ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

1Qは19?

2009-05-30 07:07:19 | Weblog
タイムリー(時事)な話は書かない事にしているのですが、まあ今回は別。
多くの同業者が歯噛みしているでしょう。村上春樹の今回の出版に関して。
初日で680,000部なんて、ちょっとない売れ行きでしょう。もちろんあたく
しも行きました。地元の本屋へ。
中国語レッスンへ向かう途中で、駅近くのそこで買って行こうかしらって、ちょっ
と思ったのです。けれども、教科書・ノート・辞書でも、かなり重いし、帰りで
いいわってね。あ~~、それが大きな間違いだったのです。平積み最後の1セットを
手にした女性が。増刷を待つしかない今回の現象のようで、「どこの本屋も売り切れよ」
って、おっしゃるお客さんがいらっしゃいました。
NHKの朝の番組で取り上げていた、かなり前にAMazonで予約が1万部って、そんな
こんなで、その上「1Q84」ってタイトルが好奇心を掻きたてたのかも知れません。
あたくしもまずIQ=知能指数って思ったのです。う~ん、IQが84?なあに、何の
意味?って。けれども、
NHKのアナウンサーが「いちきゅう84」って言うのを聞いて、
「アッ、1984年ね」って、多分。それで?

「ノルウェイの森」以来の彼の愛読者です。ウチの宇宙人は、その本で嫌いになった
って。これは好き好き、フィットするかしないかは個人差ですから仕方のない事です。
我が母が以前、泊りがけで遊びに来て、その間に読んで、いたく気に入った「ノル
ウェイの森」でした。「レイコチャン、この作家はいいわね~」って。今はもう鬼籍
の母ですが。母は10代で世界文学全集読破(これは事実です、あたくしが14才の
時に読んでいたカフカの「異邦人」に、まだ早いって言ったくらいですから。
あたくしも、中学生の時に読みました。猛烈な勢いで。高校ではたった2冊(パール
・バック「大地」、ロマン・ローラン「魅せられたる魂」でしたが。
「新・平家物語」くらい読むのは日本人として当たり前って。はい、去年、3回目の
それを読みました。様々な本(作者)に出会う、しみじみ日本人に生まれた幸せを
感じます。なんてあたくしは幸せ者なんだろうって。

春樹が大好き、この9月から翻訳家になるための修士課程で学ぶポリ-チャンへ
もちろんこのニュースを伝えました。そして、送って上げるから1週間待ってねって。
そして、夕べ、売り切れなので、もう少し待ってってメールを送りました。ああ。
彼女は今、江國香織の原書(日本語)を読んでいるらしいわ。イギリスで日本語検定
試験をクリア。本気が伝わって来ます。
この日本では、多くの検定試験が実施されますが、すぐそれがモノを言うほどの
スキルを得てるのでしょうか?受験が目的のような、そして履歴書のため、そんな
感じがする諸々の検定試験。漢検でも、漢字を幾ら覚えても、その表現がどのように
遣われるかを知らなければ、片手落ちって思うのです、あたくしは。色々なジャンル
の本を読むことを勧めます。読書の楽しみは想像の世界に遊べることです。

中国語レッスン場所の近くに、小さなリサイクルショップがあります、ご年輩女性
2人が経営なさって、まもなくもっと人通りの多い駅近くへ移転されるそうで、
しばし眺めさせてもらいました。西洋乞食のような現在の街中のファッションに
辟易しているあたくしです。理由はともかくとして、手放されたかなり個性的な
アイテムが置かれているこのお店は、そそられます。
はい、破格値段で衣服2~3枚購入しました。
「バカの大足、間抜けの小足」の間抜けあたくし。フィットする靴も2~3足も
ついでにね。あ~~嬉しい。
今日は、大和駅近くの又違う中国語教室へ参ります。必ず帰りは徒歩にしています。
今日は ♪雨に歩けば~~♪になりそうです。アッ今テレビの天気予報で、え~~~!
まだ明日も明後日も雨ですって。
雨に弱いバラの花、じっと待ちましょうね晴天を。

