仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

「工場初出荷セール」カウントダウンです

2006-12-29 17:16:25 | 商品のこと

年明け早々に売出しがあります。

その名も「工場初出荷セール」。1月5日~1月8日の4日間です。

今年で3回目なのですが、メーカーさんからの協力もいただいての

年の初めの大々的な売り出しです。

会場は2ヵ所。柳井店と、周南市のピピ510という所の

ホールを借りてます。

メーカーの工場直送、という利点を生かして価格はかなりのお買い得。

それにもまして、毎回この売出しには「ほぉ~~」とか「へぇ~~」と

言っちゃうような、新作のお仏壇がお目見えするのも

自慢の一つ。

 

今は準備と年の瀬が重なってばたばたしてますが

とりあえず、チラシだけはアップしましたが、

お近くの方はぜひ直接お越しください。

フレッシュなお仏壇骨董品のスタッフがお待ちしております。

 

 


お仏壇選びと結婚相手

2006-12-25 17:49:40 | 本音

先日来店されたお客様。

たくさんのお仏壇を見ているうちに、迷ってしまって

なかなか絞りこめなくなってきてしまった様子。

こういうことはよくあることだけど、何かに似ているな~~~と

思っていたら・・・・。

そうそう、お見合いに似てるんだ!!!!

 

出来れば男前(あるいは美人)で、経済力があって、

アタマもスタイルも性格もよくって・・・・・・・と初めは誰だって理想があるもの。

それが、たくさんの人に会い、現実に直面し、

ま、顔はそれほどじゃなくても経済力があれば・・・・とか

経済力は並だけどアタマよさそうだし・・・という風に理想と現実の

折り合いをつける中で、初めの理想の条件のうちから

譲るもの、譲れないものが絞り込まれてくる、というわけです。

 

お仏壇選びも似てるよね。

安くて、丈夫で、品質が良くて、美しいもので・・・・・と初めの理想は当然高い。

でも、そうこうするうちに、少々高くても質が良いものを、とか

見た目がまぁまぁだし、手ごろな値段だから・・・と絞りこまれてくるんですよね。

その上、「この仏壇を買ったら、自分はどういう風に手を合わせたり、

祀ったりするのか???」なんてそれから先の生活などを想像して見るところも

結婚と似てるかも。

 

お見合いと違って、気になれば何度でも戻って吟味できるのですから

じっくりと、自分にとっての「譲る部分」「譲れない部分」を

見定めていただきたいと思います。

なにせ、よほどの事情がない限り、おそらくは一生に一度の買い物。

このあたりも結婚と似てますね。まぁ、何度も変える(?)人もいますが・・・。


ヴェネツィアングラスの・・・・

2006-12-23 16:36:57 | 商品のこと

美しい色合いで有名なヴェネツィアン・グラス

ムラーノグラスとも呼ばれるこの美しい工芸品はその製法の秘密が

もれることを恐れるあまり、ガラス職人たちをムラーノ島に強制移住させ、

厳しく管理したこともまた、有名な話。

 

ところが、ところが・・・・・・

そんなヴェネツィア政府の心配もどこへやら・・・・。この美しいグラスは

めぐりめぐって、遥か彼方、イスラムの国々もすっ飛ばし、

この極東「黄金の国、ジパング」で念珠に姿を変えたのでありました・・・・・。

「アドリア海の女王」の至宝がこんなところで仏教と出会ってるとは

まさに、マルコ・ポーロにも想定外!!

