子どもの健康

子どもたちの健やかな成長を願って、子どもに関する小児科医の雑記

憲法記念日

2006-05-04 01:41:51 | 雑記
昨日5月3日は憲法記念日でした。
子どもの健康には関係ないと思うかもしれませんが、そう言わずに少し考えてみて下さい。

今の子どもたちのために、日本の未来をどのようにしていくのか?
多くの人がそれぞれの意見や方向性を考えるよい機会だと思います。
子どもたちが健全に育っていくためには、子どもたちの生活している社会自体が健全であることが前提となります。
そのための一つの手段として、ごく当たり前に存在していて、あまり意識することがない日本の憲法を年に一度ぐらいは意識して考えてみるのも必要ではないかと思います。

今話題になっている憲法第九条の改正などここでその是非を議論するつもりはありません。
ただ、私自身にとって中学高校と憲法を習った中で「戦争の放棄」ということは非常に記憶に残るものでした。
この憲法が現実にそぐわないということで改正の是非を議論されている訳ですが、もし改正されるとこれからの子どもたちにとってはそれが当たり前のことになってしまうということも少し考えなくてはならないかなとも思います。

どちらにしろ、これからの日本の方向性を左右する問題であり、今(これから)の子どもたちの未来に関わる重要なことだと思います。子どもを持つ親として、無頓着でいることのできない問題であることは確かではないでしょうか。