小部屋日記

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バンク・ジョブ

2008-12-14 | ハ行の映画

The Bank Job(2008/イギリス)【劇場公開】
監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:ジェイソン・ステイサム/サフロン・バロウズ/リチャード・リンターン/スティーヴン・キャンベル・ムーア/ダニエル・メイズ/ピーター・ボウルズ

奪ったブツは、
キャッシュとダイヤと
王室スキャンダル。


封印された英国史上最大の銀行強盗事件──これは実話である。
監督は「世界最速のインディアン」のロジャー・ドナルドソン。事件の真相は今も不明。徹底リサーチした作品。
信じる?信じない?

1971年、ロンドンのベイカー・ストリート(シャーロック・ホームズで有名だよね)の銀行で起きた強盗事件。
借金で困っている中古車ディーラーのテリーは、昔付き合いのあったモデルから銀行強盗計画を誘われ、仲間を集める。
素人集団が穴を掘り、銀行の地下の貸し金庫をめざして掘り進めるのね。それがあっさりたどり着くんですよ。うまく行き過ぎで笑っちゃうほど。笑
ここからがメインの話です。

実は盗んだ物の中には国家機密である王室のスキャンダル写真があり、もみ消しのために仕組まれた強盗だったのだ。マフィアがらみ、議員のスキャンダル写真も含まれていて、事はややこしい・・。
銀行の貸し金庫は世間には知られてはならない秘密がいっぱい。
政府機関、マフィアに狙われる強盗団たち。一般人をそこまで追いつめなくても・・と同情してしまう。
彼等は絶体絶命をどう乗り切るか!

おもしろかったですが、サスペンスものにしてはゆったりしてる気がした。昔はケータイもないし金庫だってセンサーもないし、プロではない強盗団だからマヌケなところもあって笑えたなあ。
実話、未解決事件なので身を守るために登場人物は仮名だそうな。それにしては実名の方もいて、イギリスは懐が広い。

キャストでは「デス・レース」に続いて公開時期が重なったジェイソン・ステイサムがまたいいんだなぁ! アクションシーンは少なくても渋~い魅力。
モデル役を演じた「再会の街で」のサフロン・バロウズもよかったです。マフィアのボス役は「名探偵ポアロ」のデビッド・スーシェだよね。
キャラクターは個性的でとても楽しめました。

“9割が事実”というこの映画、一見の価値あり。

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★★★★(5段階☆は0.5)

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