(2004/日本)【DVD】
監督:土井裕泰
出演:竹内結子/中村獅童/武井証/市川美日子/YOU/松尾スズキ/小日向文世
雨の季節に訪れた、6週間のせつない奇蹟。
「キングダム/見えざる敵」に出演したジェニファー・ガーナーがこの映画を見て号泣したと語っていたので、普段ほとんど観ない邦画を興味をもって観てみたらなかなかよかった!
彼女はリメイク版を企画してるとか。
洋画疲れの時にもってこいの作品^^ゞ
信州の湖のほとりに住む秋穂巧(中村獅童)は、妻の澪(竹内結子)に先立たれ、1人息子の佑司(武井証)とつつましく暮らしていた。
ある雨の日、妻にそっくりの女が現れるが、彼女は記憶喪失だった。
1年前、雨の季節に戻ってくると言い残し亡くなった妻。
夫と息子がつましいながらも支えあって生活している姿にまず泣けそうになる。
「ママに会いたいな・・・」息子の言葉にウルウル
そこに突然現れた、妻に似た女性は記憶喪失?
夫と息子は単純に妻が戻ってきたと喜び、有意義なときを過ごす。
疑似家族っていうのかな。
夫は溌剌とし、親子水いらずの楽しい時間。
しかし、梅雨が終われば妻は去っていく運命にあるのだ。
妻は記憶を取り戻すために、夫に自分の過去を聞き出す。
二人がはじめて出会った時のこと、一度別れたことなど・・
観てるうち、何か釈然としないことに気付くんだよね。
でもまあ、ファンタジーとしてはこんなもんでしょ~と鼻をグスグスしながら観てたら、終盤、立場がいれかわるところがツボにはまった。
ありふれた純愛ものとは違ってましたね。
運命に立ち向かったヒロインの姿に感動。
息子に残したある宝物。
さわやかなラスト、このタイトルがすばらしく生きてました。
撮影は諏訪湖だと思うけど景色がきれしだし森の情景もいい。
雨のシーン、お祭りなど日本映画独特の情緒があります。
なんといっても竹内結子が役柄にぴったりで、透明感があってキュートで何もかも包み込む優しさがある。
子役の子も食べたくなるほどかわいい。ただ中村獅童の甘い役柄は似合ってないような・・・。^^ゞ
長いのが難点かなあ。
エンディング曲のオレンジレンジの「花」がいいね。
君(あなた)の隣はいごこちがよかったです。
照れくさいけど、優しいステキな台詞だと思う!
★★★★(5段階☆は0.5)
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