紙プレス版画「すずかけ」
K高校S部のOB会の為に制作した作です。
すずかけは、K高校のシンボル。校歌にも歌われていますし、校門までの緩やかな下り坂の両側には、このすずかけの樹が並んでいます。
数十年ぶりの再会でしたが、変わらない姿の安心し、嬉しく思いました。
学校の統廃合が続く中で、ずっと変わらずに、同じ場所で同じ名前で存続しているということは、羨ましい限りです。
僕の通った学校(幼稚園、小学校、中学校、高校、そして大学)は、今はもうすべて、名前が変わり、あるいは、もうその場所にはありません。
寂しいものです。
何十年も同じ場所で、同じ名前で同窓会ができるということは、とても幸せなことですね。
でも、生徒にとっての学校とは、その時だけの友と教師との空間なのだと思うのです。
同じ場所の同じ名前の学校でも、教師集団が違えば違う学校になるのです。違う教育を行う違う学校なのです。
だから、その時の生徒にとっての学校は、その時だけのの存在です。
だから、いつまでも永遠なのです。
同窓会に乾杯!
紙プレス版画(4色6版)