子どもの健康

子どもたちの健やかな成長を願って、子どもに関する小児科医の雑記

オリンピック

2008-08-23 02:17:17 | 雑記
北京オリンピックも、もう終わりとなります。
鍛え上げられた一流選手のすごさにはいつも感動させられます。

ただ、オリンピック選手が健康的かという目で見てみると必ずしもそうではないように思ってしまいます。身体を極限まで鍛えることで、身体的な故障のリスクは高いように思いますし、何かしら身体的に無理な負荷がかかり犠牲にしている部分があるように思えます。

確かに、そこまで身体を鍛えられる選手自体は元々体が丈夫で健康な場合が多いのかもしれませんが、我々多くの一般人が選手と同じことをしようと思ったら。きっと健康を崩して具合が悪くなってしまうと思います。

女子ソフトボールの上野投手の身体的精神的強さには驚くしかありませんが、多くの選手があのようなことをしたら故障の原因など体の調子を崩してしまうと思います。

当然、人以上に練習し努力した成果ではあると思いますが、それに耐えられる生まれ持った身体的な恵まれた素因があってのことだと思いますので、多くの場合は過度の無理をして健康を害さないよう注意する必要があると思います。