「仏具屋さんで聞いたんだけど、廻り灯籠をお盆に飾ってはいけないの?」
というコメントをいただきました。
うーーーん・・・・
廻り灯篭をお盆に使うのは間違いではないです。
少なくとも私どもの店のある、中国地方西部では。
実際、ネットなどでも「盆提灯」として「霊前灯」と言われるタイプの
「ぼんぼり」のような形のものもたくさん売られているし。
むしろ、個人的には「葬儀の時の提灯」を「初盆」に使う、というのが問題なのかな?
と思ったりもします。
語弊はあるかも知れないけれど、
葬儀の提灯によって慰められるのはまだ成仏していない「魂」。
初盆は必ず49日をすぎた「成仏した魂」が初めて家に帰ってくるもの
ですから、同じ提灯でも意味合いが違うのでは?と思います。
ただ、お盆の風習は地域によって本当に、大きな違いのあるもの。
仏具店さんだけでなく、お寺様とか親戚・知人など地域の風習をよく知る方
に相談されるのも一つの方法です。
もちろん、地域やお寺様によっては葬儀の時の提灯でもOK、とか
初盆でも廻転灯だけでOKという場合もあります。
同じ中国地方でも岡山あたりでは
「盆提灯は一対でなく、一個でもOK」「3年過ぎたら提灯は出さない」という
習慣もあります。