厚生労働省から「日本脳炎ワクチン接種の積極的勧奨の差し控え」の通知が平成17年5月にだされ1年がたちます。
現行の日本脳炎ワクチンによる健康被害(急性散在性脳脊髄炎)が差し控えの理由です。
現行のワクチンが製造工程でマウスの脳を使用しているため、理論的に健康被害(急性散在性脳脊髄炎)の少ないと考えられるマウスの脳を使用せず製造される新しいワクチンが認可供給されるようになればこの差し控えは解除される予定になっています。
ただし、去年差し控えの通知がだされてから一年たっても、差し控え解除の見とうしや解除後のワクチン接種の実施の仕方等、被接種者であるみなさんや接種を行う現場に対して何の通知もないのが現状です。
診療の場でも、日本脳炎予防接種はどうしたらいいのかとよく質問されます。
一番良くないのは、予防接種を受けないでそのままになってしまうことだと思います。
私のところでは、定期接種(予防接種法で決めらえた接種)の対症年齢を過ぎてしまいそうな場合には現行のワクチンでの接種を勧めています。また、1期の追加接種などが残っている場合も接種を勧めていることが少なくありません。
まだ、対症年齢に余裕がある場合には新しいワクチンがでてからの接種を勧めていますが、実際のところ十分現状を解ってもらえれば現行でのワクチン接種も実施しています。
国を含めた行政は、できるだけ多くの子どもたちが安全で効果的な予防接種を受けれる様な制度環境づくりをする義務があります。
また子どもたちは予防接種を受ける権利があります。
今の日本の行政の姿勢は何かあった時の責任回避に力を入れ、多くの子どもが接種できる機会を狭めているように思えてなりません。
現行の日本脳炎ワクチンによる健康被害(急性散在性脳脊髄炎)が差し控えの理由です。
現行のワクチンが製造工程でマウスの脳を使用しているため、理論的に健康被害(急性散在性脳脊髄炎)の少ないと考えられるマウスの脳を使用せず製造される新しいワクチンが認可供給されるようになればこの差し控えは解除される予定になっています。
ただし、去年差し控えの通知がだされてから一年たっても、差し控え解除の見とうしや解除後のワクチン接種の実施の仕方等、被接種者であるみなさんや接種を行う現場に対して何の通知もないのが現状です。
診療の場でも、日本脳炎予防接種はどうしたらいいのかとよく質問されます。
一番良くないのは、予防接種を受けないでそのままになってしまうことだと思います。
私のところでは、定期接種(予防接種法で決めらえた接種)の対症年齢を過ぎてしまいそうな場合には現行のワクチンでの接種を勧めています。また、1期の追加接種などが残っている場合も接種を勧めていることが少なくありません。
まだ、対症年齢に余裕がある場合には新しいワクチンがでてからの接種を勧めていますが、実際のところ十分現状を解ってもらえれば現行でのワクチン接種も実施しています。
国を含めた行政は、できるだけ多くの子どもたちが安全で効果的な予防接種を受けれる様な制度環境づくりをする義務があります。
また子どもたちは予防接種を受ける権利があります。
今の日本の行政の姿勢は何かあった時の責任回避に力を入れ、多くの子どもが接種できる機会を狭めているように思えてなりません。