 

それにしても、この玉の微妙にして鮮やかな発色。

見事としか言いようがありません。

コバルトやマンガンなど様々な鉱物を混ぜることで

複雑な色合いを表現するのだとか。

写真の2点のほかにも、美しいブルーに銀を散らしたようなものとか

スモーキーなピンク、ガラスの内部に金色が沈んで見えるようなもの等等、

見ていて飽きることがありません。

天然石の輝きが自然の中での様々な偶然と調和によって生み出されたもの

だとすると、

この美しい工芸品の輝きは人間の研ぎ澄まされた英知と熟練によって作り出された

ものだと言えるでしょう。

いや~~目の保養になりました。


日進月歩

2006-12-21 14:58:46 | 本音

朝、出勤するとプリンタが事切れていました。

何度電源を入れなおしても「プリンタエラーです。取扱説明書をご覧下さい」の

メッセージ。

この年末に、冗談じゃない!!今から修理に出したら年が明けるかもしれない!!

そうでなくても印刷しなきゃならないものがたくさんあるのに!!!!

 

切羽詰ってメーカーのサポートに電話。

親切なおねえさんの

「こうしてみてください」「ああしてみてください」のガイダンスを頼りに

あれこれやってみるけど、やっぱりだめ。

そういえば、使い始めて6年、過去2回も修理してるし、

やっぱり寿命かなぁ?????

 

と、言うわけで新しいプリンタ設置!!

速い!!きれい!!と素直に嬉しがる面々。

前のプリンタに比べると格段の差。

6年の間にこうまで進歩するものか~~~となんだか

思えば遠くへ来たもんだ」状態。

便利そうな(まだ使いこなしてないからホントに便利かどうかは実感がない)

機能もいっぱいついてるし。

 

でも、でも、でも・・・

モノも技術もどんどん進むのにアタマがそれについていってくれない!!!

新しい道具の便利さを喜びながらもその使い方を覚えなくちゃならない

という現実に思わずため息。

一個覚えたら他に大事なことを一個忘れるんじゃないか、という

自分の脳へのあくなき不信感。

 

少々不便でもいいから、シンプルで使いやすい道具にしてくれ!!って

思いだしたら、老いへの一歩かなぁ・・・・・。

 


新入荷のお仏壇

2006-12-18 17:09:09 | 商品のこと

本日入荷したお仏壇。所定の位置に展示したとたん、

スタッフから「ほぉ~~」という声。

日ごろ辛口というよりは毒舌の面々も「いい!!」の一言。

どこがそんなに皆の目にとまったのかというと、やはり写真の

この、彫りでした。

大戸を開くと、障子部分に大きく向かい合わせにこの鳳凰の彫刻です。

バックの唐草の繊細さと鳳凰の迫力がいい感じの緊張感を生んで、

障子を開けたときの内部のつくりに期待させます。

 

障子の印象とは逆に内部は意外とすっきりしたデザイン。

ところどころに今までのお仏壇にはない感じの

立体的な彫りが施されていて程よくモダンな印象を作り出しています。

 

材質はテカテカしていない、すり漆仕上げの紫檀。

凝った彫刻を品よくまとめています。

 

・・・って、新しい仏壇が入荷すると

この商品の良さをどのような言葉で表現したら

 お客様の琴線に触れるか??」とあれこれ言葉を探すことの繰り返し。

彦摩呂の苦労がちょっぴりわかるような気がします。

 

「この彫刻!このエッジのキレ!

 紫檀仏壇のトリプルアクセルや~~~ん」  スミマセンm(_ _)m

 

 

 


サンタを信じる年頃

2006-12-17 17:33:54 | 本音

お客様のお孫さんの話。

小2のお孫さんが、偶然タンスを開けたらそこには

僕がサンタさんにお願いしていたものが!!!」

サンタさんは本当はお父さんなのか?悩んだ子供はおじいちゃん

こっそり相談したそうです。

おじいちゃんも

「サンタさんも忙しいからお父さんに頼んだんじゃ。

 サンタさんを信じていない子供のところにはプレゼントはこないんじゃ」と

苦しい言い訳。

さらに、小6のおねぇちゃんはどう思っているのか気になったおじいちゃん。

孫娘に尋ねたそうです。

おねぇちゃん曰く

「お父さんたちがサンタさんなのは知ってるけど、

 それを言ったらプレゼントが貰えなくなるから、

 サンタさんを信じてる、って言ってあるよ

オトナなお答えでした。

 

ちなみにわが社の向い側のピザ屋さんは先週あたりから

サンタの衣装を着てデリバリーしてます。

サンタに会いたかったら、ピザ、注文してみる?!