面白がって

2009-05-29 10:57:56 | Weblog
関東地区唯一試験場、中国語文みたい、仮名なしだと。最近助詞を省く自分にハッ!
関東地区で唯一の試験場は、が正しいのよね? で、前回はいつ?いえ、来た事
もない三軒茶屋近く。東京育ちでも、最早横浜の方が長くなったあたくしですから、
どこへ出向いてもオノボリサン。会場は、3ヶ所に分かれての受験ですが、受験者は、
多分100名前後じゃないかしら?そして、あたくしはと言えば、自宅から一番近い
駅までウチの宇宙人に送って貰う道々で、「まあ、80~90%はいけるわね」って
豪語。だったのですが、明けてみれば、ジャッジャ-ン!教本に記述のない問題が
チョコチョコとあるじゃありませんか!しかも、英文3頁。大体設定時間より早く
終わるあたくしです、なんでも。知らない事は知らないという事実をうけいれれば、
ウジウジとしがみつきません。さっさと終わりにします。でも、隣りの男の子は
早かったわね~~~、おぬしやるの~~~って感じでさっさと退場。チラッと目の
片隅で、答案用紙は全部埋まってました。

今年で3年目の個人宅バラ観賞。お手入れの行き届いたお庭は、いつものように
素晴らしい!の連発でした。奥様の丹精こめたお庭って、いとおしんでいらっしゃる
そのお気持ちが表れているのです。また来年。オープンガーデンで、ご主人が
お作りになったアイスバーグ(白・ツルバラ)の大きな天蓋のようなアーチの下
のテーブルとベンチで、しばしおしゃべりを楽しんで、又いつものようにランチ
をいつものファミレスで。そこでも花談義です。

世界同時不況の影響を受けた、リーチュアン君の中国企業も。その影響は彼にも
及んで、失職。呑気に相互学習なんて気分にもなれないので、こちらも期限未定
のお休みでした。
中国の現在の大学生、その後の就職事情を思えば、大量に輩出される大学生達は、
数万円(日本円に換算)以下の月給では入りたくないって。
親御さんの期待を一身に受けて。昔の科挙のような、一人っ子政策の申し子彼等は
大きな期待を双肩に受けて、働き口が見つからないままに受け皿が少ない、まだ
大卒の彼らを受け入れるほど整っていない環境の中で右往左往しているようです。
日本では、数万円なら1週間~10日くらいのアルバイトで稼げる額よね。
それが今の中国の実情のようで、都市部の生活者と地方(内陸部)の人達との格差
は、日本では考えられないような数値となって表れています。
でも、12億人の人口を抱える国は又、「Chinese Drem」の国でもあるということ
じゃありません?未知数の希望実現のチャンスが転がっているって、あたくしは思う
のですが。未来は必ずいい方向へ向かっているって。あたくしに限って言えば、そう
なのですもの。見知らぬ人々が、あたくしのために(?)その頭脳を、知恵を出し合
って素晴らしい発見や道を作ってくれています。ええ、本気でそう思ってます。

昨日、久しぶりに「お元気ですか?又お勉強しましょう」って、リーチュアン君から
嬉しいメールを受け取りました。
「真的ma=チェンダマ?=本当に?」
ゥオッホッホー!やったー!これで、3ヶ所4人(2人交代のクラスも)の中国人か
らそれぞれ違う教科書で中国語を習う機会が出来ました。あ~~、やっぱりあたくし
は幸せ者です。感謝!

水・木・金・土曜日って外国語のお勉強、否お遊びです。面白がる事は全て遊びって
思っているあたくしですもの、や~ね~お勉強だなんて。トラウマですよ、その言葉
は。比較されて、順位をつけられて、ハッパをかけられて、それでいて
「何のためにお勉強するの?」に、明快な答えを出してはくれなかった、否、私が
納得する説明はなく、ただただお勉強しなさい!ばっかりだった、深い傷です。
お勉強のためのお勉強なんて絶対したくない!のですから、フフンってなものよ。

面白がる!これに尽きるのですもの何もかも。面白くない事なんか絶対しない!
ポリ-チャンへは、彼女が呆れるような(多分)いい加減な英文メールだし、
リーチュアン君へも、キョウシン君(今や彼は友人)へも、出来る限り中国語でメー
ルよ。直されたり、無事通過したり。
面白いじゃない? ヘドモドしてるあたくしが そこへ居るってことが。
そう、ヘドモドが好き!おすましお利巧さんなんて面白くない!ね?

午後から、ここ横浜は雨の中、先生の必死さが伝わる金曜日教室へ向かいます。
何か言わなきゃならない例え話しは、ウソ八百を。ストーリーテラーになって。
どうやったら面白くなるか?を考えてね。 じゃ、又。 See you!

