子どもの健康

子どもたちの健やかな成長を願って、子どもに関する小児科医の雑記

ワクチンの同時接種

2010-02-25 00:54:44 | 雑記
任意の接種しなりますが、一昨年にHibワクチン・今度は肺炎球菌ワクチンが登場し、乳児期に接種するワクチンの種類が増えました。

ひとつひとつのワクチンを別の日に行うと、一定の期間をあけて何回も病院に行くことになります。

種類の異なる複数のワクチンを同時に接種することで接種の為に病院に行く回数を減らすことが出来ます。

2種類以上の異なる種類のワクチンを同時に接種することは可能で、既にDPT(ジフテリア百日咳破傷風)やMR(麻しん風しん)ワクチンなどは、複数のワクチンが混合されたワクチンでもあります。
製品として混合されていない別のワクチンを同時に接種する場合には、異なる部位に接種することとなります(2種類なら左腕と右腕2箇所)。

DPT・Hibワクチン・肺炎球菌ワクチンは、今後3種類同時に接種することが標準になっていくのではないかと思います。

また、当クリニックでは水痘・おたふくかぜワクチンの同時接種なども以前より行っています。

これからは、適切な時期に複数のワクチンを忘れずに行う為にワクチンの同時接種は有効な手段と思いますので、皆さんもワクチン接種スケジュールを立てる時には考えてみて下さい。

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