ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

敬意を払って

2012-09-27 05:55:54 | Weblog

急に秋めいてきました。
残暑記録を塗り替えた今季だったようで、もう、異常気象も異常じゃない異常さよ。
季節に関係するお仕事は大変ね、自然に翻弄て。

去年のあの日以来、人は虚しさをポケットに入れて日々を過ごしてるようにあたくしには見えるわ。あの、脳裏に焼きついた津波の恐ろしい映像。高台から手をこまねいて何もかもが奪いさらわれ流される、それをじっと見つめるしかなかった人々の恐怖は一生ぬぐえない記憶になってしまいました。
そこには、価値観の大転回も起きたでしょう。否応なく、生きるってなんだ?根幹をみつめる作業を強いられる、これは当事者に当てはまるだけではなく、メディアを通して、人の不幸をこれでもか、これでもかと見せ付けられた圏外の人々をも巻き込んだのです。営々として築いてきた日々が一瞬で藻屑となってしまった、その虚しさが人を哲学者に仕立てました。

メディアに踊らされ、操られ、無意識にそれを拠り所として生きてきたことに気付かされます。
嘔吐しそうな過剰な情報は、人を思考停止に引きずります。取捨選択する暇も与えない、そう、あの時と同じ現象が起きている事を自覚しません。操作という津波が押し寄せている事を何人の人が気付いているでしょう。
権威?専門家?
それはその人が選んだ道。他者へ自慢するものでも何でもない。好きだから。楽だから。数ある選択肢の中から選んだ事に、人は何も関与していないのに、擦り寄る崇める称賛する。
そもそも、権威なんてないのです。

全ては、それに向き合った人々のために奉仕するものでしかないって、芯から思うあたくしよ。
どうして、いつまでも他者を自分の頭の上に置こうとするの?
あたくしは思うの、誰かに失礼を働く。それは謝罪しなきゃいけない。でも、そんな自分を情けない顔をして見ている自分がいることを知らないことの方が罪って。

誰かに言われてやるのはイヤ!誰かのはなを明かしたい。冗談じゃない!
そう、そうやって、いっつも誰かを意識するのよね。誰かの奴隷。自分はいっつも見捨てて、
くすぶる不平不満、言い訳、或いはシニカル。傲慢。
そうして作る人格。
見えない誰かに操られる。意識無意識に。無視され続ける自分は迷子。思考停止した脳は
宝の持ち腐れ。
脳は、持ち主の意識(言葉)にしか従わない。
言い訳を山ほどしても、それは他者を欺くのではなく、自分を傷めつけ騙し、屁理屈という腐臭をなすりつける作業をしているに過ぎないのよ。

自分にとって自分以上の存在なんてない!断言するわ。
だから、だからね、自分を極上の存在って知らなきゃいけないの。
まあ、卑近な例えで言うなら、王侯貴族。支配者。誰を支配?もちろん自分!いとおしみ、励まし、賞賛する。その対象は自分自身でしかない。そこに気付けば、
身体をきれいにする。身の回りの整理整頓(次に使う場合に備えるため)、背筋を伸ばし、情報も取捨選択できる、揺らがない自分になっていくわね。
最高の環境を自分に与えるのは、他者じゃなく自分よ。モノカネがつくるのではないって事よ。
一気に、いっぺんにそこへ到達は難しい。けど、この世で最重要な存在の自分って気付いたら、必ず心地いい環境と心構えを得ていく事間違いないわ。そして、自画自賛すればいいのよ。何も臆する事はない、少しでも心地いい環境を作っていく自分と、崇高な存在としての自分を意識すれば、それは無意識層へ積まれる作業をしている事に他ならないのですもの、褒めて余りあるものよ。誰かに認めてもらう前に、自分が先ず自分を認めましょう。
健気な自分に、出会って下さい。頑張って生きている自分を褒めてください。間違っても未来の自分がめげるような言葉は発しないで下さい。良し悪しの判定はしない脳です。ただ、意識した(思わずでも)言葉の具現化に一所懸命になるだけです。

昔々、ツタの絡まる家って好きよって、言った事があります。
今、我が家はツタが絡まって来ています。ギョッ!自然をも支配する意識なのです。偶然?
そんなものはないのよ。必ずどこかで意識した(言葉にした)事が起こるのよ。

忘れないで、あなたは、あなたを敬わなければいけないって事を。それが愛する事なのです。素敵なことでしょ?人に振り回されない自分がいるのよ。何もかも自分で考えるのです。
他者へ委ねてはいけないのよ。敬意を払いましょう自分に、ね?

親を超えなさい。親より良い人になるのは自分のためよ!

