過去20年近く停滞していた日本のワクチン事情が、ここ数年で急速に国際水準に近づこうとしており、それに伴いワクチンに関する話題も多くなっています。
今、分かっているワクチンの話題を紹介します。
1、ロタウイルスワクチン
既にワクチンは承認されており、早ければ、今度の流行期(冬)前に接種が可能になると思われます。
ロタウイルスは、ウイルス生胃腸炎の原因となるウイルスの中の一つで、冬季に乳幼児を中心に流行し「乳児嘔吐下痢症」とよく言われるもので、症状としては「白色の下痢」でみなさんご存知かと思います。
乳幼児期にほとんどの子どもが初感染を経験し、多くの場合は自宅での療養で対応できますが、40人に1人程度の頻度で重症例がみられ入院治療が必要になることがあります。
現在諸外国では2種類のワクチンが使用されており、2種類とも経口生ワクチンで接種回数にそれぞれ2回と3回といった違いがあります。今回日本で導入予定のワクチンは2回接種で、生後6週から24週の間に2回飲むことになります。1回目は生後15週になる前に済ませ、2回目を4週以上間隔をおいて接種することになると思われます。
定期接種に組み込まれるなり費用助成で全ての接種対象となる子どもたちに接種できるようになることが望まれますが、当面は任意の接種で費用がかかると思われ、接種対象は限定されてしまうと思います。乳児期から保育園など集団生活を考えているような場合には、費用を考えても接種のメリットがあるのではないかと思います。
2、インフルエンザワクチンの小児接種量の見直し
現在日本では、1歳未満:0.1ml、1~6歳未満:0.2ml、6~13歳未満:0.3ml、13歳以上:0.5ml(成人と同量)で、13歳未満は2回接種となっています。
昨シーズンに接種量の変更が予定されていましたが間に合わず、今度の接種から接種量が変更される見通しとなっています。
今回、3歳未満:0.25ml、3歳以上:0.5mlとなり、過去に接種歴のない場合のみ2回接種となる見込みです。
以前から、1歳未満のインフルエンザワクチンの効果は、接種量が少ないため限定的(不確実)とのことで積極的にはお勧めしていませんでしたが、今回変更になれば1歳未満でも6ヶ月以上なら接種をお勧めすることになると思います。
今、分かっているワクチンの話題を紹介します。
1、ロタウイルスワクチン
既にワクチンは承認されており、早ければ、今度の流行期(冬)前に接種が可能になると思われます。
ロタウイルスは、ウイルス生胃腸炎の原因となるウイルスの中の一つで、冬季に乳幼児を中心に流行し「乳児嘔吐下痢症」とよく言われるもので、症状としては「白色の下痢」でみなさんご存知かと思います。
乳幼児期にほとんどの子どもが初感染を経験し、多くの場合は自宅での療養で対応できますが、40人に1人程度の頻度で重症例がみられ入院治療が必要になることがあります。
現在諸外国では2種類のワクチンが使用されており、2種類とも経口生ワクチンで接種回数にそれぞれ2回と3回といった違いがあります。今回日本で導入予定のワクチンは2回接種で、生後6週から24週の間に2回飲むことになります。1回目は生後15週になる前に済ませ、2回目を4週以上間隔をおいて接種することになると思われます。
定期接種に組み込まれるなり費用助成で全ての接種対象となる子どもたちに接種できるようになることが望まれますが、当面は任意の接種で費用がかかると思われ、接種対象は限定されてしまうと思います。乳児期から保育園など集団生活を考えているような場合には、費用を考えても接種のメリットがあるのではないかと思います。
2、インフルエンザワクチンの小児接種量の見直し
現在日本では、1歳未満:0.1ml、1~6歳未満:0.2ml、6~13歳未満:0.3ml、13歳以上:0.5ml(成人と同量)で、13歳未満は2回接種となっています。
昨シーズンに接種量の変更が予定されていましたが間に合わず、今度の接種から接種量が変更される見通しとなっています。
今回、3歳未満:0.25ml、3歳以上:0.5mlとなり、過去に接種歴のない場合のみ2回接種となる見込みです。
以前から、1歳未満のインフルエンザワクチンの効果は、接種量が少ないため限定的(不確実)とのことで積極的にはお勧めしていませんでしたが、今回変更になれば1歳未満でも6ヶ月以上なら接種をお勧めすることになると思います。