラマです。出来る限り何回も観るつもりで
います。字幕を読まないで聞き取れるようになったら、どんなに楽しいでしょう。
まだまだ続く外国語との格闘です。


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