書きたい事はMountain だけど・・・

2009-05-17 11:27:42 | Weblog
左手の薬指があら~~~~~~消しちゃったわ!
それでもう一度初めから。
ビビちゃん、取り敢えず仕事を見つけた。
中国留学生援護会から振り替えた某中国語教室のレッスン再開(黄金周明けて)。
Corazan Latinoのマリアさん「ぶらり途中下車」4ch.に出ました。
もう一つの中国語教室も再開。・・・国際フェスティバルの影響でノビノビ。
「国際バラ・ガーデニング展」西武球場へ。・・・人を見に行って来ました(笑)。
もう、絶対にこういう催し物には行かない!って決意を新たに!やっぱり私は田舎の
人間。ダメなのよね~~~~、大勢の人が。でも、西武球場は、かつて私が笑って
泣いて怒って恋して絶望しかかって、そう、我が青春がギュッと詰まった第2の
故郷に近い、それが私をそこまで行かせた理由かも。その頃はまだ影も形もない
球場でした。帰りの車窓から、青春の想いが詰まった駅のプラットホームを見つめて
いました。胸の深いところでキュンと。

某検定試験受験のため、試験勉強なんて、あ~た、脳みそが喜んでますのよ。否!
慌てふためいて、どうしよう?って。面白いでしょ?脳みそが困ってるなんて。
70%が、ほとんどの検定試験の合格ライン(みたい)。
問題集(過去)なんぞやってみれば、コラッ!もっと身を入れ~い!って有様で
ござんす。でね、パソコンの前に座って、じっくりバカ話を書いて(打って)いる
気分になりませんのよ。じゃ、又ね。

庭・一番花

2009-05-04 21:46:41 | Weblog
カーペンターズの曲をイヤホンで聞きながら、カタカタと打ってます。
今朝の最初の目覚めは5時20分、まだ早いわって、ひとりごちて。いつもなら
5時前から20~30分置きに気付くけれど、今朝はその後、エエッ8時29分。
テレビはいつものように律儀に4時半ごろから働いていますから(セニョール・
ダンがつけてね)、画面の隅のデジタル時刻で知って、いくらなんでもねぇで、
起きて、さっさと着替えて洗顔。さあて、今朝のスープの具は?今朝は黄色の
スープです。毎朝違うスープ作り。
具沢山スープ+カフェオレ+バナナ1本が最近の朝食。
バナナじゃなく、本当はリンゴにしたいけれど、季節はずれですから仕方ありま
せん。

花壇の模様替えです。入り組んだアイビーをほぐして、それぞれに分けて単品鉢
を5種類作って、去年はゴーヤのカーテンだった所へ、アイビーによる緑のカー
テン作り。
西日を遮るカーテンになるように、かなり大きな鉢へ支柱を立てて、誘引です。
その上方には、秋まで咲き続ける大輪の黄色いつるバラの棚が広がっています。
家の中にいる時間より、庭にいる時間の方が長くなる季節です。

大株仕立てのツルバラを贈ってくれた九州男児(かなり年取った)から、今日、
納豆菌と同じ働きをする生物殺菌剤が贈られてきました。自宅界隈の花屋
(量販店ですら)で手に入らないって、花仲間からの情報でね。そんな話をして
たら、あるメーカーのそれが大型封筒に入れられて(粉末のようで)届いたのです。
宛名に「玲子嬢」だって。
私のことを「お嬢!」って呼ぶ人が3人います。もちろん他人です。アハハハ・・
年令は全く関係ないみたいでね。どう見たってお嬢って呼ばれる年令じゃあない
のよ、思わず何処ドコどこ~?って探しちゃいそうだけど、悪い気はしない昔から
の呼ばれ方です。でも、いささかくすぐったくはあります。

風のない早朝に、指示どおりに希釈して、散布してみるつもりです。

大分前から知っていた薬剤でしたが、やっと手に入りました。ホント私は幸せ者です。

お待たせ~~~!って、我が家最古参のバラ「ジャルダン・ドゥ・バガテル」が
いつものように、高貴な香りと共にクリームピンクの大輪の花を咲かせました。
モダン・ローズです。一番花をいつものように切って、母の写真の隣りに花瓶へ
入れて置きました。同じようにほころびかけた「ロココ」杏色大輪ツルバラの1枝も
切って一緒に花瓶の中へ。ナルコランは引き立て役です。
素晴らしい季節の到来です。   ありがとう~~~!

