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デフレ

2009-07-14 07:30:02 | Weblog
1缶100円の「第3のビール」が登場するという。大胆な価格破壊である。既に100円の菓子や惣菜もあり、100円商戦は拡大の一途である。

食品は、雑貨や衣料品の値下げとは意味が違う。5月の消費者物価指数が過去最大の下落となり、デフレ懸念を指摘されている。

食費の切り詰めは最後の生活防衛であり、食品値下げは危険な兆候だと、消費が低迷する中では背に腹は代えられず、ついに「物価に聖域」とされた食品の値下げまでが顕在化してきたのである。

景気悪化と物価下落、歯止めなく続く悪循環が「デフレ」であり、価格破壊が繰り返される。破壊されるのは物価だけではない。社会全体に「安物」が広がれば文化が劣化し破壊される。

だから、食事まで切り詰めなくてもいい普通の暮らしを、早く取り戻せと、100円食品は政治に迫っているように見える。

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