ご訪問いただき、
ありがとうございます。
今回の大雨で被害のあった地域の皆様に
心からお見舞い申し上げます。
数年前に、床上浸水を経験した身としては、本当に身につまされます。
さて・・・・
たまにはお仏壇のことなど・・・・。
本日、金仏壇が入荷しました。
今回入荷したお仏壇は宮殿がワザあり。
(くうでん、と呼びます。御本尊さまを祀る、謂わばお仏壇のメインステージ)
一般的な金仏壇の宮殿はこんな感じ。
柱はフラットな部分に立ち、
一続きの屋根を3つの間で共有しています。
今回入荷したものは
柱の下にもう一つ台があり、
屋根も真中の部分のみ。
初めの写真のお仏壇が
土地と屋根とを共有してる「長屋」とすると、
こちらは
屋根も土地も独立独歩の一戸建て。
これ、「堂造り」と呼ばれる特別な造りです。
Wikipediaによると「堂造り」とは
「寺院宮殿を模した一間の可動式の宮殿。
災害時、本尊をもって避難することができるためとも言われる。
手間がかかるため、高級品にしか用いられない。」
大事な御本尊さまの災害対策だったのですね・・・・。
可動式、ということはどこから見られてもOK、なように、
造りに手が抜けない、ということでもあります。
今回のお仏壇も宮殿はあとから据えたもの。
初めはこんな感じ
そこにメインの宮殿登場。
で、最初の写真が完成形。重厚感バツグンです。
可動式、とはいえ、
これを抱えて逃げなくちゃいけないようなことは
ないに越したことはなく。
出来れば末永く、この場で家族を見守っていただきたいものです。