最初の形態

2009-05-03 21:45:02 | Weblog
私がクモ膜下出血で緊急手術、その病院の奇跡と言われた回復力で、この9月に
なれば満9才になるという第2の人生を歩んだ月日です。激痛と倒れざま打ち所が
悪く口からも出血で、そのまま気絶。
それを機に、帰ってきてしまったウチの宇宙人。「息子がいて全員離れて住む
なんて、そんなみっともないことは出来ないし、心配だよ」って、殊勝な事を言って
た次男です。凡そ似つかわしくないサラリーマン生活なども経験し、この度晴れて(?)
自由の身となった彼。

「働かざるもの食うべからず」、なんて下品な言い方でしょう。
お腹一杯食べられなかった頃の言葉です。それでも、それは他者が言うべきセリフ
ではないと私は思います。それは当人が感じて行動することなのですし、何がしか
形あるモノ(お金)を生み出さなくては、提供しなければ存在価値がないと、この
豊かな時代になっても同居するなら幾らか出すのが当たり前!ですって?ホントに
下品です。私達家族間で、そんな事は話題にもなりません。いるだけでいいのよ、
って、人の存在はそうあるべきと思いますから。役に立つとか立たないとかって、
ホント、狭量で下品な感覚からしか生まれないのです。
何かにつけてカネ・金・かねの世間。疑いも持たず、大勢の見方に迎合することを
恥じない生き方に、ここでも私は毅然とします。大勢の意見がどうであろうと、私は
私の哲学で生きる!です。およそ、知識人、有名人、そう、権威という権威を拒否
することが重要なのです。メディアを介して得られる情報など、いかほどのもので
しょうって、いつも思っていますから。

万分の1秒も離れる事がない、死ぬまでいつも一緒の存在以外の人に振り回される
愚かさは拒否しなければならないって思うのです。それは失礼なことなのです。
片時も離れられない存在って誰?自分自身!その自分の事を他者へ委ねるなんて、
そんな失礼なことはしてはいけないって、強く思います。
誰が、私のことを知ってる?誰もいません。そう、いないのです。ですから他者へ
人生の回答を求めてはいけないのです。

晴れて自由の身になった宇宙人は、東京へ出かけています。いつ帰宅するかはわか
りません。最小家族単位の日々に生きています。セニョール・ダンは寡黙な男です。
会話は、言葉のキャッチボールです。共通話題というボールのやりとりですが、
お互いの関心事はかなり違いますから、暗黙の内に不可侵条約が結ばれています。
静かに穏やかに時間は刻まれていきます。セニョールへ要求する事は滅多に、否
ほとんどありませんから、世間がどうあろうと、いつもと変わらない日々です。
なんてありがたいことでしょう。不幸な事は私を避けます。ええ、そうなのです。
いつも幸せです。天災も人災も私には起こらないのです。心配事など何もありません。
世の中の人々は、不幸話が好きです。心配事を作り上げたいのです。片時も幸せ~
って思いたくないのです。そんな事は口にすべきではない!って殊更自らへ言い
聞かせているような、そんな生き方をしているように見えます。そんな人々とは
縁は結ばないようにしています。お付き合いの基準は「尊敬できるか否か」です。
これに集約です。・・・・・・そして・・・少しも寂しくはありません(苦笑)。

今日も1日、植物たちと時間を共有しました。これを幸せといわず何を幸せと言う
のでしょう。間引きした小さな野菜達を、手製ドレッシングをからめて戴きます。
日増しに姿を変える植物たちの成長の様に感激します。このところの陽気に、一斉に
静かに激しく動き出した植物たちです。九州から送られてきたバラは、まだ1輪も
咲きませんが、まもなく一斉にその姿のお披露目になりそうな蕾の形と数です。
その時を、今を遅しの心境で待っています。





