今週になり、感染性胃腸炎にのかわりに咳を主症状にする風邪が急に増えてきた印象があります。
寒くなりインフルエンザの流行前ごろから毎年流行る「RSウイルス」による風邪ではないかと思われます。
咳が主症状で長引く傾向があり、熱を伴うこともあります。特に1歳前後からそれ以下のの乳幼児では、咳・鼻水と熱に加えゼーゼー(喘鳴)する症状を認めることがあり、症状がひどい時には入院管理が必要となることがあります。
咳は特に急性期には薬を使っていても完全にコントロールすることができないこともあり、1歳前後からそれ以下のの乳幼児では呼吸症状のため入院するリスクが比較的高く、ある意味でインフルエンザより厄介なかぜでもあります。
「RSウイルス」自体に効果のある薬はないため、呼吸器症状に対する対象的な治療を行いながら自然の経過で治ってくるのを待たなければなりません。ただし、風邪自体が治ってもその後に咳が長引くことが多く、喘息の様な症状が続くこともあり、また実際に喘息発症の引き金になることもあります。
診断に関しては鼻水を採取して数分で結果のでる迅速診断キットがあります。外来での検査は保険適応外ですが、年齢や症状によっては外来での診断が診療の上で有用であるため、実際には必要に応じ病院の費用負担で外来での検査は行っています。ただし、あくまで医師が必要と判断した一部の場合のみに限られます。
寒くなりインフルエンザの流行前ごろから毎年流行る「RSウイルス」による風邪ではないかと思われます。
咳が主症状で長引く傾向があり、熱を伴うこともあります。特に1歳前後からそれ以下のの乳幼児では、咳・鼻水と熱に加えゼーゼー(喘鳴)する症状を認めることがあり、症状がひどい時には入院管理が必要となることがあります。
咳は特に急性期には薬を使っていても完全にコントロールすることができないこともあり、1歳前後からそれ以下のの乳幼児では呼吸症状のため入院するリスクが比較的高く、ある意味でインフルエンザより厄介なかぜでもあります。
「RSウイルス」自体に効果のある薬はないため、呼吸器症状に対する対象的な治療を行いながら自然の経過で治ってくるのを待たなければなりません。ただし、風邪自体が治ってもその後に咳が長引くことが多く、喘息の様な症状が続くこともあり、また実際に喘息発症の引き金になることもあります。
診断に関しては鼻水を採取して数分で結果のでる迅速診断キットがあります。外来での検査は保険適応外ですが、年齢や症状によっては外来での診断が診療の上で有用であるため、実際には必要に応じ病院の費用負担で外来での検査は行っています。ただし、あくまで医師が必要と判断した一部の場合のみに限られます。