海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1358 「夕焼小焼の赤とんぼ負われて見たのはいつの日か」

2018-12-14 | 


「夕焼小焼の赤とんぼ負われて見たのはいつの日か」

誰もが知っている童謡唱歌の一節。

三木露風の作詞です。

色紙作としようと書きました。

色紙に書いてないじゃないか、って?

大丈夫。裏打ちして貼り付けるのです。

だいたい、色紙にそのまま書いていたのでは、何枚書けば気に入ったのができるか分かりません。

書きはじめれば、あっという間に20枚くらい書いてしまうので、本画宣紙の色紙を使えば、費用もばかになりません。

それで、本画宣紙を色紙大に切って書きます。

こうすれば、納得いくまで書いて、良いのを裏打ちして貼り込めば出来上がりです。

No.1357 波動スピーカーのようなもの 5号機

2018-12-13 | 工作




波動スピーカーのようなもの 5号機

スピーカーユニットと入れ物の関係を考えると、一升瓶箱では、やはり箱が大きすぎる気がして、新たなものを試してみました。

ご覧の通り、缶詰めの缶です。

ホイルトマトの缶ですが、これを左右に、そして真ん中には、ガムテープの芯を使いました。

繋ぎは、MDFボード10×10センチです。

MDF ボードは、中密度繊維板というもので、小さく砕いた木と接着剤を圧縮したものです。

なんといっても、安くて加工も簡単ですから、缶とガムテープ芯の径にあわせて溝を彫り、接着しています。

これは、三つの部屋の仕切りですが、スタンドとしての機能も持っています。

スピーカーユニットが大きさの割には結構重いので、倒れないかとも思いましたが、大丈夫でした。

ただ、スピーカーユニットを缶に固定するのに手間取りました。

なんといっても缶詰めの缶ですから、金属です。

スピーカーユニットの磁石が強くて、ピンセットや工具も金属ですから、手の届かないビスを留めるのは、とても難しかったですね。

そして、完成。

肝心の音はというと、シャープでクリア、しかも低音もちゃんと出る、良い感じです。

充分満足のいくコンパクトスピーカーになりました。

(ダイソー300円スピーカーを分解して、スピーカーユニットを使用。MDF 2枚。あとは廃物利用。)


No.1356 波動スピーカーのようなもの 4号機

2018-12-11 | 工作


波動スピーカーのようなもの 4号機

3号機の実験を経て、何かよい入れ物はないものかと探していて、目に付いたのが、この金に輝く箱。

山形米沢の日本酒、「東光」の純米大吟醸の一升瓶が入っていたものです。

細かな地模様の入ったきれいな金一色に、黒の文字を控え目に配したデザインなので、これを生かして、そのまま使うことにしました。

元々しっかりとした段ボールですから、隙間を埋める為に少し補強すれば、充分にスピーカーボックスとして使えると思いました。

中は、1号から3号機と同じように、仕切りによって三つに別れています。

段ボールですから、加工は簡単です。

これにダイソー300円のスピーカーユニットを、今度は前面に向けて組み込みました。

早速鳴らしてみると…、

あら不思議! 低音はこもらずはっきりしていますし、高音もきれいに出ています。

スピーカーユニット自体が小さいので、あまり大きな音は出せませんが、今までで一番良い音の様に感じます。



No.1355 波動スピーカーのようなもの 3号機制作中

2018-12-08 | 工作


波動スピーカーのようなもの 3号機

少しづつ作っていた波動スピーカー3号機ですが、ダイソーの300円スピーカーを使っての実験です。

まだ実験段階ですから、接着も塗装も何もしていません。

DVD板とそのケースを使って、きれいな円形ができましたから、見た目は今までで一番のできです。

しかし、肝心なのは音です。

なんといっても、スピーカーユニット自体がとても小さいので、高音は出るとしても、低音はどうなることか、と思っていました。

実験は、いつもの、ヨーヨー・マ バッハ無伴奏チェロ組曲、そして、高橋竹山の津軽三味線。

鳴らしてみて、やはり思った通り、低音がモヤモヤした感じです。

スピーカーユニットの大きさに、全体の大きさ、容積が合っていませんね。

失敗です。

でも、失敗は成功の元、高音は良く出るし、ビビりもないので、スピーカーユニットを直径8センチくらいのフルレンジにすれば、必ず良くなるでしょう。

そういう意味では、実験成功かもしれません。

ここで一旦、この小さなスピーカーユニットを生かすべく、別の入れ物を探します。

本体の方は、ちょうどよいユニットが見つかるまで、そのままにしておきます。

波動スピーカーというのは、楽器のようなものです。紙の筒全体が震動して音を響かせます。

楽器を作る様に、作りたいものです。