子どもの健康

子どもたちの健やかな成長を願って、子どもに関する小児科医の雑記

あせも

2008-07-27 23:35:24 | 雑記
暑い日が続き、「あせも」などの皮膚のトラブルが増えています。

「あせも」の薬を希望されることも多くなってきました。

ただし、「あせも」に対してだけの特別な薬がある訳ではありません。

できてしまった「あせも」に対しては、かゆみには抗ヒスタミン薬の外用や内服薬を使用し、皮膚の炎症が強い場合にはステロイドの外用薬を使用します。

あとは、汗をできるだけかかないような環境作り、汗をかいたらまめに拭き取り、衣類は木綿などの吸湿性の良いものを選び、できれば着替えをする、さらに入浴やシャワーで汗を流す、などの日常的な注意が大切になってきます。

ベビーパウダーなどは、使用した時には気持ちがよいのですが、特別「あせも」に効果がある訳ではなく、使い過ぎは逆効果になってしまうので、使うなら少量を薄くはたく程度に留めましょう。

また、「あせも」は細菌感染が合併して「とびひ」などになってしまうこともあるので注意が必要です。


ついでですが、小児科のエアコンはまだ故障中です・・・