デジカメぶらりぶらり

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客観的

2008-09-10 06:31:34 | Weblog
福田康夫さんは、退陣を表明して以来、原則1日に1,2回行っていた記者団の「ぶら下がり取材」にも応じていない。

記者団の背後にいる多くの人々の顔が思い浮かばないのだろうか。首相には記者の質問、言い換えれば国民の質問にきちんと答えていく責任があると思う。

本人も口癖のように「国民目線」の大切さを唱えていたはずである。退陣表明の記者会見で、「ひとごとのように聞こえる」と質問されると、「私は自分自身を客観的に見ることができる。あなたとは違う」と語気を強めた。

それほど自分を客観視できるというのなら、ぜひ尋ねてみたい。「1年前に、自分に荒波を乗り切る力量がないと思わなかったのですか」と。

運動会

2008-09-08 06:41:02 | Weblog
これから、わが国でシーズンを迎える「運動会」の天気は用いてもせいぜいが、てるてる坊主だ。あとは「お天道様」に祈るしかない。

さて、運動会と言えば、親たちがビデオやカメラ片手に、わが子の撮影に奮闘する光景がつきもの。

だが、子どもにとって大事なのは、きれいに「記録」してくれることではなく、親がちゃんと「記録」してくれること。

<「やったー」と喜んで親の方を振り向いたとき、一緒にバンザイーをしてくれていたら、子どもはすごくうれしい>。

たしかに、ファインダーばかりのぞいていては、そうはいかない。ある意味で、一番いいシーンを「見逃している」のかもしれない。

節目

2008-09-06 06:03:04 | Weblog
定年は人生の大きな節目となる。定年はそれぞれの人生に等しく、区切りを付けていく。社員がいつ引退すかは本人が決めること、定年制を設けていない経営者がいる。

愛知県豊橋市で工作機をオーダーメードで製造・販売している「西島」の西島篤師社長(57)。140人の社員のうち60歳以上は18人。

最高齢75歳で、勤続50年表彰を受けた社員も3人いる。経営が厳しいかった時期に、自動車関連の仕事一辺倒からの脱却を考えた。

舞い込んできたのは、菊の出荷作業を自動化できる機械の開発。寝る間も惜しんで未知の仕事を成し遂げたのは、60代のベテラン技術者たちだった。

ものづくりの技術は、一生を通じて磨いていける。だから60歳も進化の途中にすぎないと痛感したのである。

報酬も年齢ではなく、能力に応じて支払われる。ちなみに今、最高齢者の社員は70代だという。高齢者社会を元気にするための一つのモデルになろう。

パートナー

2008-09-04 06:57:04 | Weblog
なんにせよ、どんなパートナーを選ぶかということは、あだやおろそかにできぬ大事である。

そこで事の次第が決まってしまうこともある。たとえば、口のついている方向に右向き、左向きの2種類があるぺリソダスというアフリカの淡水魚。

大魚を背景から襲い、うろこを食べる魚らしいが、京都大チームの研究だと、9割近くが自分と異なる口の向きの固体を繁殖のパートナーに選んだいたそうだ。

米大統領選の候補者の場合どうか、彼らにとっては副大統領は、ホワイトハウス入りの暁つきには、重要な補佐役となるパートナーである。


その顔ぶれがそろった、民主党のオバマ氏(47)が選んだのは、ベテラン上院議員のバイデン氏(65)。対する共和党のマケイン氏(72)は、アラスカ州の女性知事ベイリン氏(44)に白羽の矢を立てた。

ペリソダスの教えるように、やはり、足らざるを補い合う補完関係こそパートナー選びの要諦か。

あるいはそれが自然の摂理なのだろうか。案外、今、連れあいの顔を思い浮かべてうなずいている人も多いような気がする。

雨量

2008-09-02 06:05:24 | Weblog
気象庁の「雨の強さ」の定義によれば、1時間雨量30~50ミリ未満で、人の受けるイメージは「バケツをひっくり返したよう」になる。

さらに50~80ミリ未満ならば「滝のよう」に。だが、先日、愛知県岡崎市で記録されたのは1時間に150ミリに達しようかという途方もない雨である。

東海や関東地方を襲った豪雨、各地に記録的な大雨をもたらし、関東では土砂崩落による電車の脱線や家屋倒壊など発生。

東海3県では、広い範囲で浸水など大きな被害が出た。気象庁の定義だと、時間80ミリ以上の雨に人は「恐怖を感じる」という。

だが、さらに大きな恐怖は、それが川や水路に流れ込み、水が猛り狂うことだ。迫る濁流から逃げ惑う恐怖こそ、いかばかりか。痛ましい悲劇というほかない。