2012-09-20 11:43:11 | Weblog

やっとやっと待ちに待った秋の到来、今朝9月20日の空気は正にそれ!
毎日猛暑の今夏もまた。異常気象は、もはや異常ではないのかもという陽気、夏と冬に顕著。

ちょっと、いえ、かなり緊張する時々入るお仕事。
様々な辞書を身近に置いて、取り組みます。
納期は約束より早く。何もクレームがなかったのは、どうにかクリアね、ホッ。

人と話す時、というより相手の話す内容と身振り、瞬間の反応および顔の表情からあたくしはその人の過去が、どういう風にその人の人格形成に影響を与えたか分析しちゃうのよね。
越し方の環境が伺える、家庭での親(母)がこの人にどういう教育をしてきたか?してこなかったか?手にとるように伝わって来ます。

あたくしも3人の子の母。
それぞれに違う性格と感覚です。あたくしは彼等の人格形成にどれほどの影響を及ぼしたか。

性格、気性は持って生まれたものですが、人格は環境が作ります。
特に身近な、母親の影響が大です。まれに父親。
優しさ、それは思いやり。人の失敗を嘲う、それは想像力の欠如。
自分がされたらどんなに辛く悲しいか、その図が思い浮かばない想像が出来ない。これは、社会で生きていくために必須の要素(想像力)の欠落です。
瞬間に相手の言に反対、自己弁護、嘲う人は、どこかで、ひどい目に会ってきた過去が有ります。あるいは、親が平気で人にたてついたり、誹謗したり、あざわらったり。子どもは親の言う事より親のすることを真似るのです。深く付き合う友人がもてないのは言うまでもありません。なぜなら、いつも相手を打ち負かす事を平気でするのですから、友人が出来る筈もないのです。

そして、友達なんかいらないってうそぶくのです。

友達ができないより何より、それ以前に自分を最良の友と出来ない不幸をしょってる事に気付かないのが問題ね。
長ずるに従って、善なることが何か知ってくるのですが、あたくしがいつも言う無意識の私が受けた様々な悪しき事柄経験が持って生まれた性悪人間かのような振る舞いをさせるのです、挙句よく生きる事をも拒否するのです。ほっといてよと。

自分は平気で人を傷つけているのに、亀の甲羅のようなプロテクターで護身します。いつものその人からは想像がつかない攻撃をします。
本当の自分は善く生きたいのに、耳を貸しません。それって、人を騙すよりむごいことをしてるのよ。
善く生きるのに何を躊躇するのか?! 可哀想過ぎます自分自身が。どうする?
親がどうであったにせよ、自分を育てなければ、いつまでたっても親の奴隷。どうする?

お母さん

2012-09-02 08:15:39 | Weblog

カウンセリングをしていると、本当に本当にみんな飢えているのを感じます。
お母さんに(時にお父さんに)褒めてもらいたかった、否、今でも。
過剰と思える他者へのアピールと、隙をうかがって、他者を非難、ねたみ、そねみ、嫉妬の変形。それは全て自己肯定ができないところから生まれるのよ。
す~ぐつるんで、ちょっと個性的(外見や内面:能力)、少数に属する人を叩く。足を引っ張る、そして、「ねえ、ねえ」仲間をつのる。

悪の連鎖。
言い訳の出来ない心。
いつも外へ向けられる関心。
心から他者を褒められない。
他者のミスを見逃さない。
オチャラケながら、他者を攻撃する。
冗談よと言いながら他者の弱点失敗を嘲笑。
間髪入れずいじめる。いじめているという自覚は希薄。
だって、お母さんから学んだのですもの。
親の言う事はきかないけれど、親のする事は真似る。
そして、
なぜ、親(母)は直近の自分の未来を痛めつけ、嘲い、完璧を求めるのでしょう。
なぜ、励まし、慰め、抱き締めないの?
子どもは、あなた。
だれだって、つまずく。
だれだって、とんでもないことに遭遇、しでかす。
そんな時、
心が押しつぶされそうになっているあなたの未来に、罵詈雑言を浴びせるのですか?
子どもは、死ぬまでその事実に脅かされて生きるのです。
人はみんな、
お母さん、あなたに、少しオーバーに言うなら、世界中の人が認めてくれなくても、あなたに
認めてほしいのです。お母さんの賞賛が欲しいのです。
ただ、それだけで、踏ん張れるのです。
悲しみに、口惜しさに耐えられるのです。
そんなにモノを漁らなくて済むのです。

お母さん、そして、お父さん。
なんで、あなたの未来をいたぶるのですか?
お母さん、全ての母親はグレートマザーであることを自覚しなければいけません。

あなたの口から生まれる言葉は、子どもの心に蓄積されると同時に、あなたの心にも同じ言葉が残るのです。無意識が人を動かす、その無意識層へ蓄積されるネガティブな言葉。
心して(意識して)、ポジティブな言葉を吐き出しましょう。
何を躊躇するのですか?
あなたの未来(子ども)に艦砲射撃のように賞賛の言葉を浴びせましょう。
もちろん、ン?と思うことがあれば、毅然と、そう、毅然と!
自分の言葉で叱るのです。
人として言ったりしたりしてはならない事を。

自分を肯定出来ないからといって、憐れんではいけません。悲劇のヒロインになってはいけないのです。誇り高く生きなければいけないのです。誰かに認めてもらうために?いいえ!
自分を愛する、信じる(条件なし)、あるがままの自分を認めるだけ!人なんか関係ないわ。
毎回、あたくしの立場で語りかけます。どうぞ、どうぞ、明日にはまだ失敗は無いのですから、「できる!」「問題なんか何もない!」って語りかけて、人の事なんかほっぽっちゃいましょう、自分を助けるのは自分自身って事を心深く植え込んでね。