 


「手」は口ほどにものを言う!?

2006-12-15 17:15:36 | 本音

接客という仕事をしていると、結構気になるのが「手」の置き所

挨拶の時のようにずっと前で重ねているのも堅苦しいし、

ぶらぶらさせるのも落ち着かないし。

同じ体勢でいるわけにもいかないので、なるべく話の合間に

手を動かします。形をイメージしてみたり、「あちらに」「こちらに」と方向を

示してみたり。(この時「あっちに」「こっちに」ではイメージダウン!!)

 

この時、特に気をつけるのが、「掌を見せる」ということ。

心理学関係の本とか、以前、三輪明宏さんも言っていたけれど

「掌を見せる」というのは相手に対して心を開いている、ということの

現れだそうです。

「手の内」なんて言葉もあるくらいですから掌を隠していると

隠し事があるように感じられるのかもしれません。

だから、ともかくも警戒心を解いて、リラックスしていただくために

チャンスを見つけて掌を見せる、を心がけています。

 

今話題の「江戸しぐさ」では「商売人の腕組み、足組みはお客を遠ざける」と

いったそうですが・・・・現代のホテルでは後ろに手を組むこともタブーとか。

自然と胸が反ってえらそうな感じになるから。

そういえば「腕組み」も「後ろ手」もやっぱり見えませんね。掌。

手の置き所一つが商談の成否を決める、とまでは言わないけれど

話の風向きくらいは変えているんじゃないかと思うとおろそかには

出来ません。

接客は奥が深いのです。

 

 


腕輪念珠のお助け隊

2006-12-12 17:08:12 | 商品のこと

腕輪念珠(腕輪数珠・数珠ブレスレット)をつなぎ変えたり、

お客様の希望で石を組み替えたり・・・・・そんなこんなで

ふと気が付けば、腕輪修理のためのお道具箱の中には

様々な石がたまっています。

 

これが腕輪念珠を売るときの強~~い味方になってくれます。

「形も大きさもいいんだけど、ここに入っている、この石の色がちょっと・・・・」と

いうような時には

玉を組み替えましょうか?」

「気に入っているんだけど、ちょっと小さい」というお客様には

玉を足しましょう。」

購入を迷っていたお客様がこの一言でお買い上げ、ということも

珍しくありません。

 

ゴムが切れて玉が足らなくなった・・・・などというときにも

合う玉があれば、すぐに対応できます。

 

さらに、最近ちょっと威張ってお勧めするのが写真下方の

カラフルなゴム

水晶など透明な石の場合はゴムの色を変えることでずいぶん

印象が変わります。

買っていただいたその場でお気に入りの色のゴムに通し換える

というのも好評です。

 

もう処分しようかな???などというお数珠も

ゴムを替えて腕輪念珠に再生すれば、新たな愛着もわいてくるというもの。

腕輪修理のための道具箱は「お客様満足のためのプラスアルファ」を

生み出す大切な箱です。


おばあちゃんになったら・・・

2006-12-11 16:47:11 | 一般人のつぶやき

あるお寺さんでの話。

やんちゃが過ぎておばあちゃんから叩かれてしまった孫。

半べそで必死の抵抗。

ヽ(`Д´#)ノ 「人を叩いちゃいけないんだよ~~!!!!!」

パコン!( - -)/「ばーちゃんはいいの!!」

ヽ(`Д´#)ノ「そんなん言うんなら

       だって、だって、

       ばあちゃんになったらいっぱい叩いてやるんだから!!!!」

 

・・・・・彼は一生、人に手をあげることのない心優しい

じーちゃんになることでしょう