夏野菜

2009-05-02 20:53:07 | Weblog
久しぶりに(結構多い)セニョール・ダンと一緒に、菜園へ向かいました。
その前に苗を買いに。次々と車が入ってくる量販店。
夏野菜の植え時リミットですから、色々な種類の苗を買いに多くの人達が来ます。
有機肥料と、腐葉土、鹿沼土、プランターで育てるつもりのミニトマト、畑の
どこかに植えたいオクラ(2種)と、ズッキーニの苗。買い物(に限りませんが)
は早い私です。吟味に時間がかかるセニョールとは対極にいます。
畑に着いてビックリ。先頃中国語教室の帰り、歩いて帰宅途中寄り道した時の
畑は、雑草がかなり大きな顔をして、はびこってました。それが・・・・・
玉葱の苗はすくすくと育ち、レタスとナスの苗には防虫シートが被せられ、
すぐに植えられるように整地、支柱も立てられ、雑草は見られません。
「ウソみたい!この前見たときはひどい有様だったのに。2人でやったの?」
「いいや、俺」
「あなた一人で?彼は?」
「忙しいんだろう、今はもう来ないよ」
サラリーマン時代の後輩、近くに住むH氏も定年退職。その後、介護の仕事に
携わっていらっしゃる事は知ってたけれど、余程お忙しいのでしょう、楽しそうに
土いじり、野菜作りをやってらしたのに、畑に来られる事もなくなったようで、
今ではセニョール1人の農作業のようです。
「この辺にいい?ズッキーニを植えて。あそこにオクラも」
毎年美味しいスイカもセニョールの手になります。今年も植えられています。
その端にズッキーニの苗を植えました。直系1m近くにも広がる場所取り野菜です。
見た目はキューリのようで、歯ざわりは水分が多く甘味の少ないカボチャに近い、
味は個性のない、主張しない扱いやすい夏野菜ですが、旬の短いのが珠に傷。

木曜日の午前、背丈ほどもあろうかというダンボールが九州福岡から届きました。
中身は、素晴らしいツルバラの仕立て鉢でした。蕾の数は数十個という豪華さ!
私の従兄の大学の後輩(大昔よ)。私が高校生の頃、従兄に連れられてよく家に
遊びに来ていました。彼に限らず、貧乏な我が家に延べにしたら100人ではきか
ない学生達が来ていました。事業家の母でしたが、その収入はアップダウンが激しく、
総じて裕福とはいえない家計でしたが、母は
「うちに来る人達にはお腹一杯食べさせてあげなさい」
「エー--ッ!」
もちろん声には出しません。
近くの某大学の運動部の施設(水泳・陸上・馬術・サッカー・ラグビー等)にいる
いつも空腹な彼等も、足しげく我が家に来ていました。
身内他人関係なくです。そんな中の1人が
「玲ちゃん元気か?」
手術の事を知っている彼ですから、術後10年近い時間が経過していますが、安否を
尋ねてくれました(メールで)。
「何か欲しいものは?」
「何もない」
「花の一つも贈ってあげるから、何がいい?」
「う~ん、バラがいいけど、小さなお庭だから植えられないし、お気持ちだけで充分
ありがとう」
そこへ、ドドーンって大きな鉢植えバラが届いたのです。
自称「お兄ちゃん」って言う彼。もう、私にはお兄ちゃん(従兄達も)が偉そうに
いくつになっても上から目線でモノを言いたがります。でも、従兄達はだんだん鬼籍
獲得者になって、九州のその彼ぐらいかな、いつまでもお兄ちゃん風を吹かすのは。
大きな会社の社長です。でも、私にとったら単なる昔馴染みでしかありません。
なんだか知らないけれど、何でも言う事を聞いてくれるって。欲しいものは何でもって。
でも、彼は私がどんな考えの女かは知っています。モノは要らない!、欲しいもの?
世界の全て!っていう私のことをね。だから、欲しいものはな~い?
「ウン、ない!」って返事が返ってくるのを。

今、又新しい事に挑戦(勉強)の私です。
知らない事だらけですから、出来る限り新しい事に挑戦していこうと思っています。
あのターシャ・チュ-ダ(絵本作家)ですら、90才過ぎて尚何かの資格を取ろうと
思ってたのです。惜しくも去年亡くなりましたが。
広大な敷地に1人で住み、季節の野菜・花を育て、手ずから作る日々の糧(ロウソ
クですら)。自分を頼りに生きる人は自分に正直で強い人です。他者へ人生を委ね
ません。私もそうありたいと思い生きています。群れない女です。

試験勉強をしながら、植物たちと深く関わる季節を楽しんでいます。明日は、ミニ
トマトの苗を、プランターへ植えます。お庭からヒョイヒョイってお野菜を摘んで
来られるって嬉しいものです。バジルもイタリアンパセリも、いつも食しています。
育てる楽しみを味わえるって、とても幸せなことです。