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雪雲

2010-12-04 07:36:14 | Weblog
冬の雷がやってきた。すぐに雪。西高東低の天気図との付き合いが始まる。雪雲の空を「鉛色」と言い表す。

雪国の専売特許だろう。時候のあいさつにそう書いて、遊びにおいで、と知人に頼りを出したら「そんな空は敬遠したい」と言われたことがある。

たしかに「鉛色」は重苦しい気分にさせる。薄いねずみ色を指す別の言葉がないものか。辞書を開いたら、鉛色の仲間がたくさん出てきた。

銀鼠(ぎんねずみ)、絹鼠(きぬねずみ)、薄墨(うすずみ)色、源氏鼠(げんじねずみ)という風雅な色もある。わが先人たちは言葉遣いの達人である。

裏日本の冬空も、重苦しい鉛色だけではない。雲の切れ間から薄日が差したり、西から晴れ間が広がってくれば、趣は変わる。みんなまとめて鉛色では、いかにも芸がない。

国境のトンネルを抜けると雪国、とよその人はいう。私たちはトンネルの先に晴れの国を見る。時にうらやましいが、冬の関東平野は何とも陰影に乏しく、雲の色も単調に映る。

裏日本の冬空には、美しいねずみ色の名が似合いそうである。使わないのはもったいない。銀鼠の空がもたらす恵み。そう褒めてやると、カニもブリも一段と美味を増しそうである。

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2 コメント

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新発見!!! (トロト)
2010-12-05 01:09:22

時代は進んでるよなマジで。
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新発見!!! (トロト)
2010-12-05 01:10:39

時代は進んでるよなマジで。
俺のモノをこんな欲しがる女性がいるなんて知らんかったよ・・・
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