小部屋日記

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あるスキャンダルの覚え書き

2007-11-15 | ア行の映画

Notes on a Scandal (2006/イギリス)【DVD】

監督:リチャード・エアー
出演:ジュディ・デンチ/ケイト・ブランシェット/ビル・ナイ/アンドリュー・シンプソン/マイケル・マロニー/トム・ジョージソン

彼女の恋の相手は15歳だった

原作はアメリカで実際に起こった女教師の事件を基に作られたゾーイ・ヘラーの小説「あるスキャンダルについての覚え書き」。
殺人が起こるわけでもないのに、不気味な心理スリラー。
女性同士のつきあいはほどほどに・・・


ロンドン郊外の中学校で歴史を教えるバーバラ(ジュディ・デンチ)は厳格なベテラン教師。
ある日、孤立しているバーバラの前に美術教師のシーバ(ケイト・ブランシェット)が現れる。
場違いで美しい彼女に、バーバラはひそかに目を付け、彼女のことを日記に綴り、二人は親密になる。
そのうち、シーバは男子生徒と関係をもってしまう。
秘密を知ったバーバラとシーバとの間に奇妙な共犯関係が生まれる。



定年間近な独身のバーバラとブルジョワ家庭の美人教師シーバ。
バーバラはともかく、シーバも自分の人生に不満を抱え、孤独なのだ。
バーバラは悩みを打ち明けてくるシーバに友情以上のものを感じる。


しかし突如、シーバが生徒と関係をもってしまう。。
いくらなんでも15歳の生徒はまずいだろうと思うが、その生徒も子供のくせにしたたかな男なんです^^;
シーバの隙を見抜いたかも。
シーバ役のケイト・ブランシェットが危うい人妻教師を演じてて生々しい・・・


決定的な秘密を知ったバーバラはシーバを支配するようになる。
嫌らし一たらありゃしない・・・
でもバーバラは人の弱みにつけこむ能力をもっていますよ。
孤独から学んだ経験なのかもしれない。

その後、シーバもバーバラの本性を知り、逆ギレ!!
女が暴走すると、結果は哀れ。。
この後のオチはお楽しみ^^;

観ていて不愉快なのに、ひきこまれてしまうのは二人の名女優のおかげでしょう。品を保っているところもすごい。
人間のエゴ丸出しは見ていて醜いデス。
ここまで極端でなくても私が二人のどちらかの立場に立たされる時があるかもしれないと思いさせられました。

★★★★(5段階☆は0.5)

「あるスキャンダルの覚え書き」公式サイト

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