小部屋日記

映画、音楽、本…好きなものに愛をこめて・・
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Lの世界

2007-11-10 | 海外TVドラマ

The L word(2004/アメリカ)【DVD】

出演者:ジェニファー・ビールス/ローレル・ホロマン/ミア・カーシュナー/キャサ
リン・メーニッヒ/パム・グリア

涙から笑顔へ、「天使の街」に住む女性の人生と愛の物語

「あるスキャンダルの覚え書き」レンタル版DVD(11月2日レンタル開始)のおまけに入っていた海ドラ話題作。本編はこれからっす。
2004年1月からアメリカのケーブルテレビ『Showtime』で始まり、来年1月からシーズン5放映決定。
タイトルのLとは舞台がロサンジェルス、レズビアンの頭文字からとったもの
「ブラックダリア」のミア・カーシュナー、「フラッシュダンス」のジェニファー・ビールスと美女が勢ぞろい。
レズビアンやバイセクシャルの女性達を中心に描く群像劇。「セックス・アンド・ザ・シティ」のLA版ってとこか。

「第一話 彼女たちの事情」
ベットとティナのカップルは、子供を持とうと思い、精子提供者を探しているが、なかなか見つからない。
二人の隣人であるエリックのもとに、中西部から恋人ジェニーがやってくる。
ジェニーは作家をめざす才能豊かな女性だが、LAのレズビアンたちを目の当たりにし、カルチャーショックをうける。
やがてジェニーは彼女たちのパーティに呼ばれ、今まで知らなかった世界を体験することになる・・・



アメリカ西海岸、自由な生活を謳歌するキャリアウーマンたち。
ジェニファー・ビールスを筆頭にきれいなお姉さんたちばかり。
もちろん女性同士のラブシーンもあり。


レズビアンたちのあけすけで際どい台詞がとびかい、男性はびびってしまうかも。
本音もありで、プロのテニスプレーヤーはスポンサーがつかなくなるのを恐れて同性愛者なのを隠している。
パーティでは仮面恋人を連れてくるなど、スポーツ界でカミングアウトは難しい・・・
自由な恋愛にみえても、結局現実は厳しいものがあります。
プラス男女の愛と同じく、相手との信頼関係がなければ仲も長続きはしないってことですね。

ベットとティナは人工授精するために精子を身近な男性に頼みますが、提供を嫌がる男たちのことを皮肉る。
精子バンクではなくて友人に頼むところが、カジュアルすぎてなんだかなあ、、、
シカゴからLAにやってきて新しい世界を知ることになるジェニーの今後が気になるところ。

レズビアンにもモテ女はいて、演じてる女優さんがなかなかかっこいいのよね。
宝塚の男役のような人はわざとらしくてダメだけど、この人なら好きになってもいかも^^;

「Lの世界」公式サイト

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ヘアスプレー

2007-11-10 | ハ行の映画

Hairspray (2007/アメリカ)【劇場公開】

監督:アダム・シャンクマン
出演:ジョン・トラヴォルタ/ニッキー・ブロンスキー/ミシェル・ファイファー/クリストファー・ウォーケン/クイーン・ラティファ/ザック・エフロン/ブリタニー・スノウ/アマンダ・バインズ/ジェームズ・マースデン

ハマる!ハジケる!ハチキレる!?

とても楽しみにしてた映画!
原作はジョン・ウォーターズ監督の同名映画(1987年)。
ブロードウェイミュージカルとして2002年に上映され、トニー賞8部門受賞。今もロングランを続けているそう。
60年代の軽やかなサウンド、ステップも心地よいノリノリのミュージカル。
キャストの魅力につきます!


60年代のアメリカ・ボルティモア。
トレーシー(ニッキー・ブロンスキー)はビッグなサイズの元気いっぱいの高校生。
ダンスが大好きな彼女の夢はTVの人気ダンス番組にでること。
ある日、番組のオーディションが開催されると知ったトレーシーは、自分と同じく大柄な母親エドナ(ジョン・トラヴォルタ)の反対を押し切り、オーディションに参加するのだが・・・


ダンスミュージカルという娯楽ものでもあっても、その当時のボルティモアの人種差別を背景にしてることがポイント。
ダンス番組を仕切るベルマ(ミシェル・ファイファー)は美人だけど、性格はサイテーで白人優位主義者。
外見差別もあり、トレーシーが番組のメンバーになるといじわるするのだ。

でもトレーシーは負けない。
黒人たちの人種差別デモに参加して、とうとう母親のエドナまで巻き込むことになる。
テーマは重いんだよね。でも軽い!
エドナも太りすぎを気にし、人の目が恐くて家に引きこもっているのですが、娘のために外の世界へ出て行くのです。
差別と逆境を、持ち前の明るさで切り開いて行く主人公は気持ちがよいです!。


60年代のキュートでカラフルなファッションは見てるほうも楽しくなる。
ヘアスプレーで固めた大きなヘアスタイル、女性の衣装はバルーン形のワンピがかわいい。
なんといってもキャストがはまりすぎ。
トレーシー役として大抜てきされたニッキー・ブロンスキーは主人公そのまんまのキャラ。歌は文句なくうまい。


一番はトレーシーの母親役にジョン・トラヴォルタを起用したこと。
太った女性役なのに違和感がないのはなぜだろう^^;
存在だけで笑えますが、踊る場面がもっとほしかった。
母親役を男性にキャストさせたのは、ゲイ差別のこともあるのかな?とちと思った。

ダンス番組の司会者役は『X-MEN』のジェームズ・マースデン。
笑顔全開、はじけていて影の盛り上げ役ですよー。歌もうまいよなあ。
メンバーの人気者リンク役を「ハイスクールミュージカル」のザック・エフロン。
ウインクが笑える^▽^;
この前来日したとき、TVにでてましたが映画よりも生の方がいい男かな(笑)
「ハイスクールミュージカル2」が早く観た~い!!



冒頭の「グッドモーニング・ボルティモア」は笑顔にさせてくれるいい曲。
クイーン・ラティファの歌声はジーンときちゃったな。
同じような曲が多くてダレそうになりますが、途中に入る黒人音楽はやっぱりいい。

クリストファー・ウォーケン、ミシェル・ファイファーらのベテランと若手がうまく噛み合い、華やかな映像、幸せな気持ちになれる映画でした!!

★★★★(5段階☆は0.5)

「ヘアスプレー」公式サイト

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