初めての経験、CDつくりだなんて。
かなり神経質になって、・・・本番に強い魔女(?)なんだけどね~~。
ボイスレコーダーへ録音して、そのままウチの宇宙人へ。
「はい、出来たよ。あと何枚いる?」
編集なし!一気に録音して提出ってお達しで。
受講日に持っていっても問題なかったけれど、いっときも手元に置いていたくなかったので、月曜日に速達で、大阪へ。ふ~~~、済んだ~~。「自律訓練法」CDです。
メールで「受け取りました、ご安心下さい」って。何やら審査があるらしいけれど、もう、知らない!サイは投げられたよ。
時事問題は極力避ける、これがモットーなんだけど、まあ、この際、触れるわ。
2000年の冬、2度目の開頭手術執刀医、今や院長。
被災地じゃないけど、心を病む人が増えてるって。
みんな、不安を引き寄せたがるのよね~~。分からなくもないけど・・・・・
それで、ボランティアで、一命を助けて下さったご恩返しのつもり。電話しました。
「1度も検査に来てないだろう。ダメだよ、来週おいで」
「はい」
う~ん、それには理由があるんだけど。
自宅から徒歩で。ゆるゆる坂が続きます。
ウチの宇宙人が通った高校が、そのなだらかな坂のてっぺん。
そこからわずかな所へその総合病院があります。
10年ぶり(ン?そういえば1回来たわね、手がしびれて。自然治癒)くらいって感覚でドアの向こうへ。
聞きながら手続きをして、呼ばれるまで読書。
最近不思議なことが起きています。
いつものように犬の散歩、突然ーードリアングレイの肖像って、誰が書いたっけ?スティーブンスン?あの宝島の作者だったっけ?なんか違うような気がするわ。
はい、本当に唐突に。
読んだのは、中学生の時でした。半世紀以上の昔ね。
怖いお話です。
肖像画がどんどん醜く、老けていきます。ま、ここでストーリーは言いません。
帰って来た時には、もうそのことは忘れていました。
このパソコンを開いて、
メキシコのSKYPE仲間、日本へ留学経験ありの男児がツイッターでつぶやいてます。
なんと!アマゾンのkindle(電子本)で、「ドリアングレイの肖像」を読んだって。
ほとんど同時。太平洋を越えて。作者はオスカー・ワイルド。そうそうそうだったわ。
これを、心理学では「シンクロニシティ=共時性」と言います。意味ある偶然。ユングが見つけた不思議。生物が等しく持っている体験経験知識想像力。それが、時を同じくして動く。
昔、同じようなデザインの車や、同じような発明(薬等)が世に出た時、産業スパイがいるんじゃない?ウカウカできないわね~、なんて思ってたの。
でも、それは違うことを知りました。
必殺仕掛け人」なんてテレビドラマがありました。首の後ろに針を刺して殺す。
そこは脳幹、別名魚脳。生存に拘るところ。
私達が水から這い出て、2足歩行の人類ホモサピエンスまで。約36億年です。
この間に得た様々な経験や知識や、それを元に紡ぐ様々な有形無形は発展して現代、いえ、未来永劫へ。共通の宝を持って生きる人類です。
同時に電話をかけて、つながらないわねぇ。
そうそう、私もそれを考えてた!
こんな事は日常茶飯事。36億年の蓄積がそうさせるのです。
素晴らしいでしょう?ありとあらゆるものが繋がっているのです。
それで、番が来て、脳神経外科の一部屋。
かつての執刀医がいらっしゃいました。
「その節は本当に、ありがとうございました」
カルテを見ながら、
「なんかあった?」
「3~4年前から胸に激痛と呼吸困難が数回」
「心臓だな、じゃ、両方検査しよう」
「しない!」
「エッ、しないの?」
「ええ、全部クリアしてきました自分の意志で」
「本当に?」
「本当に。それに、もう子どもも独り立ちですもの、いつ死んだっていい」
「死ねりゃあね」
「ええ、でも自分の身体は自分でコントロールできるのですもの」
「そうかあ」
「それより、今回の震災で、被災地でもないのにウツになっちゃった人が大勢って。心理カウンセラーの資格がありますから、ボランティアで何かお手伝いできません?」
「ほんとにボランティアで?」
「はい、どなたでも」
「じゃ、ウチの看護婦を頼むかな。電話番号教えて」
看護士さん達は重労働ですから、いつでもオッケーよ。
「じゃ、もういいよ」
「フフ、みんな病気になりたくて来るのよ、病院へ。私は違うから、ね?先生」
「そうだな」
これより、
又出た~~!のよ。
何? ドリアングレイの肖像。
待合室で読んでいた本の中にありました、その話が。もう鳥肌もの。
本当に、知らない事ばかり。ということは、いっぱ~~い勉強できるって事よ。
なんて、幸せなことでしょう~ね。知らないから、知るチャンスが幾らでもあるって事ですもの。
ああ、これが集団無意識って事なんだわ。
勉強したことが、実感できる。これは血肉になるってことですから、とても貴重な体験をしました。たかだか、個人が経験してきた事だけが無意識層にあるのじゃない!って。
これが、フロイトと決別する原因になったんだけど。
不可能はないって、言い切ってもいいほどの潜在能力を持っているのです。
科学技術を手にするまでの、あたくし達の遠い祖先は、猛獣に、天災に怯えて生きてきました。飢餓に怯えて生きてきました。その恐怖心と不安は、人類に染み込んでいるのですから、とっさに悪く考えるのは、致し方ないことなのです。けれども、悪しき事をいつも意識する事は、潜在意識にそれを溜め込んで、牛のように、吐出しては飲み込む、反芻作用をして、
「人生はそんなものさ。世間はそんなに甘いものじゃない」
なんて、ネガティブな思いを考えを自分に他人に言い続ける始末。
やめましょう!
自分は、素晴らしい!不可能なんてない!大丈夫!
そう、思い続けることが肝要。
自分を否定しても、何も生まれません。
メチャメチャ褒めて下さい。自分を思いっきり肯定するところからしか希望は動き出さないのですから。
何ヶ国語も習得できる人のDNAの中には、その数だけその言語圏の祖先がいたっていうことよ。説明がつくわね。
あたくしも、7~8年くらい前、いかな外国語好きのあたくしでも、接した事のない国の
単語が、口をついて出てきたのよ。
義兄は、数ヶ国語操れる人です。彼に、
「テレマカシ-って知ってる?」
「インドネシア語で、ありがとうだよ」
キャーッよ、もう。あたくしの先祖に、その言語を遣う人がいたって事。急に、無意識層から意識層へ上がってきたって事よ。おもしろいわね~。次は何が起こるかしら?
多くの発明や発見は、その人が勉強した、好奇心を持った、自分を信じたところへ、過去の叡智が働くのです。ええ、悲観は捨てましょう。そんな失礼な事を自分にしてはいけません。
かの、アインシュタインでさえ、こう言っています。
「私は天才でも何でもない、ただ続けて来ただけ」
って。
そう、諦めたらそこで、ゼロ。さあ、どうします?自分の人生です。
季節は、いつの間にか新緑の季節へ。今年の桜は、瞬間芸のようでした。