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戦い

2009-09-16 05:59:35 | Weblog
戦い済んでまた戦い。今度は五輪誘致レースの行方が気になる。リオデジャネイロがリード、東京とシカゴが追うというIOCの評価報告書が出た。

45年前の東京五輪で、ドイツ語の通訳にかり出された大学教授が話した。担当は「東洋の魔女」が活躍したバレーボール競技。

まだ東西に分かれていたドイツチームはさほど強くない、試合は早々に終わった。お役御免のはずが、その後の方が大変だった。

緊張から解放された一行の「日本の休日」に付き合わされた。行儀の悪い選手と衝突もした。チームは東洋の島国が好きになって帰国した。

それが縁での付き合いも生まれたという。メダル争いによる国威発揚だけでなく、東京五輪は親日家を生むという財産も残した。

日本びいきを増やす大切さは、いまの切実である。往時の東京五輪実現には海外の日本人の力が大きかったと、その教授の話である。

米国などで成功した実業家が手弁当で南米やアフリカに足を運び、「清き1票」を集めたという。招致レースは、あと1ヶ月。「どぶ板選挙」が勝ちを呼ぶことを、先の戦いは教えてくれた。

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