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落語の「まんじゅう怖い」の話が中国・清(しん)の随筆集に出ているという。愉快なネタを探すため、そんな本まで読んだ偉い人がいた。
ヘビも毛虫も怖くないが、まんじゅうが怖いという男の話である。そう聞かされた悪友たちが、どっさりまんじゅうを買い込む。男は悲鳴を上げながら、「こんな怖いものはなくそう」と次々と平らげる。
実はまんじゅうが大好きという一席。言葉をうのみにしてはいけない。テレビの国会中継を横目で見ていたら、お騒がせ大臣を巡って「適材適所なのか」という問答を相変わらずやっていた。
いつ、どんな人が大臣になろうと、「適材適所」は決まり文句。敵も味方もそれを十分承知の上の論戦は「まんじゅう怖い」に似て、空々しく響く、まんじゅうを平らげ、「今度はお茶が怖い」と虫の良い注文をするのが噺のオチ。
激しい「適材」論戦も、「支持率が怖い」という人気取りの戦術だろう。重要法案の審議をそっちのけにした師走の大騒ぎである。いまに始まったことではないが、ヘビや毛虫やまんじゅう以上に、食えないセンセイたちである。
ヘビも毛虫も怖くないが、まんじゅうが怖いという男の話である。そう聞かされた悪友たちが、どっさりまんじゅうを買い込む。男は悲鳴を上げながら、「こんな怖いものはなくそう」と次々と平らげる。
実はまんじゅうが大好きという一席。言葉をうのみにしてはいけない。テレビの国会中継を横目で見ていたら、お騒がせ大臣を巡って「適材適所なのか」という問答を相変わらずやっていた。
いつ、どんな人が大臣になろうと、「適材適所」は決まり文句。敵も味方もそれを十分承知の上の論戦は「まんじゅう怖い」に似て、空々しく響く、まんじゅうを平らげ、「今度はお茶が怖い」と虫の良い注文をするのが噺のオチ。
激しい「適材」論戦も、「支持率が怖い」という人気取りの戦術だろう。重要法案の審議をそっちのけにした師走の大騒ぎである。いまに始まったことではないが、ヘビや毛虫やまんじゅう以上に、食えないセンセイたちである。
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