ニュージーランドから悲惨なニュースが毎日流れている。崩落した建物に埋まったという富山の語学学校一行の安否が気遣われる。
地震発生の第一報は、現地大使館によると、「日本人の被害情報はない」であった。それで一安心していたのだが、「ない」は「まだ届いていない」でしかなかった。さまざまな情報が瞬時に届く時代だが、知りたい情報が素早く手に入るとは限らない。
だから、もどかしさが募る。どうでもいいような情報は入ってくる。地震の直前、大量の鯨が漂着し、始末に困って人々は次々と処分したという。鯨に優しい人たちなのに、いざとなったら殺してしまうのか。
どうでもいい情報のせいで、そんなことを思っていた矢先、頭から冷や水を浴びた衝撃である。が、情報は乏しく、それが不安を募らせる地震の恐怖は、阪神大地震の被害者から繰り返し聞かされた。
「とても言葉にはできぬ」と、言われた記憶もある。被災した人たちも頼みになる情報を懸命に待っているはず。胸が痛む。
地震発生の第一報は、現地大使館によると、「日本人の被害情報はない」であった。それで一安心していたのだが、「ない」は「まだ届いていない」でしかなかった。さまざまな情報が瞬時に届く時代だが、知りたい情報が素早く手に入るとは限らない。
だから、もどかしさが募る。どうでもいいような情報は入ってくる。地震の直前、大量の鯨が漂着し、始末に困って人々は次々と処分したという。鯨に優しい人たちなのに、いざとなったら殺してしまうのか。
どうでもいい情報のせいで、そんなことを思っていた矢先、頭から冷や水を浴びた衝撃である。が、情報は乏しく、それが不安を募らせる地震の恐怖は、阪神大地震の被害者から繰り返し聞かされた。
「とても言葉にはできぬ」と、言われた記憶もある。被災した人たちも頼みになる情報を懸命に待っているはず。胸が痛む。